80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

ウッシーとの日々 はた万次郎・集英社

2006-09-27 21:32:25 | 書籍・漫画
 これは、漫画家はた万次郎画伯が犬と暮らす為だけに北海道に移住した、その過程を描いた顛末記です。1993年からビジネスジャンプ上で連載されていて2003年に文庫化もされましたから、ご存知の方も多いと思います。今流行りの田舎暮らし本の先駆けという事も出来ますが、洒落たアウトドア的な感じではなく、あくまでも淡々とした氏の日々の日常が綴られていきます。

 ある日突然北海道の田舎に移住しようと決めた作者が、家賃3,500円の取り壊し寸前の一軒家を借りて犬や猫とともに田舎暮らしを始めます。普通、都市に暮らす人が田舎暮らしを始める場合には、いろいろな決心をしたり目的があったり、人生の計画というものがつき物だと思うのですが、作者の中には見事なまでにそんなものが見つかりません。強いて言えば、人ごみが嫌いで人にわずらわされるような生活があまり好きではない作者が、田舎で犬と自分の好きなように暮らしたいということが、そういう生活を始める唯一の理由の様でもあります。

 もちろん漫画家という特殊な職業で、ことの顛末を漫画に出来るという事情はあるのでしょうが、普通の人にはなかなかここまで思い切った生活を送ることは難しいでしょう。犬や猫との関り方も独特で、ペットという感じではなくかといってパートナーという感じでもないなんだか同居人みたいな感じで描かれています。

 バブル真っ盛りの頃の80年代後半から、バブル崩壊後の90年代前半のある種独特な、緊迫しているようで実はのんびりとしたような空気もよく伝わってくると思います。(北の国からというドラマもありましたね)。田舎暮らししてみたいと思う人にも、犬や猫を買っている人にも楽しめると思います。

ドンケツゲーム ポカポンゲーム・エポック社

2006-09-27 02:43:09 | 玩具・雑貨


 エポック社のドンケツゲームとポカポンゲームです。70年代後半に発売されたゲームですが、最近の復刻版ブームによって2004年頃に再び発売されました。自分は持ってなかったけれどかなり遊んだように記憶してますので、友達や親戚など誰かしらが持っていて結構ヒットしていたのだと思います。ゲーム自体は、電池を使わずにレバー操作で相手を押し出した方が勝ち、もしくはボタンを押してポカポカと叩き合い、相手の頭を飛ばした方の勝ちとごくシンプルなものです。


 ポカポンゲームです。わんぱくなキャラがいい感じ。


 叩いている時には、盾が下がって無防備になる簡単なアイデアを、ゲームに昇華。


 シンプルなゲーム性に、シンプルなキャラ、おもちゃのお手本のような作品。


 ドンケツゲーム。こちらは、ほのぼのとしたカップル。


 レバーを引くとお尻を突き出し、前のめりに倒れた方が負けと、こちらもシンプル。


 遊び方を漫画仕立てで解説。

 これを当時作った方が最近書かれた本を読みましたが、今現在はエポック社を退社され玩具作家をされているそうです。大人になってあらためて見てみると、確かにゲームとしてはきわめてシンプルながら動きの面白さや楽しさが明確に表現されていて、とてもよくできた玩具だと思います。1,000円前後で簡単に手に入りますから、懐かしい思い出のある方には、ちょっとしたレトロでキッチュな部屋のインテリアとしてもいいのではないでしょうか。



参考:エポック社のサイト

レトロゲーム機

2006-09-27 00:50:31 | レトロゲーム機1975-

 ネット上を検索をしてみると懐かしのPCやファミコン等を扱ったサイトは結構多いですが、それらのページってかなり感傷的な色合いを帯びていたりします。子供が外で遊ばなくなるとか、人との付き合いが不得手になるとか否定的な文脈で語られることが多かったPCやTVゲームですが、もうすでにそれ自体がノスタルジーの対象になっていることに気付きます。


 現在では超合金などのおもちゃには、びっくりするようなプレミア価格がついていたりしますが、TVゲーム機や中古PCってあまり極端なプレミアが付いているものは見かけませんね。(ファミコンソフトは、凄い値段がついてたりしますが)。それでも発売当時は、2万~5万なんて価格のついた憧れの機器だったんですよね。そういうものが捨て値で売られているのを見ると、なんとなく放って置くのがもったいない様な気になって、見かけるたびに買ったりしてます。




 今となっては特に利用価値もないのですが、昔欲しかったものが今更ながらでも手に入るという事は、やはり少しだけ嬉しいような気がします。いつ間にか懐かしいゲーム機のコレクションのようになってしまった、それらを少しずつ取り上げていきたいと思います。



学研・電子ブロック

2006-09-26 02:18:17 | 玩具・雑貨

 ファミコンより少し前に、電子ブロックというおもちゃ(科学学習教材?)がありました。学研の学習雑誌にいつも折込みの広告がついてました。当時としては、かなり高価なおもちゃで知り合いで持っている人をみたことがありませんでしたが。デパートや模型店などでも、鉄道模型などとならんでショーケースに入っていた為、触ったこともありませんでした。(ブロックがなくなるから触らせないですよね・・)。学研の大人の科学シリーズとして、復刻版が発売されましたので購入してみました。


 蓋を開けたところ。アンテナ線や回路図集が収められています。


 EX-150の復刻版ということで、150の回路が組めるようになっています。


 イヤホン、マイクロホン、テスター棒、60cmコードなど実験に使う付属品。


 ブロックはプチプチで保護され、透明な蓋が付いています。


 電圧計。昔は、メーターって機械っぽくて意味もなく憧れたもんです。


 ブロックの中にコンデンサやトランジスタなどの電子部品が組み込まれていて、はんだを使わなくとも電子回路が組めて実験ができるという仕組みです。当時は、すごい高度な機器のように思い込んでましたが、考えてみると意外と簡単な原理のおもちゃなんですね。最終的には、かんたんなプログラムまで組める4ビットマイコンにまで発展しましたが、ファミコン発売と同時期くらいに売れなくなった為、市場から消えてゆきました・・。


 実際に遊ぶ場合には、回路図を見ながら実験となるはずなんですが、大人になってしまった今となっては、面倒臭いということでここまでで終了。子供の頃の自分に、大人になった自分からのプレゼントなので、今の私が遊ぶことはもうないのです。

ゲームブック

2006-09-25 23:02:46 | ゲームブック

 1980年代の中頃から1990年代初頭にかけて、ゲームブックという物が流行りました。どこの本屋に行ってもゲームブックが平積みされてたり、ゲームブックのコーナー等があったことも・・。ゲームソフトに比べて10分の1ほどの値段で気軽に買えて、けっこう遊べて満足度は高かったように記憶してますから当時はかなり流行りました。
















 つい最近まで古本屋の100円コーナーには、ゲームブックがごろごろ転がってました。ただ流石に20年近くが経過して、現在ではあまり見かけなくなりました。お店によっては、売れないということでゲームブックは処分してしまうようなところもあったみたいです。ということでコレクションをしておくには、今が最後のチャンスなのかもしれません。