不敵にも
わがWE-618Bと聴き比べてみてくれと
渡された、とあるトランス
いくらT社長のお勧めでもこれは無理だろ
なんじゃこりゃの世界である
第一ラウンド”みたくれ”圧勝
とりあえず聞いて見なくちゃわからないのでEMT XSD-15で比較視聴
成る程、T社長の言わんとすることは理解できる
音は良い
落ち着きもある
ぱっと聴き地味なトランスである
WE-618Bの華やかな印象とは正反対の印象である
しかし悪くない
ボーカルを聴いてみるがなかなかなもので
その人らしい声とでも言ったらいいのだろうか
この歌手と会って話したことも無いのに
おかしな話だが、本物らしい声にも聞こえる、着色がないからだろうか
前にも書いたがこの辺は好き嫌いの範疇ではないだろうか
オーディオを好き嫌いで表現するのは危険なのは分かっているが
ここは好き嫌いでとどめておこう
手持ちの幾つかのトランスを聞き比べたのだがみんな個性的でいい音だ
特にWE618Bの華やかで艶やかな音は何と言っても抜群に魅力的だ、
これは残念ながら別格、
でも派手な音が嫌いな人もいるであろうからここは好みの問題
地味ながら渋いと言われる音が好みの方もいらっしゃる
これもよくわかる
久々に聞いてみると意外にもEMT-STX20これもなかないい
618Bを買って以来何十年ぶりで接続したので、
錆か汚れか接触不良で最初音が出なかったのでカバーをはずして
RCAプラグをクリーニング
大丈夫だ、裸の状態だが音が出るようになった
あれ?618Bに比べるとかなりおとなしい
昔聴いたときはSTX20はかなり派手な飛び出してくるような音に聞こえたのだが
今聴くと、これもなかなか素直な音だ
へ~ぇ、イイじゃん、社長作のこの名もなきトランスといい勝負
JS-6600はインピーダンスが合わないのでXSD15での評価はパス
やはり意外に良かったのはEMT-STX20
今回カートリッジはEMTだからあたりまえと言えば当たり前
この辺の組み合わせはフォノイコの組み合わせも含めて
相性を選ばなければならない
しかし最近トランジスターアンプの限界を感じてきた
レビンソンがダメなわけではない
只、やはり管球式のフォノイコのほうが
今のシステムには合っているような気がする
何か球のフォノイコ探そうかな~