ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

今日は旧暦の元日

2009-01-26 11:18:16 | Weblog
 画は歌川國貞(三代豊國)(1786年)~(1864年)

 号は、香蝶楼・一雄斎・五渡亭など  作


 「十二月ノ内」より、「睦月」です。



☆晴れ、後雪の予報、冷え込む。


さて、今日の道新に、山折哲雄さんの寄稿あり、

この人は著名な宗教学者ですが、一部引用させてもらいます、

題は「金融恐慌の本質 景気循環と称する無常」です。

<略>

・・・とすれば、この景気循環という経済用語を、
分かりやすい人間的な言葉に翻訳すると、さしずめ
“無常”ということになるであろう。
あの諸行無常の無常である。この世に常なるものは
何一つ存在しない、という意味だ。
持続可能な永遠など、単なる虚妄のたわ言にすぎない
ー そういう認識である。

<略>

*長期展望持て

・・・この人生の無常という原則に対し、この文明は
(ユダヤ・キリスト教文明であり、アングロサクソン
によって形成された西欧社会)拒否的な態度をとり
続けてきた点で一貫していたと思う。
なぜなら、この文明にとっては、危機を乗り越えるための
生き残り戦略こそが最大の関心事だったのであり、
それに対し、無常というアジア的なエートス(精神)ほど、
退嬰的な思想はないと写ったからであろう。
さらに息苦しいことには、このわれわれ日本の社会までが、
アングロサクソン流生き残り戦略の傘の下に、
すっぽり包み込まれてしまってる。そしてこれまで、
その戦略に加担することに、われわれは
夢中になり過ぎていたのではないか。
この先光明は見えてくるのか・・・

いずれにせよ、われわれの前方には二つの選択肢
が見えている。
一つは、不安と危機感をあおりたてる
短期的な経済予測に、依然として翻弄され続けるか。

もう一つは、景気循環=無常の原則に立って
長期的な展望を持ち、この事態に冷静に
対処するよう努力していくか。

<略>


如何ですか? 

手前が毎度申し上げておることでありますw

説得力は段違いですがw

「光明はある」と申し上げてもきました。

悲観論は捨てましょう、裏に「ある意図」があるんですよ。


◆http://archive.mag2.com/0000012950/index.html
2009/01/25 ロシア政治経済ジャーナル No.563

<略>

▼日本の「自立」という観点

政策の善悪を判断する一つ目の視点は、「内需拡大」でした。

もう一つ、経済危機がきっかけで起こる
世界のパワーバランスの変化にも注意を払う必要があります。

具体的には何か?

「アメリカが覇権国家から没落しつつある」ということ。

するとどうなるか。

アメリカは、「日本を守ることはもうできないから、
自分のことは自分でやってくれ」となる。

それで、日米安保が有名無実化する可能性が強まっていきます。

その時日本には二つの選択肢が出てくる。

1、日本はアメリカの天領をやめて、中国の天領になる

2、日本は自立した国家になる

1、日本はアメリカの天領をやめて、中国の天領になる

  について。

「日本国民の反中感情が強いので、国民の反対で中国の天領に
はならないでしょう」という意見があります。

しかし、「日本政府は常に国民の意志を尊重する」のでしょうか?

読者の皆さまは、
「長銀を10億円でアメリカに売ること」に賛成でした?

過去を見れば、「繊維・家電・鉄鋼・自動車・半導体」
等々の輸出自主規制に賛成でしたか?

事実を見ると、日本の政治家は国民の意志と
全然反対のことをしてきた例が山ほどあります。

つまり、反中感情が強くても政治家が買収されていれば、
自発的に「中国の天領」になる可能性があるということです。

2、日本は自立した国家になる

  について。

私は自立とは具体的に


*経済と財政の自立(内需型の経済、財政の黒字化)

*軍事的自立(自分の国を自分で守れる防衛力)

*食糧の自立(自給率100%)

*エネルギーの自立(自給率100%)

*精神の自立(日本の歴史と文化を尊重する教育)


を主張しています。

どうせ内需拡大に金を使うなら、
「日本の自立をすすめる」方向で政策を行っていただきたい。

たとえば?

<略>

▼まとめ

まとめてみましょう。

1、現在の日本で、最大の課題は経済である

2、景気を回復させるには、「内需」を拡大する必要がある

3、内需を拡大する方法は、


*国産品の需要を増やす
*ケインズ
*減税

である

4、内需を拡大すると同時に、日本の自立を促す方策をとるべき

5、国産品の需要を増やすもっとも簡単な方法は、
「完全米飯給食」を実施することである

6、ケインズ(=公共事業)で、エネルギー自給率を増やすべき

具体的には、ゴミバイオエタノールの生産施設を
日本全国に建設すればいい

7、減税をすれば、内需も拡大し、税収も増える


(おわり)


思い切ったこんな策もある、

◆http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu184.htm
*2009年1月25日 日曜日

<略>

通貨の価値とは労働力であり生産力などの
経済的価値に裏付けされたものであり、
日本は技術水準もダントツに高くて政治も安定している。
アジアのどこかの国のようにクーデターが起きて
通貨の価値が一瞬にして無くなるという事も無い。
最近ではアメリカがデフォルト宣言して
ドルが紙切れになる可能性がでてきましたが、
その前にイギリスが危なくなってきた。

イギリスは金融以外にこれと言った産業が無くて銀行も国営化されて、
国が借金を支えきれなくなって国家破綻の可能性が出てきた。
そのような国では政府発行紙幣などは発行できない。
それに対して日本は政府が大借金を抱えていますが
ほとんど国内で消化されており政府が政府発行紙幣で国債を回収すれば
すべて借金はチャラに出来る。

マクロで考えても日本には1500兆円の個人の金融資産があるわけだから、
まだまだ国債の発行余力があるのであり、
バカな日本の経済学者が騒ぎ立てているだけだ。
財務省の役人も財政が厳しいから消費税を上げたがりますが、
政府発行紙幣で財政を賄えばいいのであり、
円が高いという事はそういうことが出来るという事だ。

ジンバブエのような産業も何も無いところで通貨を乱発すれば
ハイパーインフレになりますが、日本は円高で困るほど通貨は高く
経済力もアメリカや中国や韓国などが悲鳴を上げるほど強い。
だから日本は通貨発行余力があり、国民に直接配れば
消費を刺激して景気は回復する。高橋洋一氏は元大蔵官僚であり
榊原英資氏も元大蔵官僚であり政府発行紙幣を提案している。

これといった産業の無い国では金などが通貨の価値となりますが、
金では利息も生まないし持ち歩きに不便だ。
日本では江戸時代には米が通貨の価値の裏付けとなりましたが、
通貨とは何かということを「株式日記」では
2001年5月に次のように書きました。

◆江戸幕府の通貨政策 2001年5月31日 株式日記

昨日のNHKで「その時歴史は動いた」で
八代将軍徳川吉宗の経済政策の事を取り扱っていました。
「元文の貨幣改鋳」のことを扱っていましたが、
インフレとデフレにおける通貨供給との関係を分かりやすく扱っていました。
江戸時代までは米本位制の時代で、侍は米で給料をもらっていた。
それを米穀商に売り貨幣に代えていた。

吉宗は「享保の改革」で幕府の財政を引き締め、米の生産を高めました。
その結果米の値段は暴落し侍たちの生活は困窮しました。
吉宗は米相場を高めようと米を買い上げたりしてみましたが
思うように値が上がらない。米の供給が増えたのに通貨を引き締めていたから、
米の値段は80文から20文まで値下がりしました。

そこで大岡越前之守は貨幣の増量を進言しましたが、
吉宗はインフレを恐れて踏み切れませんでした。
しかしいろいろ対策を打っても米相場は回復せず侍の生活はますます貧しくなり、
やむなく大岡越前の守の進言を受け入れて、貨幣の増発に踏み切りました。
その結果米価は20文から60文にまで回復し、他の物価は安定していました。

(私のコメント)
江戸時代の米と貨幣の関係考えればデフレインフレの関係を理解しやすい。
米の増産力が増えれば江戸幕府は貨幣を発行できるのであり紙幣でもかまわない。
現代なら生産力になりますが、IT革命やロボット革命で
生産力は飛躍的に増大しているにもかかわらず政府日銀は貨幣を発行しないから
円が高くなりデフレが生じている。
デフレの時は政府が大規模な財政出動で公共事業を行なっても
インフレに心配は無い。

最近の国会における自民党内の消費税論議を聞いていると
経済のことを何も知らない議員が多すぎる。
消費税を増税して財政を立て直すことよりも
政府発行紙幣で公共投資をすべきなのだ。
消費が少なければ国民に配って消費させればいい。
円も高すぎて困っているのだから
円を安くするにも政府発行紙幣は現代の打ち出の小槌なのだ。


「消費税増税」など狂気の沙汰なんです。

従米売国政策といってもよい。

自民党政権は退場させなくてはなりません、国益を損なう。