東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

雪のいいところ

2022-04-13 22:08:36 | ノルウェー山暮らし fjellgård
春の雪景色は冬とちがって空に太陽があるので
とても明るいです



明るいというよりも眩しい…
眩しすぎる…
サングラスなしでは表を歩けません

サングラスなしで雪山に暮らす野生動物の眼って
一体どうなってるんだろう…



地面が雪でおおわれていると
動物たちの足跡をはっきりと見ることができるのも
雪のいいところのひとつ


(わたしがソリで滑った跡をファストトラックにする動物たち)

雪の上に残された足跡は
日にちが経つと雪が溶けて大きく見えますが
フレッシュなものでわたしの手のひらよりも大きいサイズというのも
ときどきあります


(大きな雄のシカかヘラジカのどちらか)

そういえば
この冬は初めて見た動物がいます

見かけた時は夕暮れで車両で移動中だったので
キツネが変な歩き方をしているなあ…と思っただけでしたが
翌日あかるいうちに足あとを見てみたらヤルヴの足あとでした



ヤルヴの歩いたあとをキツネとシカが歩いている…
足あとのリサイクル…

でも、うん、わかるわ
雪が深いと誰かの通ったあとは歩きやすいもんね
生きる知恵です

知恵といえば
ウサギは1か所でまとまった量のフンをしません


(一粒づつあちらこちらに残されるフン)

たまに4〜5粒ほどまとまっているのを見つけると
あら、ここではずいぶんリラックスしていたのね、と
嬉しくなります

そしてウサギのフンはなぜか
嵐のあとも吹き飛ばされずに雪にくっついています



土の肥料にもまったくならない
ファイバーだけのコロコロのフンのこの吸着力
いつ見ても不思議…

今くらいの時期になると
人々はみんな口を揃えて「もう雪はいらないよー」と言いますが
茜空を反射する夢のように美しいこんな雪景色を見たら
春の雪も悪くないと思わずにはいられません


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