東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

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2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

猛暑の丸太の家

2019-08-01 23:56:27 | ノルウェー山暮らし fjellgård
タイトルに若干語弊があります
猛暑は言い過ぎかもしれません(30℃未満)
「丸太の家」は tømmerhus の直訳ですが正しいかどうか…

何が言いたいかといいますと
ここのところ25℃を超える晴天日がいく日も続いて
まだまだ日照時間が長く西日が強いせいもあり
エアコンも扇風機もない家の中が
どうしようもなく暑くなってしまった件をお伝えしたかったのです

わたしたちの住んでいる家はいわゆる古民家で
丸太を組んで建てられた tømmerhus (英語だとたぶんログハウス)です

リフォームしてあるので
外壁やリビング、キッチンなどの内装はきれいな板張りですが
玄関ホールと2階のほとんどは元々の丸太がむき出し



冬はすばらしい断熱効果を発揮しますが
今年のような暑い夏には不向き

特に2階にこもる熱気がひどくて
そこに置いてある大量の切手へのダメージを心配した相方が
とうとう対策に乗り出しました

「ヨシ!窓を開けよう!」

え?それだけ?

花粉などのアレルギーがあるので
ふだんはまず窓を開けたがらない相方にしては一念発起

そもそもうちの窓は小さいし網戸がないし
だいたいが全開にできないつくりです
目一杯開けて60度ないくらい?



ストッパーがないので
風で勝手に閉まったりしてしまいます
きっと常時開けて使うという役割を期待されていないのであろう窓たち

とりあえず家じゅうの全ての窓を縦方向に開けます
(この状態はキープできるので)



さらに玄関ドアをしばらくのあいだ開け放して
外廊下から各部屋への内ドアを閉めておきます
そうすると外廊下の空間が外の冷気で涼しくなるので
今度は玄関ドアを閉めて各部屋への内ドアを開けることで
冷たい空気を部屋に取り込むことができます

少々まどろっこしいやり方ですが
玄関ドアと内ドアをを全部開けてしまうと
うっかりネズミやイタチが入り込まないとも限らないので仕方がありません

ところでこの丸太で作られた家ですが
義父母の住む村の中心地の住宅地ではお目にかかりませんが
うちのように点在して残っている元農場の古民家は全てこのスタイルです


(ご近所さんの納屋改造カフェ)

昔は取り壊した家の丸太を新しく家を建てる時に再利用したり
家をバラバラにして別の場所に移してまた組み立てたりということが
ごく一般的だったそう

たしかに
こんな大きくて長い丸太は作るのも
組み合わせるための加工を施すのも
さぞかし大変だっただろうと想像に難くありません



コンピュータもハイテク電動工具もない時代の人力の技術
すごいわ…


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