誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、韓国岳1700m(大浪の池周回~韓国岳山頂へ)

2012-09-27 | 山歩き


 『 高千穂の峰 』に続いて、高千穂の峰の盟邦である”韓国岳”に登る。
昨日からの雨も、夜明けの5時頃に上がって、山日和の予感(霧が出なきゃ~)

不動ヶ池の近くの登山口から登るが、早い時間でないと駐車スペースがない。
 6:45-えびの高原の大浪の池登山口から、大浪の池と韓国岳の分岐を目指して登る。
雨が上がったばかりで、時折木々の梢から冷たい雫が頬に落ちてきて気持ちがいい♪
早起きの小鳥も涼しくて気持ちがいいのか、数種類のなき声が林の中に響いていた。

 7:40-木道が2つに分岐し、右の大浪の池へと向かう。


ゴロゴロ石を敷き詰めた登山道、道脇にアザミの姿が多くなり、昔の痛い思いが蘇る
分岐から10分で大浪の池の周回路に登り、展望広場に足を向けると、ホラ~見て!
大浪の池の遥か彼方、雲海に白煙を吹き上げる『鹿児島の桜島』がクッキリと浮かんでた。
いいぞいいぞ♪ まずまずの出足だ♪


 大浪の池を東回りに歩いていくと、何組かとすれ違う。
やはり、東回りは少ないのか? 反時計回りって言うから、火との流れにも反なのか? ・・・まっいいか~
 8:25-大浪の池のモニュメントに到着、韓国岳と大浪の池を背景に足跡の証拠写真を撮影する。
若しかしたら、湖面に写る”逆さ韓国岳”を期待したが、韓国岳の影は漣に滲んで見られず --;
残念!そうは思うように行かないのが世の常なのだ

 合流点の最深部から登りに転じると、お御足さんがイヤイヤするように感じる。
登り切った所の右手に踏み込み跡を見つけ、足休めを口実にちょいと趣味の覗き見をする。
なんと、そこは甑岳,白鳥山,蝦野山・・・雲海に浮かぶ桜島などが見渡せる絶景ポイントだった。

本日の格言:『急ぐとも、一寸立ち寄ってみよう!アッと驚くお土産があるかも♪』By-yamahgiro
更に何箇所かの展望所を過ぎたとき、大きな岩が聳える場所に到着する
ここも立ち寄って見ましょうと行ったのは良かったが、雨後の岩場は滑りそうでへっぴり腰

 さあ~1/3周は回っただろう、避難小屋目指して足を速める(早めたつもりなのだ!)
目の前に『韓国岳』聳え立って見えたが、周回路は下る一方になっている。
折角登って来たのに何で下るの! ヤダよ~と言ってもルートが変わるわけなく歩くのみ
9:20-おっこれが、避難小屋か、ちょっと中を見せてもらう事にした。
ここを使う山人のモラルの高さが伺える、管理状態の良いとっても綺麗な小屋でした。
避難小屋脇、西回りルートの合流点の立派なベンチとテーブル、最後の登りに備え一休み


 小休止を済ませると、いよいよ韓国岳への登りが始まる。
楽なのは、最初の数分間だけで、後はこれでもかこれでもかと木の階段が続く
この階段、建築基準法は適用外なので、歩幅も高さもまちまちで手摺など一切なし


前を登る登山者を見上げると、靴の裏しか見えないの表現がぴったりの状況である。
ふうふうヒイヒイ肩で息しながら、登っていくと下ってくる登山者がいらっしゃる。
道を空けてどうぞ~と手招きされるも、足が重くて・・・お待たせすみませ~ん

 この階段ルート登りに選んだのは間違いか?
いやいや、ここを下るのも怖いよね、ちょっと足しを滑らせでもした後にはミイラ男に変身かも
何時もながらコース設定ミスを認めず、自分が正しいと思っている自己中yamahiroです!

 10:00-えびの高原をスタートして3時間15分、韓国岳を示す山頂標識が見えた。
2年ぶり、韓国岳1700mの三角点に登頂のタッチをする。



フウ~一息ついて、人の邪魔にならぬ片隅に腰を下ろす
と、それを待っていたかのように、yamahiroファンならぬ”虫の群れ”に取り囲まれる。
口などあけてられない! この時のために持参している虫除けスプレーの有難かった事
*自分の周囲1mの4隅に、地面に数秒ほどスプレーして結界を張ると虫が寄ってきません
空中散布は無駄!風の流れがあるので、4隅の地面にスプレーする事がポイント

 虫攻撃を回避しながら、火口底を覗き込みお鉢周回から北峰を見回す
そうこうしているうちに、次から次に登ってくる登山者で、山頂一帯は大賑わいになる。
韓国岳、人気があるよね~登山解禁になって登山者は勿論、地元の人も喜んでたなぁ~


ただ、この日の登山目的は第一が噴煙を上げる『新燃え岳』と秀峰『高千穂の峰』の遠望が
お空の按配とは打って変わって、山一帯は濃い霧が立ち込めて全く見る事が出来なかった。

ネガティブは残念ですが、ポジテブに考えたら、また来てねとお誘いされているんだね。
コメント
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