進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

酒の問題について

2013-02-11 18:02:18 | AKB48_軽ネタ
最近、酒の絡む問題が多いよね。

わかるよ。

楽しいもんね。

酒の力に頼りたいことも多いしね。

でもね、やめた方がいい。

毎日酒をガブガブ飲んでる私が言っても説得力がないのかもしれないが、

禁酒するか、先輩が飲み方を教えるなりしてあげた方がいいよ。

(そういう先輩がいないことが問題か。親も事務所も頼りないしね。)

青い学生みたいに行き当たりバッタリでやってると、そりゃ酒の失敗の一つや二つくらいするでしょ。

とりわけ、酒を飲んでバカ騒ぎするのをストレスの逃げ道として使うようなやり方に安住してしまうのは避けた方がいい。

気持ちはわかるが、ちょっとした気の迷いで身を滅ぼすよ。

事が起きた後には後悔しきれないから、大人がアドバイスしてあげなよ。

本人に嫌われても責任を持って諭してあげるのが優しさというものです。

まぁ聞く耳持たないと思うけど。


これまで何度も酒で恥ずかしい思いをしてきた私からのアドバイスです(笑)



酒も恋愛もダメってなったらそれこそ坊さんみたいな人生だな(笑)

辛いことは修行だと思うのが一番いいけどね。

AKB48がチーム活動を重視しなければならない理由をもう一度語ろう

2013-02-11 10:10:17 | AKB48_オピニオン

日産スタジアム公演をやめて、チーム単独での東京ドーム公演を次の目標に掲げてみたらどうか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cf2020ee5fd5c5d646166d2342cdf914

の補足。

↑のエントリを完成させるつもりはない(汗


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東京ドーム公演の時に、SKE48やNMB48、HKT48のメンバー達はこう思ったに違いない。

「いつか私たちも単独でドーム公演をしたい。」


一方、AKB48の若手メンバーはどう思ったかというと、

「先輩たちの夢だった東京ドーム公演~~」



この心の声たちの意味するところは何か?

「AKB48のコト ≠ 自分のコト」ということ。

SKE48が「ナゴヤドーム」を目指すことと、AKB48が「日産スタジアム」や「国立競技場」を目指すことの間には本質的な差異がある。

ここを理解しないとAKB48第2章の迷走は続くだろう。


HKT48メンバーの勢いはどこからくるのか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/29928a60403681581807bb2b9e451095



AKB48は選抜メンバーから若手メンバーまで幅広く(グループ間で最も)多様であるため、グループで共通の目標を設定することが難しい。

どちらかを立てれば、どちらかが立たずという状況に陥りやすい。

既に東京ドームを実現してしまった「AKB48」としては「日産スタジアム」や「国立競技場」は適切な目標かもしれないが、若手メンバーにとっては不適切かもしれない。

AKB48全体の興行を優先することは、若手の成長機会を奪うことになりやすい。

これでは世代交代など夢のまた夢であり、持続的な成長力が失われ中長期では衰退していくだろう。


チーム4こそが次世代のAKB48 できなければAKB48はゆっくりと消滅するだけ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/112e9a62a9970d0be6f2d6734cdbafb6



第1次世代が東京ドーム公演という夢を果たしてモチベーションを維持できない状態に陥っているなら、本来、下からの突き上げで押し出されないとならないが、残念ながら、これまでAKB48全体の成長を優先し後進の育成が後手に回ってしまっていたため(やれる範囲内でやってきたと主張するであろうが)、新陳代謝の力が弱い。

これは「若手の責任」という精神論で片付けられる問題ではなく、「組織的失敗」である。


「9期生は研究生の頃のほうが輝いてた」という誤解
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/c6fea102fdbfc4d5fcd8887bd4784fa5



この問題を解決するべく、「チーム」を使うべきである。


なぜ「チーム」を活動の基本単位とするべきなのか。 ~チーム学習のススメ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/16f7d7e6a8ae2af8c876c1875a9b2019


「チーム」活動となると、どうしてもAKB48全体の活動よりも小粒になりますので「チーム」活動と「AKB48」としての一般層向けの活動とどうリンクさせるかは考えなければなりませんが、このまま延命を続けて徐々に衰退するよりもずっといいでしょう。

(本当に衰退するかどうかは推測でしかありませんが)

AKB48がだめでも、SKE48、NMB48、HKT48が控えていると言う人もいるでしょう。

10年後に「昔はAKB48が中心グループだったんだけどね。」なんて言う日も来るかもしれません。

AKB48として、座して死を待つか、打って出て活路を見い出すか、ということです。

これは「生みの苦しみ」です。


AKB48第2章はリーン・スタートアップで
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/658a3ded9e7797b628f17c244da952b9

実に象徴的な出来事だ!

2013-02-09 17:07:44 | AKB48_軽ネタ

象徴的な出来事だ!

よくやったぱるる!!

さすがだ(笑)

実は、この瞬間のスクリーンショット取ろうと思って待っていた(笑)

今はさらに順位を1つ上げた。






ぐぐたすで +1 が最も付いた投稿のランキング。(ArKaiBu Project48)
http://akbp48.com/stats/activityplus/















「峯岸さんは2点です。柏木さんは5点かな。」

日産スタジアム公演をやめて、チーム単独での東京ドーム公演を次の目標に掲げてみたらどうか?

2013-02-08 02:14:41 | AKB48_オピニオン
AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84

の続き。


■話を始める前に


これは昨年の秋、佐藤亜美菜と近野莉菜の合コン騒動の時に書いたエントリである。

今回の騒動のおかげで、AKB48から「規律」が失われていることが明らかになった。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/191563f634d509542a3cf5c0a66abdef


何度も繰り返すように、組織から「規律」が失われていることが問題だ。

今回の件によって、AKB48という組織から「規律」が失われているということがよくわかった。

もし、AKB48の品質に関する問題を各事務所に預けるというのなら、もう運営にはAKB48全体の方向性を決定する力はないということだ。

AKB48の未来も危ういものとなるだろう。

運営に組織運営者としての自覚が足りないと思う。

それとも、意図的な無作為なのか。

遅すぎるということはないから、今から学習しないか。

すばらしい学習の機会になったと言おうじゃないか。

この問題の本質を再認識しない限り、今後もこの手の問題は起き続けるだろう。



■ アイドルをやるのは「自分のため」


AKB48は人数が多いが脱退者も多い。

AKB48がデビューした時の1期生は22人であったが、6年8カ月17日後の東京ドーム公演まで残ったのは1.5期と呼ばれる篠田麻里子を入れると、たった6人であるし、2012年だけを見てもAKB48だけで14人(研究生含む)が卒業している。

離脱率は年15%程度になる。

オーディションを合格してAKB48のメンバーになっても、3年で半分が辞める計算だ。

アイドルと比較するのは適切ではないかもしれないが、一般民間企業ならば驚くべき数値である。

この数値は、人材流動性の高いインドや中国のIT業界並みだが、そう考えると何か納得もいく。

「組織のために忠誠を尽くすことはほとんどない。」ということである。

アイドルをやるのは「自分自身のため」である。

これは極当たり前の話だ。


自然は命をムダにする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e98d828c318cbd4d9677b82f653b26c8


■ AKB48という「組織」


しかし、AKB48がアイドルグループとして驚異的な成果を上げることができた理由は、それだけで終わらなかったことにある。

AKB48は「組織」である。

やすす先生は「AKB48とは高橋みなみのことである。」と評したが、『AKB48』は特定のメンバーを具体的に指示さない。


『AKB48』とは何か?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/af87f1dafba669f391cb2f4b218cfd2b


チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c


ゴリ推しの基本は「相乗効果」である
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7bae3a20beab108baacee7dfe2ec8f4b


『AKB48』が特定のメンバーや何かを指し示すものではないから、全ての力を『AKB48』の一点に集めることができる。

「自分のため」に存在するアイドルの力を『AKB48』に集約する。

この「個人としてのアイドル」と「組織としてのAKB48」の両立こそが『AKB48』のある側面での強さの秘訣である。


■ 組織への忠誠と「マジ」


なぜ、「アイドル」であるメンバーは「AKB48」に「マジ」という形で「忠誠」を尽くすのか。

一つには「それが個人の成功のために合理的な選択だから」とはいえるが、それだけでは十分ではない。

個々のメンバーから想定を超える貢献を引き出し、それを発散させずに一つの方向に向かわせることができたのはなぜだろう。

それは「共通の目的」があったからである。

「東京ドーム公演(1830m)」である。

だが、その「共通の目的」はもはやない。


■「AKB48第2章」という現実否認


共通の目的を掲げないまま「AKB48第2章」ははじまった。

1月の終わりに「ユニット祭り」と合わせて5日間かけて「リクエストアワー2013」が開催されたが、その場で武道館でのAKB48/SKE48/NMB48/HKT48それぞれのグループによる単独公演と、女性アーティスト初となる日産スタジアムでの公演が発表された。

これは新しい目標になるだろうか。

正直に言ってならないと私は思う。

「日産スタジアム公演」と「東京ドーム公演」との間に本質的な違いが何もないからだ。


■ 「規律」を失った組織


自転車は動いている時には安定しているが、停止すると不安定になり横に倒れてしまう。

前に進んでいる時は自然と安定する(規律が保たれる)から、安定性について考える必要がほとんどない。

だが、速度が落ち停止するとどうなるだろうか。

運転手は何も変わっていなくても、速度が落ちるだけで転倒する可能性が高くなる。

その時、目に見えない力に支えられていたことに気づく。

これまで「規律」が保てていたのは「共通の目的」があったからだ。


■ 「1830m」に留まる限り問題は起き続ける


漕ぎ出し前に出ない限り、フラフラすることは避けられない。

しかし、次に問題になるのは「漕ぎ出す力があるのか」という点である。

皆の力を調和させなければ漕ぎ出すことはできない。


■ 多様性と伸びきった戦線


■ 空疎に響くリーダーの声、実感なき活躍


■ メンバー1人ひとりがスターになる目標


■ 「チーム」を再興する


■ 「原点」と「夢」の融合


■ 「新しい物語」を創り出す


■ 「1831m」




DVD/BDを売りたいのはわかるんだけどね。

ぱるるじゃないけど、項目だけ書いたところで眠くなっちゃった・・

何かここ数日偉そうなことばっかり書いてるから、続きは書かないと思う。

基本、以前からの繰り返しだし。

AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている

2013-02-07 21:37:12 | AKB48_心の叫び

2012年8月の終わり。

AKB48の夢「1830m(東京ドーム公演)」の幕が開こうとするその時に、

やすす先生は「これからは1831mが始まる。」と檄を飛ばした。

次の日、劇場公演にて前田敦子が卒業すると、AKB48はこの時から「AKB48第2章」がはじまると声高らかに宣言していた。

しかし、この時から今までに一度も「AKB48第2章」が何なのか明らかになったことはない。

「第1章」から「第2章」に向けて「どう変わるのか。」「何が違うのか。」という部分が一切提示されないまま、「第2章」という言葉だけが宙に浮いている状態だ。

そもそも、「AKB48第2章」にはどんな意味があったのだろうか。

通常、組織の構成変更などの内部事情を外部に向けて広報するのは、それが外部に影響がある可能性が考えられる場合と、意図的に注意をひきつけたいプロモーションが理由と考えられるが、今回は前田敦子卒業によるAKB48への先行き不安を掻き消したいという想いが先行した結果だったのではないだろうか。

つまり、「AKB48第2章」というのは「中身」の話をしているのではなく、「気持ち」の話をしているのではないか、ということだ。

「変わらなければならない」「創造と破壊」という気持ちを言ってるだけで、実際のところ「どう壊す」のかという点について何もストーリーがないのではないか。

いや、これまでも行き当たりバッタリでやってきたし、組織の在り方として、多用な活動を生み出すために、組織の存続意義を表す広範な目的(理念)は設定するものの、意図的にある特定の目標を定めないというやり方はある。

もし、そうだとするなら、今AKB48は新しい目的を創り出す過程の「生みの苦しみ」を経験している最中なのかもしれない。

「AKB48第2章」を歩み始めるための準備段階ということだ。

だが、なんにせよ言えることは、まだ「AKB48第2章」は始まっていないということだろう。

(言うならば「AKB48第1.5章」というところか。)

東京ドーム公演を終えて、AKB48公式ブログの副題は「AKB48 TOKYO DOME までの軌跡」から「1830mから」に変更された。

その言葉の通り、AKB48はまだ「1830m」のところで留まっている。

「AKB48」の旗を掲げよ

2013-02-06 14:16:32 | AKB48_心の叫び




どうした。


旗が降ろされたままだぞ。


誰か旗を手に取り、掲げるんだ。


そして、旗に集うんだ。


たとえ夢やぶれたとしても、仲間が次から次へと倒れたとしても、去っていく者がいたとしても、


最後の瞬間まで旗を掲げ続け、信じた道を突き進む。


それがAKB48たる所以であり、誇りだろう?


それとも、東京ドーム公演の夢を果たしたことで、目的を失って進むべき道がわからなくなったのか。


旗に集う覚悟のない者は去ればいいし、


新しい旗を掲げたかったら掲げればいい。


旗を掲げるんだ。



【追記】

読み返すと、ずいぶん精神論だなぁと思ったが、

これは、たぶん最近『レ・ミゼラブル』を観た影響だな(笑)

今朝山手線が止まってた間、ずっとサントラ聴いてたからなぁ・・

映画『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER without RAIN』 ~ それぞれの真実 ~

2013-02-06 12:45:45 | AKB48_軽ネタ



新予告「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER~」リクエストアワーVer. / AKB48[公式]



仕事を早めに切り上げてレイトショーで『DOCUMENTARY of AKB48 ~少女たちは涙の後に何を見る~』を観て来た。

昨年の『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』より面白かった。

私の感覚がおかしいのか(たぶんおかしい部分あるのだろうけど)、ネットでの評判と自分が感じたことがずいぶん異なったので、

映画の余韻に浸りながら、思うことをツラツラと書こうと思う。


映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on』 私たちはそれでも夢を見る
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9a35eb8489365152db81d031affb51f5


まず、昨年に比べて悲壮感はない。

昨年は題名に「少女たちは傷つきながら、夢を見る」とあるように、傷つきながらも夢に向かって進む彼女達の姿が映し出されていた。

今回は、これまた題名に「涙の後に何を見る」とあるように、彼女たち1人ひとりが夢を追いかける過程、もしくはその結果、何を見て、何を感じるのか、という部分に焦点があたっている。

昨年はAKB48の「がんばる姿」を表現したのだが、今回はメンバー達の「生き様」を表現したのだと思う。

AKB48という活動によって生み出される様々な「結果」それ自体を判断するのではなく、結果がどうあれ、その良し悪しに関係なく、AKB48という類稀なるアイドルグループの中で、若い彼女たち1人ひとりが何を見て、何を感じ、何を考え、何を信じ、どこへ向かおうとしているのか、というところを掘り下げようというドキュメンタリー作品である。

もっとわかりやすくいうと、昨年はメンバー達のがんばる姿を見せて「AKB48とはこういうものです。」というプロモーション的な要素が強かったのに対し、今年はAKB48という題材をテーマにしたヒューマン・ドキュメンタリー映画になっている。



今回の一番大きなキーワードは「センター」だろう。

これは、やはり前田敦子の卒業と関係している。

絶対的エースであった前田敦子の卒業によって「センター」の価値に混乱が生じ、メンバーやファン、スタッフなど皆にとって「センター」というものが何なのかが解釈し直されることになった。

メンバー1人ひとりにとって「センター」が何なのか、この各々の様々な価値観が錯綜する混沌の中で、つまり、どうすればよいのかということを誰もがわからない中で、メンバー1人ひとりが何を考え、その結果、どうAKB48というグループは動いているのか、その様が見て取れる。


他の重要なキーワードは「AKB48ではないもの」かもしれない。

理由は様々だが、AKB48(AKB48らしいもの)以外の選択肢を選ぶ/選んだメンバーが何を思うか、という部分に注目するのは新しい部分だと思う。

これまでは知りたくても知れなかった部分でもある。

AKB48という「組織」が存在する以上、どれだけ巨大組織だとしてもAKB48の「内(AKB48らしいもの)」と「外(AKB48らしくないもの)」というものがある。

もちろん「外」であっても関連性を断ち切れるわけではないが、AKB48の外の世界も確かに存在するのであり、この映画は、その「外」の世界からAKB48を捉えなおす一つの機会となっている。

それは、どんな選択をしたとしても、それは1人ひとりにとって否定できない確かな現実なのであり、AKB48の内においては無価値かもしれないが、外の世界においては、1人ひとりにとっては価値のあるものなのである。



AKB48そのものがそうなのだが、キーワードや材料はあっても明示的な答えは何も提供されない。

この映画の何を見て、何を感じ、その結果何を考え、何を信じ、どうするのかはあなた次第だ。

いつも通り、結論がないのが結論である。

「峯岸さんは2点です。柏木さんは5点かな。」

2013-02-05 19:24:47 | AKB48_軽ネタ




誰か!!


たかみなが瓦解してしまった以上、誰かが名乗りを上げねばなるまい。


「恋愛禁止条例」を大上段に掲げ、一気に先輩どもを蹴散らす者はおらぬのか。


この流れを一気に変え得る真なるもののふはおらぬのか。


眼の前にチャンスが転がり込んでいるぞ!!


チャンスの順番がめぐってきてる!!


300人もいて、誰もおらぬのかっ!



ぱるるっ!!

「正当化」と「現実否認」の狭間で愛を叫べ

2013-02-05 17:09:23 | AKB48_心の叫び
いま想うことをダラダラと。



人間というのは、理解することや処理することの難しい状況に直面すると、

たとえば矛盾的状況を目の前にすると、「正当化」という行為を行います。

「正当化」というのは「不確実性(計算不能)をリスク(計算可能)に置き換える作業」で、知識を総動員してこれを行います。

あらん限りの理屈を持ち出して、眼の前の矛盾を論理的に解決しようとするわけです。


【補足】
よく「費用対効果をよくしよう!」と言うが、世の中には測定できないものが2つある。
人の幸福感、社会的価値、共同体的価値など数量化、定量化できないものだ。
もう一つ測定できないものは、確率論ではあらわせない不確実性なこと。
確率によって予測できる「リスク」と、確率的事象ではない「不確実性」とがある。


生物にとって「よくわからない状況」というのは、生命を維持するのによろしくない状況なので、

その状況が危険なのか、安全なのかを見極めようと、もしくは回避行動を取ろうとします。

「よくわからない状況」に「不安」や「恐怖」と感じるようにできている、というわけです。


いま安全が危ぶまれる状況だと判断すれば「恐怖」を感じ緊急回避行動(つまり逃げる)をとりますし、

安全が確保されているものの排除できない事物である場合には「不安」を「安心」に変換するために「正当化」を行います。

(排除可能と思えば「排除行動」にとる場合もあります。)


「正当化」は必要です。

「正当化」がなければ、毎日を生きていけないと思いますし、「正当化」する能力のある人は仕事ができます。

(「習慣」も1つの正当化です。)

ですが、よくわからないものに出会った時に、直観で嫌いと判断した場合、その「嫌い」を「正当化」しようとする癖にもある、ということです。

これはよく見かける光景ではないでしょうか。


しかし、これはまだよい方で、「正当化」に失敗すると、今度は「現実否認」をします。

精神科医エリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』に、有名な「死の受容プロセス:悲しみや悲劇を受容するまでの5段階」というものがあります。

以下、Wikipediaからの抜粋です。


第1段階 「否認」

患者は大きな衝撃を受け、自分が死ぬということはないはずだと否認する段階。「仮にそうだとしても、特効薬が発明されて自分は助かるのではないか」といった部分的否認の形をとる場合もある。


第2段階 「怒り」

なぜ自分がこんな目に遭うのか、死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。


第3段階 「取引」

延命への取引である。「悪いところはすべて改めるので何とか命だけは助けてほしい」あるいは「もう数ヶ月生かしてくれればどんなことでもする」などと死なずにすむように取引を試みる。神(絶対的なもの)にすがろうとする状態。


第4段階 「抑うつ」

取引が無駄と認識し、運命に対し無力さを感じ、失望し、ひどい抑うつに襲われなにもできなくなる段階。すべてに絶望を感じ、間歇的に「部分的悲嘆」のプロセスへと移行する。


第5段階 「受容」

部分的悲嘆のプロセスと並行し、死を受容する最終段階へ入っていく。最終的に自分が死に行くことを受け入れるが、同時に一縷の希望も捨てきれない場合もある。受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。希望ともきっぱりと別れを告げ、安らかに死を受け入れる。「デカセクシス(Decathexis)」とロスが呼んだ状態である。この状態で最期の言葉を残すことが多い(例:ゲーテ「もっと光を」、夏目漱石「もう泣いてもいいよ」)。



ただ、キューブラー・ロスは否認を否定的に捉えるのではなく、むしろ非常に困難な状況に対処するための健全な手段とみなしいてます。

「否認は予期しない衝撃的な知らせに対する、緩衝材としての役割を果たす。否認によって患者は気持ちを立て直し、それほど過激ではない他の自己防衛策を取れるようにする。」

ただし、こうしたことが当てはまるのは、結果が避けられないもので、またどれほど現実を直視しようとしてもそれが変えられない時だけです。

当Blogでは、これまで「現実否認」について幾つかエントリを書いておりますので、お時間ありましたらご覧ください。


現実否認と夢 そして愛
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/20573f10f72f22c159495a6aee7bffdd


なぜ自覚もプロ意識もあるのに問題を起こすのか ~現実否認~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/21c1c45068b71e99a133525be25eaebc


AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a80eca62b4d07869cc1780d4e713a0c


率直に真実を語る重要性 ~コカコーラの失敗:カンザス計画~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0b5d472b756e70b5561866829b4abed0


このようにして、人間というのは「正当化」と「現実否認」を繰り返し、いつかは「受容(悟り)」の境地に達するのだと思います。

ただ、この「正当化」→「現実否認」の流れを遮る勇気の存在、というものも私は認めたい、と思うわけであります。


少年少女よ嘘をつけ!!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1a4534769840e97713e977324b0abc3e


否認の魅力が、魔力ほどに強いのは、短期的にはそれでうまくいくことがあるからだ。

だが、否認によって長期的にうまくいく可能性はほとんどない。

状況が実態よりも良いようなフリをすることは、最終的にはほぼ確実に破滅的な状況に繋がる。

「夢」が真に有用なものとなるのは、現実を否認するのではなく、現実に対峙することを決めた時だ。



【追記】

しっくりこなかったので表題を変えました。

AKB48はニワカ論評家の天国

2013-02-04 10:23:51 | AKB48_軽ネタ
※これは雑談です。たぶん、同じ話を過去何度も書いてるのですが・・ついしたくなるというか

真なる問いは「恋愛禁止条例」の是非ではない。 是非論の先にある本質論。』の補足です。

昨夜はもう眠かったので不足分をここで。



あるところでは、「批判」は「解決案」や「代替案」の提案に比べて、10倍は簡単だと言います。

実際、何事に対しても批判をするのは容易です。

なぜなら、この宇宙が相対的で完璧なものなど存在しないからです。

問題の大小にこだわらなければ、どんな話にも必ず問題の一つや二つはあります。

「神の不在証明」という言葉がありますが、問題があることは1つでも問題があれば言及できますが、問題がないことはどれだけ説明を尽くしても証明できません。

不毛とは言わないけれど非生産的な政治的論争もマスコミ議論も似たような要素が多分にあります。

万人に遍く優しい政治を標榜する限り、自己矛盾は避けられません。

問題を追及する側は、一つでも問題があればそこを突くことができます。

1つ問題を見つけては、極論をぶつけてパフォーマンスする。

政策というのは、構造的にそういうパフォーマンスができてしまうものだから。

野党が万年野党的なのは、そういうところに依存しているという側面もあるのかもしれません。



だからといって、批判には意味がないというわけではありません。

世の中にどのような問題が起きているのか、またその認識すべき内容を知らしめる効果がありますし、そのことによって議論が強化され、新しい解決案に繋がる可能性もあります。

ただ、全ての批判を先回りして考慮にいれることは不可能だということです。

(もちろん、出来得る限りの配慮をすることは必要ですし、なんにせよバランス感覚のお話になってしまいます。)

限られた時間制約の中で、様々な葛藤の中で、問題の一つ一つに答えを出していく作業は、骨の折れる作業です。



だから往々にして、批判するだけの人の話は受け入れてもらえません。(「それはお前のことだ」と言われても反論できませんが・・汗)

現実を理解しようとしていない可能性が高く、役に立たない意見だからです。

ある問題を解決しようとすれば、他の問題が、予期されていたものも、全く考えてもいなかったものも発生します。

(一つ前のエントリで書きましたが)
ここで注意しなければならないのは、問題が起きないことによる問題(見えない問題)もあるということです。

例えば、何もしなければ問題が起きませんが、その代わり何も得ることができないという問題が発生します。

しかも何をやっても問題が発生するわけなので、全ての批判を受け入れることができません。

批判を解決 → 問題発生 → 批判を解決 → 問題発生 → (無限ループ)



そういうことで、批判だけする人の言葉は歯切れはよくカッコいいのですし、多くの支持を得るのですが、実際には聞いてもらえません。

DPさんからコメントでもらった、いきものがかりの水野氏のツィートに関してそんなことを考えました。

https://twitter.com/mizunoyoshiki/status/171408679546007552

自分という存在を商品化することに、私生活や人生の多くの部分を賭けてまで真正面から向き合い、各方向にオールマイティプレーヤーであろうとする。”アイドル”と呼ばれるひとたちを本当に尊敬しています。モノつくってたり、人前に出るひとで「アイドルなんて」って簡単にいう人は僕は信用できない。



だからといって「みんなで提案しよう!」と言ってるわけではなく、どうすれば意見を聞いてもらえるか、という話です。

私もニワカ論評するのは好きですし、AKB48はニワカ論評家にとって天国みたいな世界です。


真なる問いは「恋愛禁止条例」の是非ではない。 是非論の先にある本質論。

2013-02-04 00:29:39 | AKB48_オピニオン

週末は時間がなかったのと体調を崩していたので反応が鈍ってしまいました。

多くの、最近あまり見かけなかったコメンテーターの方々からも有意義なコメントを寄せてもらうことができ嬉しいです。

どういう考え、意見があるのかを把握できるし、それぞれにそれぞれの洞察や想いがあって、勉強になります。

いつもありがとうございます。 m(_ _)m



今は峯岸みなみの件で盛り上がっていますが、続報の噂もありますし、今後も他のネタも出てくるでしょうから、

本件に関してはここだけで終わらせるのではなく、長い間付き合っていくものだと考えた方がいいと思います。

毎度の言葉ですが、健康とは病気をしないことではなく、病気とうまく付き合っていくことです。

病気を全くしない人生などというものは有り得ないし、現代人の健康に関する悩みの多くは生活習慣病ですから、

0か1かというような議論は現実的ではないし、生産的でもないので、その点をしっかり押さえて話を進めていければ、

新しい気づきなりのキッカケを作れたりしないものかと、自分自身含めて期待するところでもあります。


◆◆◆◆◆◆


さて、これまでと同様、今回も「恋愛禁止条例」が槍玉に挙がっておりますが、正直言って驚くほどこの話題に関する議論は進まないなという印象を持っております。

一つ思うのは、これまでAKB48ローカルの話題であったものが、AKB48の認知が広まるとともに外部から議論に参加するプレーヤー(しかもAKB48を知ろうなんて全く思っていない人々)が増えたので、その度同じ議論が繰り返されるということも有るのかなと。

しかし、面倒ですし、うんざりする部分もありますが、何にも事情を知らない人たちにわかるような言葉で説明するのは、外部の理解を得る為ではなく、内部での理解を深めるのにいい機会にもあります。

わかっているつもりが、説明しようとしたら理解が不十分だったというこは、何事においてもよくあることです。

私は、こういう時だからこそ、AKB48は殻に閉じこもり嵐が過ぎるのを待つのではなく、外部に向けてオープンに対話をしていくべきだと思いますが、その時に足元がグラついていたのではお話になりません。


ということで、今日も私自身の理解を確かめるために書いていこうと思います(笑)


◆◆◆◆◆◆


「恋愛禁止条例とは何か?」という話題については、当Blogでは過去何度も議論されてきたわけですけれども、今日は少し違った観点で考えを述べたいです。


いきなりですが、私が社会人1年目、つまり新人の時に経験した短い小話です。

そこでは、部署に配属されるとOJT(On the Job Training)としてチューター役の先輩社員(この場合役職は自分より上で、現場リーダークラスの人)が新人に付くのです。

その先輩と新人(私)とのやりとりが、今回私が言いたいことをうまく代弁できるなと思います。(もっといい話ないのかよ)

ありがちな話ではありますが、新人当時の私には少し傲慢なところがありまして事あるごとに先輩と反目していました。

原因のほとんどは私にありました。

気に食わないことは命令されても聞かない、反論する、最悪なのは無視してやらない。

当然ながら、話し合いになります。(話し合いという名の説教ね)

私は自分の考えを述べます。

如何に今やろうとしていることが無意味で非生産的なのか、もっとやるべきことがあるはずだと。

そうすると、先輩はこう言います。


お前の言いたいことはわかった。

で、どうするの?


私の答えは


ぬぐぐ・・。


私は問題意識を共有したいわけですが、先輩からすると「それはわかった。その先を聞かせてくれ。」ということなわけです。


意識も高く主張も立派だが、問題と理想の間のギャップをどう解決するのか、それがなければ仕事にならない。

今、○○さん(私)がやらされてると言ってる仕事は、誰かがその解決策を考えたからであり、それがために仕事がある。

○○さん(私)がやりたい仕事を創れないでいるのに、他の人が創った仕事はやれないということらしいけど、

で、どうするの?

(私は反省しないバカ新人だったので、このようなやりとりを何度も繰り返しやっていたのだった。)


私は、この幾度となく繰り返される「で、どうするの?」攻撃に相当悩まされたのですが、非常にいい経験になりました。

たぶん誰もが「仕事の是非」という話は、どこにいってもすることになります。

みんな大好き「そもそも論」です。

ですが、無駄な仕事というのはこの世にはないと思うのですよ。

仕事として成立している以上、小さくても何らかの意義があるものです。

(国家予算にしても、増やせても減らすのは容易じゃないですよね。無意味な予算なんか存在しないからです。)


釈迦ならトイレ掃除で宇宙を語る
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1234f5aeb4fcb564ae33889be5d1f409


この話題を転じて、AKB48の「恋愛禁止条例」について考えてみましょう。

私は「恋愛禁止条例」の是非について、「是」と「非」のどちらの意味も認めつつ、しかし「是」としてきました。

それは「恋愛禁止条例」が「理念」を表しているからだと、主張してきました。

(リンク貼るにも数が多いから、時期が新しいやつを適当にいくつか)


「恋愛禁止条例」はAKB48の理念を表している ~ アイドル教AKB48派 ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fb518f6221cfa532af9d4b1469b53676


「恋愛禁止条例」はAKB48の理念を表している [補足説明]
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/ba840f94f972945974968a742e827fc9


アイドルの恋愛禁止がそんなに特別なことかね。なら浮気も不倫も許してくれ。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/770847507c98a5e6485e9ea1fb2838ff


アイドルにとっての「第3の道」
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fed92786ec90a268969920f504b60e21


AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a80eca62b4d07869cc1780d4e713a0c


恋愛禁止条例に関する混乱を乗り越えるために ~ 5回の「なぜ」を言え ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9934db1c07c0ccb131f28e7f0332d3ba


わかってもらえないようなので、もう一度、話をしよう。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4f8800c0672b6fcccd6b9d213a213e4d


人と自己存在を繋ぐチャネルとしてAKB48を捉え直せば、恋愛禁止条例も理解しやすい?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/947c891f6f788bf7acdad7726e32035a


AKB市民をどう醸成していくかが本丸 ~ 恋愛禁止条例は「コモン・ロー」である ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/55a577149d152112419717d55ea7a760


やるな増田
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/faca55009eae53e5ef4477ede8350c29


なぜ、人はお坊さんの言葉を聴くのか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/ee2286f669f91e31e90e22be00196d4e


「恋愛禁止条例」違反というのは組織の問題をある一面では表しているのだ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/3fedc6011dbd745869e4768f31049200



↑とまぁいろいろ述べてはおりますが、「恋愛禁止条例なければならない」とは言っておりますが、「恋愛禁止条例なければならない」とは言っておりません。

私は「理念(マジ)」を具体化する一つの方法論として「恋愛禁止条例」という旗を下ろしてはならないと主張してきました。

柏木由紀さんも同様の主旨のことを述べておられました。


AKB48柏木由紀「恋愛禁止条例は必要」(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51863685.html

「恋愛やプライベート、自由を捨ててもAKB48に夢を懸けているので、ファンにそういうところを応援してもらいたいです。 みんなの意思を統一するためにも(恋愛禁止条例は)必要だと思います。」


このあたりの認識がメンバーにも浸透しているのは、素晴らしいことです。

しかしながら、私は最上の方法論が「恋愛禁止条例」だとは言っておりません。

「恋愛禁止条例」よりも良いコンセプトがあるのなら、乗り換えも可能だと思います。

そのコンセプトが見つからないので、AKB48運営は「恋愛禁止条例」の旗を下ろすことができません。

当然のことながら「恋愛禁止条例」を捨てるということは、「恋愛禁止条例」が果たしている役割を捨てるということですから、単純に捨てたのではマイナス面も出てきます。

「恋愛禁止条例」が「理念」を表しているのなら、「恋愛禁止条例」よりも「理念」を表すことができるコンセプトがあればよいわけですし、

「恋愛禁止条例」を捨てることによるプラス面が、「恋愛禁止条例」によって得ているプラス面より大きくないと「恋愛禁止条例」を捨てることはできません。

また、「恋愛禁止条例」によって被っているマイナス面と、「恋愛禁止条例」捨てることによるマイナス面の視点も無視することはできません。

(「機会費用」と「機会損失」の問題は、見えにくいのですが重要です。単純にトレードオフと言ってもよいのですが。)


ですので、「恋愛禁止条例を超えるコンセプト」を考えてみませんか?


ただ、私はこれまで何度か試みましたが悉く失敗してきました。

それは、「恋愛の力が偉大だから」だと思います。

是非、我こそはというご意見をお待ちしています。



※誤解をさけるために念のために書きますが、問題意識だけのコメント大歓迎です!!(笑)

晒し者になったのは峯岸ではなくAKB48運営である。運営の「マジ」を称えたい。 (追記)

2013-02-01 15:40:14 | AKB48_軽ネタ
※本件は、坊主騒動の話だけをしているのであって、峯岸スキャンダルの話ではありません。
今回の人事が正しかったかどうかは別の話です。



20歳が大人か子供なのか、というのは定義の上では簡単かもしれないが、実態としては難しい問題だ。

大学生なら2年生だというから子供のような気もするが、やっぱり人によるとしか言えない。

峯岸みなみはどうだろう?

童顔だし、子供な部分もあるだろう。

でも、13歳からAKB48のメンバーとしてやってきた彼女には、大人以上に大人な部分も感じる。



そんな彼女がパニクッて頭を丸めてしまった。

どうしたらよいかわからず、彼女自身で一生懸命に考えた結果であり、

そしてみんなに謝罪したいと言う。

あなたならどうする?



AKB48運営は、Youtubeの公式チャネルで動画を公開した。

その結果、大騒ぎである。

AKB48は立場の優劣を考慮せずにメンバーを晒し者にしたと批判されている。

運営だけではなく、ファンも同様に批判されている。

ファンの声を含めた、AKB48に内在する淘汰圧力を恐れた彼女が半強制的に晒し者にされたというのだ。

これはパワハラで、いじめで、体罰で、カルト宗教的で、

周りにいる大人たちが金のために若い女の子を搾取しているという。



これは実に「白々しい」話だ。

何がいじめで、何が搾取か。

これだから大人たちはクソくらえなのである。


怒髪天 穴あき包丁の実演販売から見える大人社会の実像
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7f44e52fcea5c4abe949ee9e3fde85ff


今回の件を批判する人達は、一体何に寄り添ったのだろう?

峯岸が謝りたいという時に、これが問題映像になる可能性は当然わかっている。

もっとうまい方法があったかもしれない。

大人たちが峯岸をうまく誘導することは可能だったろう。

だが、それでいいのか。

AKB48運営は泥をかぶる決断をした。

峯岸のAKB48への気持ちもわかっているし、これまでのAKB48への貢献に感謝しているからこそ、彼女に舞台を用意したのだ。

結果がどうなるかはわからない。

ただ彼女に舞台を用意したのだ。

隠すべきことではない。

それが彼女たちの紛うこと無きリアルであり、彼女たちのマジであり、彼女たちの決断を尊重するやり方だ。

「ガチ」を信条とするAKB48らしい決断だ。

批判を受け止める覚悟「マジ」がなければ「ガチ」ではいられない。

実に天晴である。



【追記】

同様の内容をtgskさんがUpしていた。


【追記2】

私は、本文中にも述べたように、AKB48運営は峯岸のために泥を被ったのだと思います。

運営は頭を丸めてしまった峯岸を隠すこともできたと思います。

でも、あえてしなかった。

峯岸を匿えばAKB48は守れても、峯岸を守れないと考えたからだと思います。

だから、これは峯岸を守るための特別措置と理解するのが適切だと私は思います。

峯岸に対してだけ不公平だという声があるのは当然だと思いますが、

1期生として、AKB48がデビューしてから売れない苦しい時を共に過ごしてきた貢献への最大限の配慮だと思います。

1人のメンバーを守る為に、AKB48全体を危険に陥れた。

経営としては愚行ですが、人としてはなかなかにくいことをするなと思います。

私は逆にAKB48の「マジ」を見た気がします。

共感してもらえないことは重々承知の上でのコメントです。


【追記3】

内容にそぐわない部分があったのでタイトル名を若干変えました。

松村に風が吹いてる

2013-02-01 13:23:35 | AKB48_軽ネタ

ここに来て大物が2人も研究生に!

この2人をハブ&後ろ盾にして、リーダーシップを取るチャンスがww

グループ全体の力を底上げするために研究生のネットワークを作っておくのは良いことだ。

前にも述べたが、新規グループでない限り、AKB48グループではどんなスターもまずは研究生からスタートする。

研究生時代のネットワークは必ず将来的にも活きてくるから、その影響力は小さくならない。

それに、もし、今後グループ間の交流が増えるのだとしたら、グループ間での研究生の異動も有り得るのではなかろうか。

あっちのグループでは目が出ないけど、こっちでは欲しいみたいな。

オーディションだけでなくて、研究生ネットワークを使った人材獲得競争もあっていい。

そうすることで各グループはよりよい人材を確保するために、より魅力的なグループにならなければならない。


いやはやしかし誰がこの事態を予想しただろうか。

未来というのは実に予測できないものだ。

峯岸の坊主

2013-02-01 01:34:15 | AKB48_軽ネタ
今話題の峯岸の坊主だが、思ったより似合ってるじゃないか。



しかし、みんな坊主に拒絶反応を示してるらしい。

人間は情緒的な反応をしてしまう生き物だからこれは仕方がないことなのだが。

女性アイドルの坊主姿という普段見慣れない光景を解釈(情報処理)するのに、どうしても「違和感」が発生してしまう。

「なにか嫌だ。」という感情に繋がってしまう。


「変化」も重要だが、本質的な「絶対量」を忘れてはいけない。いつだって基本が大事。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdf7548f7139201858d41566e5880152


実際かなりインパクトが強くて、おかげで重要な論点がズレた。

事実確認が必要なことがあるだろう。

そこをしっかりして欲しい。

燻ったまま後で発火しかねない。


米騒動の教訓 まずはハブ(コネクター)を抑えなさい
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/6d09e20a04cb8c1fa005ed790c8e6693


それと、「坊主」を「いじめ」や「体罰」の問題と関連付けて語る人たちが多い印象なのだが、

こういう大人たちが大勢いたんじゃいじめ問題は解決しないよなと思う。

聞くところによると、AKB48というシステムがメンバーに対する社会的な「いじめ」を生み出しているということらしい。

だから、AKB48というグループは社会通念上許されざるグループだと。

そういう人々は、いじめの問題で学校やら教育委員会をいじめるんだから質が悪いと思う。

日本はいじめ社会だから気をつけないと。



スキャンダルとその対応については、また後日に機会があれば。