進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!

2012-03-25 16:58:52 | AKB48_オピニオン









やすす先生、鬼になれ!

やすす先生! 今が仕掛け時です! 鉄は熱いうちに打て!!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b1f18adebabc568a1aef2b59ee6ef6c

冷徹かつ情熱的な強心臓を持てるかどうか、そこが分かれ目だ。

やすす先生は、そこまでできるだろうかなぁ・・。

こういうことの為に、たいてい歴史上には名参謀という鬼の役をする者がいるのだ。

AKB48に鬼になるやつはいるか!?


ここで引いてどうする。
やすす先生、あなた以上にAKB48全体のことを考えている人がいるだろうか。
投げ出したら、それこそ無責任だろう。
自分にしかできないことを投げ出すのだから。

それをみんなわかっているから、進めばみんなついていくさ。



希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えぬ。

それは地上の道のようなものである。

地上にはもともと道はない。

歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。

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自己満足しない人間の多くは永遠に前進し、

永遠に希望を持つ。

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いかなる暗黒が思想の流れをせきとめようとも、

いかなる悲惨が社会に襲いかかろうとも、

いかなる罪悪が人道をけがそうとも、

完全を求めてやまない人類の潜在力は、

それらの障害物を踏みこえて前進せずにはいられない。


魯迅


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なぜ鬼になる必要があるか?

それは「イノベーションのジレンマ」に嵌るからです。
明日の顧客を獲得するために、鬼になって既存の顧客を断ち切らないと行けないということなのです。

鈴木まりやに贈る 愛のダメだし ~イノベーションのジレンマ編~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/5589b5803ccdd9895ee920d7d983f89b


 たいていの経営者は、組織を運営し、重要な決定を下すのは自分であり、自分が何かをやると決めたら、すぐに全員が動き出すと信じたがる。しかし、企業に何ができて、何ができないかを実質的に決定するのは、企業の「顧客」である。

 企業は、顧客がその製品を求めていると分かれば、技術的にリスクの大きなプロジェクトにも投資を惜しまない。しかし、収益性の高い既存顧客が製品を求めなければ、はるかに単純な破壊的プロジェクトを完成するための資源も集められない。これは、企業の行動の自由は、企業存続のために必要な資源を提供する社外(主に顧客と投資家)のニーズを満たす範囲に限定されるという主張である。

 企業が依存する資源を提供するのが顧客であるがゆえに、実際に企業の行動を決定するのは、経営者ではなく顧客である。企業の進路を決めるのは、組織内の経営者ではなく、組織の外部の力である。

 特に、成功している企業では経営陣の決定より、顧客重視の資源配分と意思決定プロセスの方が、投資の方向を決める上ではるかに強力な要因になるという点で一致する。

 それでは、顧客が明らかに求めていない破壊的技術が出現したとき、経営者はどうするべきだろうか。その技術を必要とする新しい顧客のなかで活動させるべきなのである。

 つまり、企業経営においは、どの顧客に貢献するかという選択が、戦略的に重要な影響力を持つ。

【AKB48】松井珠理奈と渡辺美優紀はなぜ「移籍」ではなく「兼務」なのか 説明しよう ~分化と統合の物語~

2012-03-25 08:50:48 | AKB48_アナリシス
これは、あくまでも一般論です。

前回の続き。

松井珠理奈がチームK、渡辺美優紀がチームBを兼任へ ~AKB48の成長戦略~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/45c9b642fd1b6d0f5b97244ed0fee051

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ある程度大きな組織で働いたことがある人なら経験があると思いますが、「兼務」というのはさほど珍しい話ではありません。
かくいう私も、名前の後ろに兼務を示す「(兼)」が付く経験を何度もしてきました。

日本の国の国務大臣も、いくつかの大臣を兼任する人がいますね。
法律で大臣の数に上限数が定められていることもありますが、しかし何と何の大臣を兼務させるかという時、つまり兼任する大臣の組み合わせには一定のパターンがあります。

そうです。
兼務というのは、社会的には有り触れたごく普通のことです。


なぜなのでしょうか?

人手不足だから?

優秀な人により多くの仕事をして欲しいから?

それもありますが、もっと本質的な理由があります。

(当BlogはAKB48を通して様々な知見を考えるブログなのです。)

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組織の構造を考えてみてください。

たとえば会社であれば「経理部」「開発部」「総務部」「人事部」などなどに分かれています。
国であれば「財務省」「経産省」「総務省」などなどです。

これはどういうことでしょうか?

「機能(スキル)」ごとに組織が分かれているのです。

なぜか?

個別の機能ごとに専門能力を磨いた方が、組織の競争力に寄与すると考えるからです。
ジェネラリストの集団よりも、各分野のスペシャリストの集団の方が組織全体で競争力を発揮できると考えるからです。
資本主義の成功物語がそうであったように、人々は専門分野に分業して最適化することで、生産性を高めるわけです。
つまり、組織は合理的に分化(分割)されるわけです。

しかしながら、組織が商品なりサービスを創り上げて「顧客価値」を提供するためには、それぞれの機能を統合する必要があります。
「経理部」だけで商品は作れません。

そこで登場するのが「戦略」です。
通常は、各部門の上位組織もしくは上位組織に付随する戦略部門が「戦略」を立案します。

「戦略」とは、組織全体の政策や目標を達成するために、各機能をどう統合するかを策定したものです。

戦略の質が低いと、各機能がうまく統合されず、組織全体として機能不全に陥ります。
そういった組織を多く見てきたことでしょう。
(国の省庁とかね・・)

こういった問題意識があるので、昔から「組織の構造」というのは人々の頭痛の種でした。
どういった組織構造が最適なのかは、いつの時代も人々を悩ませてきたのです。
様々な試行錯誤がなされています。

ネットを検索したらちょうどいい図があったので添付します。

The Org Charts Of All The Major Tech Companies (Humor)


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(もうわかっていると思いますが)
で、ここで「兼務」を考えて見ましょう。

機能によって分化された縦割り組織において、統合のメリットを出すために、人を使って統合を実現するのです。

AKB48でいえば、AKB48/SKE48/NMB48/... の形を崩すのは難しいわけですので、各グループでの統合効果を出すためには、グループ間でのメンバーの流動性を高めるのが一般的な手法でしょう。

今回の場合、単純に移籍させて流動性を高めるのではなく、各グループを兼務させることで、グループ間での統合効果を高めたいという狙いもあると思います。

AKB48/SKE48/NMB48/.. を1つのグループに見立てて全部シャッフルしてもよいわけですが、グループの地域性を考えると、あまりに急進的に流動性を高めることはマイナスに働くという判断でしょう。
劇薬すぎます。

これまでも、AKB48のシングル選抜などで、一時的な人的交流を狙っていたわけですが、今回はよりそれを進めたいと、運営が判断したということでしょう。

【AKB48】 松井珠理奈がチームK、渡辺美優紀がチームBを兼任へ ~AKB48の成長戦略~

2012-03-25 01:20:22 | AKB48_アナリシス










松井珠理奈がチームK、渡辺美優紀がチームBへ加入!他チーム4へ研究生5名が昇格!(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51811463.html

やるな~、やすす先生。
さすがだと思うし、納得ですね。
視点が違います。

もし、私が好きなようにしていいよと言われたら、チームK/チームBの人事は似たようなことやったと思いますね。
これはもう単なるアイドルグループのお話ではなく、AKB48という立派な組織の「人事」だということなのです。
よくヲタの人々は、本店(AKB48)、支店(SKE48/NMB48/HKT48)という呼び方をしますが、これはまさに支店のエースが本店の事業本部に異動するのと似ています。


社会人の方々には妙にしっくりくる人多いんじゃないですか?
「兼務」とか(笑)
私も組織図とか体制図の名前の後ろに「(兼)」って入ってることあるもんな~

その心は、AKB48は今日の糧の為ではなく、明日の成長のための戦略を念頭において活動しているとういことです。

これは非常に重要な視点であり、当Blogで常日頃「AKB48はアイドルではない。」と言っていることと同意なのです。

通常アイドルは息が短いために、長期のことまで考えません。
如何にヒットするか、如何にヒットした後に限界ギリギリまで利益を上げるかを考えるのが普通です。

しかし、AKB48は「組織」なのです。
営利組織で、民間企業と同じなのです。
Googleとかソニーとかと同じものです。

だから、数多の経営戦略が教えるように求めるものは「利益」ではなく「持続的な利益」なのです。

「ホリプロのアイドルグループ」とか「avexのガールズユニット」というのとは、あくまでも事業主体であるホリプロなりavexなりが持続的な利益を求めるわけですが、「AKB48」はAKB48そのものが持続的な利益を求めているわけなのですよ。

一般的な目で見れば、AKB48は中長期を視野に戦略を練る極めて異質なアイドルグループということになりますね。
(私は、はじめから組織としてAKB48を見ているから違和感全くないのですが。)


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では、 松井珠理奈がチームK、渡辺美優紀がチームBを兼任することに何が期待されているのかを考えていきましょう。

いっぱいあるでしょう。


あっ、ちょっと一回リリースします。
また後で書きます。

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賛否両論のようなので、基本的な考え方について、ありきたりな話をします。
(ヲタには学生さんが多いのでしょうか・・確かにSSAには大学生らしき人が多かったですね)

この話題について考える時、全体最適視点が大切だと思います。
AKB48全体が沈んでは、AKB48もSKE48もNMB48もないのです。

組織を預かるものとして日頃考えることは、組織全体を成長させることです。
船が沈んでしまっては、助かるものも助かりません。
そのために遭難させることなく目的地に到達する能力を、日頃から鍛え上げる必要があるのです。

もちろん、組織にとって最大の資産は人ですから、1人ひとりが成長することが組織全体を成長させることに繋がります。
全体主義などということは有りえず、個人を尊重するのは当たり前です。
1人ひとりが成長できて、持てる力を最大限に発揮できる環境を組織として用意しなければならないのです。

組織の成長のために個人の成長が必要だし、それと同時に、個人の成長のために成長できる組織であることが必要なのです。
組織と個人は不可分であり、どちらかということはありません。

ゆえに、組織を構成する要素は、相互に、それはもう複雑に繋がっているため、何か組織的な取り組みをする際には、組織と個人をセットで全体と個別の両方の系を考えなければなりません。
いや、考えるのが普通です。

しかしながら、組織の複雑な相互関係を時系列的に解釈(シミュレート)することは、かなり難しいので、基本的な全体の方向性だけ定めておいて、細かいところはその都度先行指標をおいて見直す方法を取ります。
組織は時間と共に、その姿を変える生き物ですから。

だから、2人がチームK/Bに入ることについて、具体的な目標はあまりないと思います。
狙いはあるでしょうけれど、漠然とした方向性のようなものだと思います。
どんな化学反応が起きるか、それは実際やってみてこの目で確かめる他ありません。
途中とちゅうで先行指標を設けて方向性の修正をしたりはするでしょう。

ただ確かなのは、化学反応が起きるであろうメンバーを選んだということです。
何も起こせない人を選んだのではなく、化学反応を起こせる人を選んだことだけは間違いありません。
それが松井珠理奈と、渡辺美優紀の2人です。


今回の兼務の件をやるのは、AKB48のためだけでもなければ、SKE48やNMB48のためだけでもないし、松井と渡辺の2人だけのためでもありません。

AKB48のためだし、SKE48のためだし、NMB48のためだし、松井珠理奈のためだし、渡辺美優紀のためだし、チームKのメンバーのためだし、チームBのメンバーのためだし、SKE48のメンバーのためだし、NMB48のメンバーのためのものです。


狙いについて語るつもりだったのですが、その前段の話をしてしまいました。

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「本店」とか「支店」という呼び名が嫌いだという方も多いようなので、私の考えを書いておきます。

個人的には、「AKB48」というのは、秋葉原に拠点を持って活動している「AKB48」のことだけではなくて、AKB48グループ全体を表していると思っています。
私は、SKE48もNMB48もHKT48、JKT48も全て「AKB48」だと思っていますので。
なので、当Blogでは両方の意味で使っています。
稀に、どうしても勘違いされてしまうところはAKB48グループと書いてしまうところもありますが。
(とがちゃんも「秋葉原48プロジェクト」からはじまったから「AKB48グループ」ではなく「AKB48」だと思っていると言ってましたね。)

イメージ的には、AKB48という持ち株会社があって、その下にAKB48/SKE48/NMB48/...という事業会社が並んでいる感じかな。
その意味では、AKB48も支店でいいんじゃないでしょうかね。
ただ、事業会社の事業規模の関係で、AKB48が経営に大きな力を持っているのは致し方なしですな。