誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、山・あ・る・記 in 屋久島(2回目) その2

2013-05-29 | 山歩き
誘われて、山・あ・る・記 in 屋久島(2回目) その2
2013/05/22(水)・・・・曇り時々晴れ~♪
淀川登山口~淀川小屋~淀川橋~高盤岳展望所~小花之江河~花之江河~黒味岳~石塚小屋(泊)

 12:20、淀川登山口から宿泊予定の石塚小屋まで目指して歩きだす。
        
        いよいよ、屋久島の山に入ります。
久しぶりの山泊歩き、3日分の食料や着替えなどがズシリと両肩に重くのしかかってくる
        
        山泊は、背中の荷物が・・・・・・・・・・
一度は歩いた道なのだが、年とともに記憶は薄くなるようで、所々しか蘇らず新しい発見も楽しい
ペースを抑えていたつもりだが、先へ先への性格は変わらず、12:50予定より早く淀川小屋に到着する。
        
   淀川小屋*2
淀川小屋から少し下ると、淀川橋に着き橋の下には澄み切った綺麗な流れが現われる。
  
淀川橋、流れ
背中の荷物が重いとは言え、淀川橋を過ぎるまでは登山道の傾斜は緩く楽チン歩きであった。
楽チンが苦痛に変わったのには、行程表作成に間違いがあり、休憩を先延ばしにしすぎた為でもあった。(--;)
                
        休憩なしで疲れたよ~ 
*淀川小屋~高盤岳展望台が、なぜか30分に設定されていた。
容赦なく現われる木の階段と登山道に張出す木の根っ子をヨッコラショと乗り越えながら登って行く
13:40-登山道を塞ぐような岩が現われ、微かな記憶が蘇り、食パン岩の展望台(高盤岳展望所)に到着する。
         
         まるで、食パンを」切ったような ♪
         
    兎に角足休めしなくちゃ~)
 展望所で涼しい風を浴びながら水補休憩で、疲れた足を休ませたあと、13:45歩きを再開して登る。
さあ~小花之江河まではそう長い距離じゃないし、今までよりは傾斜が緩く下りもあり元気を盛り返す。
途中の展望所に寄り道すると、石塚山の稜線は素晴しく、足元の白い石楠花(?)に感謝
 展望所からフラット気味に歩いていくと、樹間から大岩を抱いた黒味岳が垣間見えてくる。
登山道が下りの階段となり、14:05小花之江河の湿原に降り立つ
       
     小花之江河、白骨木
 小花之江河の木道を渡り、緩やかに登り返していく、道脇にたくさんの石楠花があるが花は殆どなかった。
小花之江河から10分歩くと、先の湿原より遥かに広大な泥炭の大湿原『花之江河』に到着する。
登山道の十字路でもあり、真正面に岩峰の黒味岳が聳えていて、絶景に汗まみれの体が癒される。
     
          花之江河*2
 第1日目の宿泊予定の石塚小屋は、花之江河の十字路を右に40~50分ほど行った所だが
天気は良いし、日暮れまではたっぷりの時間があり、先ずは屋久島最初の黒味岳に足を延ばす事にする。
黒味岳の分岐に向かう途中、宮之浦岳日帰りの下山者達が、我々の行動を訝って、しきりに行き先を聞いてくる
黒味岳往復で石塚小屋泊と答えると、納得させるのに辟易した (--;)
*縦走路から50分も入り込む石塚小屋に泊まる、物好きな縦走者はいないらしい (^。-)
岩を流れる水を避けながら木の階段を登ること、15分で『黒味岳/縦走路』に着き左の潅木道に入る。
黒味岳への登りは、岩場やロープ場・花の鑑賞スポットと変化に富んでいて、山に登っている感覚を堪能する。
分岐から20分で最初のピークに着き、一旦下り眺望を楽しみながら仕上げの岩場を登り詰める。
ブラボー♪、14:55山頂を示す標柱は無いが、九州で6番目の標高をもつ黒味岳1831mの頂に到着する。
        
          
        黒味岳山頂、後ろは宮之浦岳と永田岳
        
   眼下の花之江河
        
      
   宮之浦岳と永田岳
        
        遠く愛子岳
        
        
        ホントはもっときれいな石楠花でした ^。-
 黒味岳の山頂を楽しんでいると冷たい風が拭き始め、俄に暗雲が立ちこみ始めてきた。
石塚小屋までの所要時間は、およそ70分であり雨が降り出す前にと山頂滞在20分で下山を開始する。
15:45花之江河に戻り、屋久杉ランド登山口へ向かって、途中の石塚小屋を目指す。
壁だけが残る避難小屋?を過ぎ、頼りない丸太の1本橋を渡り、16:15小屋前の水場で水を補充と洗体する。
        
         壊れた避難小屋跡
        
         丸太橋を渡る
        
         山では有難い貴重な水場        
避難小屋跡、1本橋、水場
 16:30屋久島第1日目の宿場、石塚小屋に着くと先着さんが1人だけの貸切同然だった。
        
        
  小屋の佇まい、小屋の中
荷物を解き、夕餉の仕度に取り掛かった時、小屋の屋根にパラパラと雨粒が落ち始めた。 ホッ♪
山小屋の夕餉、決して十分とは言えないが、苦労して運び上げただけに一際美味しかった。
        
   夕餉
少量のアルコールで喉を潤し、明日の天候を祈りまどろみの中に落ちて行き1日目が終った。
*夜中、小屋の中を鼠が駆け回る物音に幾度となく目を覚ました。
 食料は、厳重に保管しないと、2日目以降は食料なしの決死の行軍になりますよ~ (^。-)
コメント
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