仕事を終えて疲れた身体を風呂で温めて、スカッとしてから近くのコンビニへ行く。
キリン発泡酒一缶とモモの焼き鳥とから揚げの串物買って公園のベンチに腰掛ける。
まだ空は青みが残って明るい。缶ビールの栓を抜き焼き鳥の肉をほうばりながらグイッとあおる。「美味いっ」此れが幸せと云うものだ。
生きていることが有難いと思える。
なんでもないものが、外で食うと「なぜか格別に美味い」誰に気遣うこともなくマイルドセブンに火を点けて
「ふぅぅ~」と一服する。「自由っていいねぇ~」
緑に囲まれた静かな一角、青い空の夕暮れ時、独りの贅沢な時間を「ホッ」と満喫していると
「★★ちゃーん」と小学生のおませな女の子たちが寄って来て「ああっ」って焼き鳥睨んでる。
「ちょうど三つあるわぁ」串に残る肉切れ数えて頭数に合わせてる。「四つと違うのん?」「ええのん、ええのん」と食べだしてる。
「★★ちゃん、ビール呑むのん?」「ビールぐらい呑むでぇ」「★★ちゃん、何してんのん?」
「う~ん、お外で頂くと美味しいからね。お祭りなんかと一緒やね」軽く手拍子すると三人が目の前で踊りだしてる。
「いいねぇ~」「★★ちゃん、お祭りやろ?」踊りながら笑ってる「おおう、上手い、上手い」チャンカ、チャンカ、チャンチャン手拍子に口拍子。
何でもないことが楽しいもんやねぇ」
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ちゃっかり酒の肴とられたけれど可愛い踊りで盛り上げてくれたね。「ありがとう」