「約六百何十頭の被曝牛の肉の販売先を公表しろ」と国民の声が高まっているらしい。「至極当然の声」である。個人の生命に関わる問題だ。
販売先を隠す意図はなんなんだ?「直ちに健康に影響はない」で騙し続けて裏切って、
高濃度の放射能に汚染されたワラを食った被曝牛の肉の出荷を見落として今度は秘密作戦か「国民は怒れっ」血の気の多い外国なら暴動もんやぞっ。
と昨日書きかけたが時間がなくなって途中で保存していた。
今日のニュースでは被曝牛の出荷数はなんと一桁増えている。また牛飼育用の汚染ワラも大量に各地に出荷された後で規制が後手後手に回っている。
このワラを与えた家畜は被曝する。収拾がつかない状態に発展している。放射能にうとい国民も流石に危機意識に目覚めてきたように感じられる。
福島県の内陸部が出所で原発周辺の危険範囲から遥かに遠い。大阪の淀川でも微量のセシウムが検知されたという。
じわじわと放射能の恐怖が姿を現わしてきた。広範囲に拡散している事実を認めて、其れに適した対応を迅速に行なわないとすべてが手遅れになるぞ。
牛やワラだけではない。上水道の水源となる河川、農業用水の検査、これ等を利用して製造される食品全般、原料となる牛乳、
卵等の出荷先の確認など、製造元は東北に限らず関東も含めて口に入る飲食製品に関わる全てを検査対象として厳重に行なわなければならない。
生鮮食品は云うまでもない。太平洋はどんどん汚染が進んでいる。内臓被曝した家畜は防疫のため殺処分、汚染された農作物も廃棄処分等以外方法はない。
宮崎県は其の苦しみにもがきながら断行して被害の拡散を防いだ。
福島県民には気の毒この上ない惨憺たることとなるが、県は原発を受け入れ其の恩恵に預かった代償はなくはない。
気流の影響で宮城県も同等の汚染が疑われる。こちらは隣県からの迷惑をまともに受けて慰めの言葉もない。
とんでもないことが起こってしまった。一日も早い原発収束を祈るしかない。