AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84
の続き。
■話を始める前に
これは昨年の秋、佐藤亜美菜と近野莉菜の合コン騒動の時に書いたエントリである。
今回の騒動のおかげで、AKB48から「規律」が失われていることが明らかになった。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/191563f634d509542a3cf5c0a66abdef
何度も繰り返すように、組織から「規律」が失われていることが問題だ。
今回の件によって、AKB48という組織から「規律」が失われているということがよくわかった。
もし、AKB48の品質に関する問題を各事務所に預けるというのなら、もう運営にはAKB48全体の方向性を決定する力はないということだ。
AKB48の未来も危ういものとなるだろう。
運営に組織運営者としての自覚が足りないと思う。
それとも、意図的な無作為なのか。
遅すぎるということはないから、今から学習しないか。
すばらしい学習の機会になったと言おうじゃないか。
この問題の本質を再認識しない限り、今後もこの手の問題は起き続けるだろう。
■ アイドルをやるのは「自分のため」
AKB48は人数が多いが脱退者も多い。
AKB48がデビューした時の1期生は22人であったが、6年8カ月17日後の東京ドーム公演まで残ったのは1.5期と呼ばれる篠田麻里子を入れると、たった6人であるし、2012年だけを見てもAKB48だけで14人(研究生含む)が卒業している。
離脱率は年15%程度になる。
オーディションを合格してAKB48のメンバーになっても、3年で半分が辞める計算だ。
アイドルと比較するのは適切ではないかもしれないが、一般民間企業ならば驚くべき数値である。
この数値は、人材流動性の高いインドや中国のIT業界並みだが、そう考えると何か納得もいく。
「組織のために忠誠を尽くすことはほとんどない。」ということである。
アイドルをやるのは「自分自身のため」である。
これは極当たり前の話だ。
自然は命をムダにする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e98d828c318cbd4d9677b82f653b26c8
■ AKB48という「組織」
しかし、AKB48がアイドルグループとして驚異的な成果を上げることができた理由は、それだけで終わらなかったことにある。
AKB48は「組織」である。
やすす先生は「AKB48とは高橋みなみのことである。」と評したが、『AKB48』は特定のメンバーを具体的に指示さない。
『AKB48』とは何か?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/af87f1dafba669f391cb2f4b218cfd2b
チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c
ゴリ推しの基本は「相乗効果」である
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7bae3a20beab108baacee7dfe2ec8f4b
『AKB48』が特定のメンバーや何かを指し示すものではないから、全ての力を『AKB48』の一点に集めることができる。
「自分のため」に存在するアイドルの力を『AKB48』に集約する。
この「個人としてのアイドル」と「組織としてのAKB48」の両立こそが『AKB48』のある側面での強さの秘訣である。
■ 組織への忠誠と「マジ」
なぜ、「アイドル」であるメンバーは「AKB48」に「マジ」という形で「忠誠」を尽くすのか。
一つには「それが個人の成功のために合理的な選択だから」とはいえるが、それだけでは十分ではない。
個々のメンバーから想定を超える貢献を引き出し、それを発散させずに一つの方向に向かわせることができたのはなぜだろう。
それは「共通の目的」があったからである。
「東京ドーム公演(1830m)」である。
だが、その「共通の目的」はもはやない。
■「AKB48第2章」という現実否認
共通の目的を掲げないまま「AKB48第2章」ははじまった。
1月の終わりに「ユニット祭り」と合わせて5日間かけて「リクエストアワー2013」が開催されたが、その場で武道館でのAKB48/SKE48/NMB48/HKT48それぞれのグループによる単独公演と、女性アーティスト初となる日産スタジアムでの公演が発表された。
これは新しい目標になるだろうか。
正直に言ってならないと私は思う。
「日産スタジアム公演」と「東京ドーム公演」との間に本質的な違いが何もないからだ。
■ 「規律」を失った組織
自転車は動いている時には安定しているが、停止すると不安定になり横に倒れてしまう。
前に進んでいる時は自然と安定する(規律が保たれる)から、安定性について考える必要がほとんどない。
だが、速度が落ち停止するとどうなるだろうか。
運転手は何も変わっていなくても、速度が落ちるだけで転倒する可能性が高くなる。
その時、目に見えない力に支えられていたことに気づく。
これまで「規律」が保てていたのは「共通の目的」があったからだ。
■ 「1830m」に留まる限り問題は起き続ける
漕ぎ出し前に出ない限り、フラフラすることは避けられない。
しかし、次に問題になるのは「漕ぎ出す力があるのか」という点である。
皆の力を調和させなければ漕ぎ出すことはできない。
■ 多様性と伸びきった戦線
■ 空疎に響くリーダーの声、実感なき活躍
■ メンバー1人ひとりがスターになる目標
■ 「チーム」を再興する
■ 「原点」と「夢」の融合
■ 「新しい物語」を創り出す
■ 「1831m」
DVD/BDを売りたいのはわかるんだけどね。
ぱるるじゃないけど、項目だけ書いたところで眠くなっちゃった・・
何かここ数日偉そうなことばっかり書いてるから、続きは書かないと思う。
基本、以前からの繰り返しだし。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84
の続き。
■話を始める前に
これは昨年の秋、佐藤亜美菜と近野莉菜の合コン騒動の時に書いたエントリである。
今回の騒動のおかげで、AKB48から「規律」が失われていることが明らかになった。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/191563f634d509542a3cf5c0a66abdef
何度も繰り返すように、組織から「規律」が失われていることが問題だ。
今回の件によって、AKB48という組織から「規律」が失われているということがよくわかった。
もし、AKB48の品質に関する問題を各事務所に預けるというのなら、もう運営にはAKB48全体の方向性を決定する力はないということだ。
AKB48の未来も危ういものとなるだろう。
運営に組織運営者としての自覚が足りないと思う。
それとも、意図的な無作為なのか。
遅すぎるということはないから、今から学習しないか。
すばらしい学習の機会になったと言おうじゃないか。
この問題の本質を再認識しない限り、今後もこの手の問題は起き続けるだろう。
■ アイドルをやるのは「自分のため」
AKB48は人数が多いが脱退者も多い。
AKB48がデビューした時の1期生は22人であったが、6年8カ月17日後の東京ドーム公演まで残ったのは1.5期と呼ばれる篠田麻里子を入れると、たった6人であるし、2012年だけを見てもAKB48だけで14人(研究生含む)が卒業している。
離脱率は年15%程度になる。
オーディションを合格してAKB48のメンバーになっても、3年で半分が辞める計算だ。
アイドルと比較するのは適切ではないかもしれないが、一般民間企業ならば驚くべき数値である。
この数値は、人材流動性の高いインドや中国のIT業界並みだが、そう考えると何か納得もいく。
「組織のために忠誠を尽くすことはほとんどない。」ということである。
アイドルをやるのは「自分自身のため」である。
これは極当たり前の話だ。
自然は命をムダにする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e98d828c318cbd4d9677b82f653b26c8
■ AKB48という「組織」
しかし、AKB48がアイドルグループとして驚異的な成果を上げることができた理由は、それだけで終わらなかったことにある。
AKB48は「組織」である。
やすす先生は「AKB48とは高橋みなみのことである。」と評したが、『AKB48』は特定のメンバーを具体的に指示さない。
『AKB48』とは何か?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/af87f1dafba669f391cb2f4b218cfd2b
チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c
ゴリ推しの基本は「相乗効果」である
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7bae3a20beab108baacee7dfe2ec8f4b
『AKB48』が特定のメンバーや何かを指し示すものではないから、全ての力を『AKB48』の一点に集めることができる。
「自分のため」に存在するアイドルの力を『AKB48』に集約する。
この「個人としてのアイドル」と「組織としてのAKB48」の両立こそが『AKB48』のある側面での強さの秘訣である。
■ 組織への忠誠と「マジ」
なぜ、「アイドル」であるメンバーは「AKB48」に「マジ」という形で「忠誠」を尽くすのか。
一つには「それが個人の成功のために合理的な選択だから」とはいえるが、それだけでは十分ではない。
個々のメンバーから想定を超える貢献を引き出し、それを発散させずに一つの方向に向かわせることができたのはなぜだろう。
それは「共通の目的」があったからである。
「東京ドーム公演(1830m)」である。
だが、その「共通の目的」はもはやない。
■「AKB48第2章」という現実否認
共通の目的を掲げないまま「AKB48第2章」ははじまった。
1月の終わりに「ユニット祭り」と合わせて5日間かけて「リクエストアワー2013」が開催されたが、その場で武道館でのAKB48/SKE48/NMB48/HKT48それぞれのグループによる単独公演と、女性アーティスト初となる日産スタジアムでの公演が発表された。
これは新しい目標になるだろうか。
正直に言ってならないと私は思う。
「日産スタジアム公演」と「東京ドーム公演」との間に本質的な違いが何もないからだ。
■ 「規律」を失った組織
自転車は動いている時には安定しているが、停止すると不安定になり横に倒れてしまう。
前に進んでいる時は自然と安定する(規律が保たれる)から、安定性について考える必要がほとんどない。
だが、速度が落ち停止するとどうなるだろうか。
運転手は何も変わっていなくても、速度が落ちるだけで転倒する可能性が高くなる。
その時、目に見えない力に支えられていたことに気づく。
これまで「規律」が保てていたのは「共通の目的」があったからだ。
■ 「1830m」に留まる限り問題は起き続ける
漕ぎ出し前に出ない限り、フラフラすることは避けられない。
しかし、次に問題になるのは「漕ぎ出す力があるのか」という点である。
皆の力を調和させなければ漕ぎ出すことはできない。
■ 多様性と伸びきった戦線
■ 空疎に響くリーダーの声、実感なき活躍
■ メンバー1人ひとりがスターになる目標
■ 「チーム」を再興する
■ 「原点」と「夢」の融合
■ 「新しい物語」を創り出す
■ 「1831m」
DVD/BDを売りたいのはわかるんだけどね。
ぱるるじゃないけど、項目だけ書いたところで眠くなっちゃった・・
何かここ数日偉そうなことばっかり書いてるから、続きは書かないと思う。
基本、以前からの繰り返しだし。