まとまった時間がとれないので過去エントリを使って駆け足で
昨夜『ライムスター宇多丸のWEEKEND SHUFFLE「秋元康・宇多丸 スペシャル対談!」』を聴いた。
率直な感想としては、このままではマズイなと思う。
(変な喩えだが)
「AKB48という器」は、エネルギー生成器ともいえる。
メンバーという要素に公演やイベント、楽曲などの課題やテーマを提示すると、1人ひとりのメンバーからエネルギーが放出され、それが他のメンバーにも作用して新たなエネルギーが生み出される、という連鎖反応が起きる。
この連鎖反応をねずみ算的に起こせば大きなエネルギーを生み出すことができるが、エネルギーには正負の両面があって、正のエネルギーがいかに有用であっても、それと同等の負のエネルギーを処理する能力がなければエネルギー生成を持続的に運用することはできない。
ここには大きく2つの立場が存在する。
「理論」と「実践」である。(医療なら「基礎」と「臨床」)
わかりやすくいうと、「AKB48という器でどうやってエネルギーを生み出すか」という話と、「どうやってAKB48という器を作るか」という話の2つがあるということであり、両者に求められる能力は相補的ではあるものの別のモノである。
それゆえ以前から当Blogとしては、稀代の天才クリエイターのエネルギーの多くを前者の「理論」に集中させるべきであり、後者の「実践」は事業家や組織論者に任せるべきであると主張していたつもりであり、↓実際ある水準ではそうなっていると思っていた。
AKB48が革新的である理由。経営論の常識を覆すやすす先生のAKB48経営論
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/b4deb8f97c5849c2e58477ef3736611a
だが、実際には、問題が起きるとそうも言ってられず後者の部分もやすす先生が引き受けなければならなくなる。
AKB48というエネルギー生成器を運用していく上で「正のエネルギー」と同時に発生する「負のエネルギー」の処理システムの設計もせざるを得ない。
一つには後者を担う人材の不足が原因といえるのだが、やすす先生も言うように「AKB48が大きくなり過ぎた。」ことも大きな要因の一つだ。
「理論」と「実践」の両方をカバーするにはもう既に個人の能力を超えているのだ。
これはAKB48の特殊性でもなんでもなく、あらゆる組織に共通する普遍的な課題である。
組織が大きくなれば必ずぶち当たる課題であるのだ。
それゆえメンバーよりも、運営やスタッフにおいて「チーム」の概念が重要になってくるだろう。
AKB48がチーム活動を重視しなければならない理由をもう一度語ろう
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cd2369445963c0bba14b08501f1dbb86
そして何より、AKB48が1831mへ進めていないのは、「今日から1831mだ!」と檄を飛ばしたやすす先生自身が1831mへ踏み出せていないことが最大の理由である。
AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84
---------------------------
宇多丸さんはもっとやすす先生が前面に出てくるべきだと主張していたが、私は違う意味で同じことを主張する。
やすす先生は、説明しだすと全てに答えなければならないし、揚げ足も取られるし、完全な説明などできないと言っていたが、説明を全てやすす先生がする必要は無い。
やすす先生を起点とするAKB48の優良顧客ネットワーク(コミュニティ、ググタス流に言えばサークル)を構築して、偏見やデマの発生や流布を抑えるのだ。
「ネットワークの力」を利用するのだ。
(ググタス初期にずいぶん主張したから今はもう語らないけど)
やすす先生!あなたがもっとググタスで語るべき理由の1つを説明します。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/160f4c424d60acd40b875393f558faa9
それと、AKB48が直面している問題は、みなが思っているよりもずっと難しい問題だと思う。
ミエナイチカラよ輝け
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2bbf4831b68d8a0ac37ec285e4199518
AKB48が挑戦している難しい問題 ~社会的複雑性(多様性の高まり)~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/81af48ec44ccac04b031909ccd3327c3
前述した「ネットワークの力」とともに、「みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき」である。
説明し尽くすことはできないし、理解を与えることもできないのだから、進む道はAKB48を辞めるか、この道を行くかの2択しかない。
その活動の中で「恋愛禁止条例」の理解も深まり、広がっていくだろう。
とにかく新しい発想が必要だ。
入山杏奈の素敵なクイズ投稿を支持する。みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e4337029ed5bbe32ab7b48e2ec9f96c2
AKB市民をどう醸成していくかが本丸 ~ 恋愛禁止条例は「コモン・ロー」である ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/55a577149d152112419717d55ea7a760
昨夜『ライムスター宇多丸のWEEKEND SHUFFLE「秋元康・宇多丸 スペシャル対談!」』を聴いた。
率直な感想としては、このままではマズイなと思う。
(変な喩えだが)
「AKB48という器」は、エネルギー生成器ともいえる。
メンバーという要素に公演やイベント、楽曲などの課題やテーマを提示すると、1人ひとりのメンバーからエネルギーが放出され、それが他のメンバーにも作用して新たなエネルギーが生み出される、という連鎖反応が起きる。
この連鎖反応をねずみ算的に起こせば大きなエネルギーを生み出すことができるが、エネルギーには正負の両面があって、正のエネルギーがいかに有用であっても、それと同等の負のエネルギーを処理する能力がなければエネルギー生成を持続的に運用することはできない。
ここには大きく2つの立場が存在する。
「理論」と「実践」である。(医療なら「基礎」と「臨床」)
わかりやすくいうと、「AKB48という器でどうやってエネルギーを生み出すか」という話と、「どうやってAKB48という器を作るか」という話の2つがあるということであり、両者に求められる能力は相補的ではあるものの別のモノである。
それゆえ以前から当Blogとしては、稀代の天才クリエイターのエネルギーの多くを前者の「理論」に集中させるべきであり、後者の「実践」は事業家や組織論者に任せるべきであると主張していたつもりであり、↓実際ある水準ではそうなっていると思っていた。
AKB48が革新的である理由。経営論の常識を覆すやすす先生のAKB48経営論
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/b4deb8f97c5849c2e58477ef3736611a
だが、実際には、問題が起きるとそうも言ってられず後者の部分もやすす先生が引き受けなければならなくなる。
AKB48というエネルギー生成器を運用していく上で「正のエネルギー」と同時に発生する「負のエネルギー」の処理システムの設計もせざるを得ない。
一つには後者を担う人材の不足が原因といえるのだが、やすす先生も言うように「AKB48が大きくなり過ぎた。」ことも大きな要因の一つだ。
「理論」と「実践」の両方をカバーするにはもう既に個人の能力を超えているのだ。
これはAKB48の特殊性でもなんでもなく、あらゆる組織に共通する普遍的な課題である。
組織が大きくなれば必ずぶち当たる課題であるのだ。
それゆえメンバーよりも、運営やスタッフにおいて「チーム」の概念が重要になってくるだろう。
AKB48がチーム活動を重視しなければならない理由をもう一度語ろう
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cd2369445963c0bba14b08501f1dbb86
そして何より、AKB48が1831mへ進めていないのは、「今日から1831mだ!」と檄を飛ばしたやすす先生自身が1831mへ踏み出せていないことが最大の理由である。
AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84
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宇多丸さんはもっとやすす先生が前面に出てくるべきだと主張していたが、私は違う意味で同じことを主張する。
やすす先生は、説明しだすと全てに答えなければならないし、揚げ足も取られるし、完全な説明などできないと言っていたが、説明を全てやすす先生がする必要は無い。
やすす先生を起点とするAKB48の優良顧客ネットワーク(コミュニティ、ググタス流に言えばサークル)を構築して、偏見やデマの発生や流布を抑えるのだ。
「ネットワークの力」を利用するのだ。
(ググタス初期にずいぶん主張したから今はもう語らないけど)
やすす先生!あなたがもっとググタスで語るべき理由の1つを説明します。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/160f4c424d60acd40b875393f558faa9
それと、AKB48が直面している問題は、みなが思っているよりもずっと難しい問題だと思う。
ミエナイチカラよ輝け
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2bbf4831b68d8a0ac37ec285e4199518
AKB48が挑戦している難しい問題 ~社会的複雑性(多様性の高まり)~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/81af48ec44ccac04b031909ccd3327c3
前述した「ネットワークの力」とともに、「みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき」である。
説明し尽くすことはできないし、理解を与えることもできないのだから、進む道はAKB48を辞めるか、この道を行くかの2択しかない。
その活動の中で「恋愛禁止条例」の理解も深まり、広がっていくだろう。
とにかく新しい発想が必要だ。
入山杏奈の素敵なクイズ投稿を支持する。みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e4337029ed5bbe32ab7b48e2ec9f96c2
AKB市民をどう醸成していくかが本丸 ~ 恋愛禁止条例は「コモン・ロー」である ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/55a577149d152112419717d55ea7a760