東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

雪への備え(つづき)

2020-11-21 21:21:16 | ノルウェー山暮らし fjellgård
予報から
プラス5℃程度の気温で雨模様とふんでいた日
0℃近くまで冷え込んだせいで
朝から降り始めた雨はみぞれになり
窓から外を眺めている間に雪へと変わっていきました

大雪がやってくるまであと1日あるつもりで
その日は切り倒しておいたトウヒの木々を解体して
大小全ての丸太を切り出して自宅まで運ぶ予定でしたが
みるみる積もる雪(止む気配なし)のせいでプラン変更

枝の作業(薪にできる太い枝は小枝を払い細い枝は谷へ運ぶ)はひとまず棚上げして
木の幹の太い丸太だけでも雪に埋もれる前に庭まで運びきることに専念です

低温でチェーンソーのバッテリーが弱るのを心配した相方は
とりあえず一気に全部の木を丸太に切り分けて
あとはトラクターでもくもくと運びます

どんどん降る雪
午後からどんどん暗くなる空

2日後にはふもとの村でイベント出店の予定があるので
そちらの準備もまだたくさん残っている…
そんなわけで夕飯は冷凍カット野菜とソーセージを大鍋に入れて
ストーブの上に置いておくだけでできる手抜きスープに
(スープ一品で立派な夕食メニューとみなされる文化に感謝)

そして翌朝



30cmくらいかな?
そしてまだ降り続いている
日中はときおり空が明るくなったりもして
あまり積雪は増えていないように見えます



青空が見えると雪景色は一層きれいです
やっぱりここの冬が好きだなあとしみじみ思っていたら
夜中にいきなり停電に

ああ…
まだ明日の出店の準備が途中なのに

大雪にはしばしばつきものの停電
問題はどこで電線がダメージを受けたかです

2回の窓から外を確認すると
いつもならひと晩中明かりの見える谷の向こう側の4世帯の集落が真っ暗
ヨシ!
あそことの分岐より手前での停電なら世帯数もそれなりにあるので
復旧の対応も早いはず

雪への備えは停電への備えでもあり
うちにはロウソクやキャンドルホルダーやマッチが大量に常備してあって
冬場はいつでもすぐに使えるようにしています



どうしても電気が必要になったら自家発電機もあるし
なんといっても頼りになるのは薪ストーブ
暖房の心配がないことはもちろん
オール電化の弱味でキッチンのコンロが使えなくなっても
ストーブの上でお湯を沸かせるのが心強い

ひとまずヘッドライトとロウソクでしのぎつつ寝る支度をして
携帯電話を省電力モードにシフトダウン
あとのことは明日の朝になってから考えよう…

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