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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

HKT48メンバーの勢いはどこからくるのか

2013-01-14 10:13:11 | AKB48_軽ネタ
これは個人的感覚の話だから、その感覚を誰かに押し付ける気持ちは全くないのだが、

『HaKaTa百貨店』を見ても他のHKT48メンバーが出演するAKB48関連の番組を見ても(とりわけ少し前にAKB48×HKT48をやった『AKBINGO』を見るとわかりやすいが)、HKT48メンバーには少ないチャンスをモノにしようという気概を感じるのに対し、残念ながらAKB48の若手メンバーには全くそれを感じない。

よく言われているように、置かれている環境の違いによる影響は大きいだろう。

「必死さが違う。」


仰る通りだ。

しかし、私は、ちょっと視点を変えて、この問題を見て欲しいとも思う。

この問題は、AKB48という一つのアイドルに限った話ではなく、あらゆる組織、それもいわゆる「大企業」と呼ばれる組織が陥ってしまいがちな問題と似ているので、一考の価値がある。


必死さといえば「サムスン」が有名だろう。

中央の総司令部で徹底的に合理性を追求して立てた戦略と、それを確実にモノにしようとする現場統率力の高さたるや、まるで軍隊と言われている。

社員の現地化などに関して一切躊躇しない冷酷さ、そして信賞必罰である。

人情による統治に頼る日本企業では到底不可能な政策だ。

そのやり方を真似して「ブラック企業」と呼ばれる日本企業も多いが(笑)

(私には、そういう企業で働いていける自信がない。)


一方で、「グーグル」や「フェイスブック」などの企業は高い市場競争力を持っている上に高給で、さらに「働きやすい会社」としても名を馳せている。
(Facebook reigns as the best place to work)

まだ世の中にない価値を生み出すためのクリエイティビティが求められる仕事では、モチベーションが大切だからだ。

人間の持っている様々な可能性を引き出す「気高いモチベーション」は、金だけでも地位や名声だけでも、ましてや命令や「危機意識」では得られない。


マネジメントの仕事は点火すること
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/442bce70b0735af450c69e0e31663040


「AKB48」と「モチベーション3.0」と「オープンソース」と
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d6b79dff0f2e5b40573cfccdddb67164


仕事としてではなく、天職として仕事をする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8f33800cc224403e768e141c16d6a66d



どういう時に、人は「気高いモチベーション」を手に入れることができるのか。

私はいつも「問題を自分の問題として理解した時」と言うことにしている。

これは、少々、観念的かつ抽象的な言葉になるので時間のある時に読み砕いて欲しいのだが、

「人は自分ではない誰かの問題を解くことはできない。」

親が子供の代わりに、彼氏が彼女の代わりに、その人の問題を解いてあげることはできるだろうか?

親が宿題を代わりにやってあげることはできるかもしれないが、しかし子供が解くべきだったことは宿題ではなく、その宿題によって得るはずであった問題の解き方、もしくは問題を解こうと考える中で得たであろう物事の見方、考え方である。

もし親が子供の代わりに宿題をやってあげたとしたら、宿題をやってこないで怒られる子供の心理的負担を軽減してあげることはできるかもしれないが、その一方で、子供は今後の人生で役に立ったであろう知識や知恵を損失させているのである。

彼女が彼氏の悩みを解決してあげたとしよう。

苦労を軽減してあげて、本人にも感謝された。

そういう場面が2人の絆を強くする時があることは否定しない。

そういう時も必要であろう。

何事もバランスが重要だ。

だが、そのような場面が増えれば、いずれ彼氏は彼女に依存せずには生きていけなくなる。

依存心、つまり「甘え」が生じ、少なくともその部分においては人間としての向上を望まなくなる。

「相手には甘えて欲しい。」と考えるのは自由だが、その一方で相手をダメ男、ダメ女にしていることも認識するべきだ。

どういう人生を生きるにせよ、それは人それぞれの自由であるから、どう生きねばならないということはないが、

その後、2人の関係は停滞し、自滅するのは言うまでもない。

人間関係だけによらず、成長欲求から切り離された関係は持続的であり得ない。

人間が飽きる生き物だからだ.

そして、「相手のため」などといい「相手のためにならぬこと」をするのは、結局は自分に対する甘えである。

そうすることが「自分が楽だから」やるのであって、決して相手のためなどではない。

相手の為を想い、ぐっとこらえる。

これは「愛の力」ゆえなせるのであって、相手の後先のことなど考えず、すぐ助けるようなものは愛ではない。



話が脱線したうえに長くなってしまったが、とにかく、人には「自分ではない誰かの問題を解く能力」はない。

人が解けるのは、自分の問題だけなのである。

だから、何かを成す時の第一歩は「問題を自分の問題として理解した時」である。


そういう視点で、最初の問いに戻ってみる。

HKT48メンバーはHKT48の「創業メンバー」なので、「自分たち=HKT48」なのである。

HKT48の問題は、自分たちの問題なのである。

一方でAKB48はどうか?

初期メンバー以外のメンバーが、「自分たち=AKB48」だと考えているだろうか?

メンバーたちのインタビューなどを眺めていると、3期メンバーであり中心メンバーでもある渡辺麻友や柏木由紀でさえ、ようやくAKB48全体について語り始めたレベルである。

そのくらい、AKB48は層が厚いということであり、創業メンバー達の業績が偉大であるということだ。

それゆえ、この問題はとても根深い問題でもあるということだ。


この問題をどう解決していくか。

これは個人の頭の中の話なのだから、変えようと思って変えることができるものではない。



チーム4こそが次世代のAKB48 できなければAKB48はゆっくりと消滅するだけ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/112e9a62a9970d0be6f2d6734cdbafb6


AKB48の「終わりのはじまり」のタイミング
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チーム4の解体に込められた想い ~ AKB48第2章に向けた壮大なストーリー ~
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