ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

蝦夷梅雨かなⅤ

2008-06-27 10:50:57 | Weblog
  画は歌川広重(1797年)~(1858年)

  (安藤広重)号は一立齋(いちりゅうさい)作



  「東都名所 日本橋之白雨」です。



☆曇り、気温上がらず。

さて、

◆産経新聞 6月26日20時31分配信
北の核計画「完全かつ正確」な申告とはほど遠く

【ワシントン】北朝鮮の核計画の申告について、
米政府はプルトニウムによる核開発の解明につながると強調している。
しかし、ウラン濃縮や核拡散の活動に関する説明はないうえ、
核兵器製造工場や核実験場などの情報は含まれていないとみられる。
詳細な分析には時間がかかるが、核問題をめぐる6カ国協議で合意した
「完全かつ正確」な申告とは、ほど遠い内容になるのは確実といえそうだ。

とのこと、

アメリカの意図は不明ですがハッキリしてるのは、

日本を「裏切った」ということです。

まさに帝國の没落なんですね、権力が内部分裂して支離滅裂状態。

日本は毅然としてスタンスを変えぬことです。


◆http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/25/#000962
2008年06月25日
おもしろくなってきたー北朝鮮の核保有を認める米国に、
それでも日本は従属していくのか

<略>

しかし、そんなことはどうでもいい。

今度の米国の対応は、日本の拉致問題を軽視した、
という問題ではない。

北朝鮮の核保有を事実上許す譲歩したこと、こそ大問題なのだ。

検証できる形で、逆戻りできないほど北に核放棄を迫るとした
当初の方針を180度転向させ、一方的に北朝鮮に譲歩したのだ。

実はこれは拉致問題以上に日本の外交にとって深刻な事なのだ。

北朝鮮の核保有によって日本の安全保障が脅かされるという
日本の立場を米国はもはや同意しないということだ。

それは日米軍事同盟を米国が最重視していないということだ。

自民党の保守、タカ派議員の中から、
このままでは日米同盟にひびが入りかねない、
などと米国を牽制する発言がではじめている。

しかし、逆だ。米国のほうから日米同盟はもはや最重要ではない、
と日本に通告したようなものだ。

それでも、自民党も国民も、最後は黙ってしまうとしたら、
米国から自立した自主外交は永久に不可能だ。

日本は偉そうな事は言わないほうがよい。
何をされても黙って米国に従い続けていきます、
と素直に認めればいいだけの話である。



昨日に続きelectronic-journalさんです。

よくまとまっています。

◆http://electronic-journal.seesaa.net/
2008年06月27日
◎ルーズベルトとヒットラーの経済政策(EJ第2356号)

米国の金の戦略を最初に仕掛けたのは、
第32代米国大統領フランクリン・D・ルーズベルトである
ことは間違いのないところです。
彼が大統領職にあったのは、
1933年~45年の長きに及んだのです。
この1933年に首相になったのが、ドイツのアドルフ・ヒットラーなのです。
そして、その翌年にヒットラーは国家元首になるのです。
そのため、ルーズベルトとヒットラーはいろいろな面で比較されるのです。
ルーズベルトとヒットラーは、
どちらも国の経済が最悪のときにトップに就任しています。
ルーズベルトの場合は、
1929年からはじまった世界恐慌の真っ只中であったし、
ヒットラーの場合は、
第1次世界大戦後の壊滅的な経済からぜんぜん立ち直っておらず、
深刻なデフレ不況の状態にあったのです。
奇しくもルーズベルトとヒットラーは、

ともに全体主義的経済政策――政府による公共投資を拡大して
デフレの脱却を図るケインズ的経済政策を実施したのです。

しかし、こと経済政策の成否については、
ヒットラーはルーズベルトに圧勝したのです。
ルーズベルトがニューディール政策を実施した結果、
1933年に25.5 %という最悪の失業率は、
1937年には14.3 %まで下がったのですが、
翌年には再び19.1 %に跳ね上がっているのです。
これに対して、ヒットラーは45%もあった失業率を劇的に減少させ、
第2次世界大戦前の1939年には
2O分の1にすることに成功しているのです。
ルーズベルトとヒットラーの差はどうして生まれたのでしょうか。
実際にやったことには大きな差はなかったのです。しかし、
2つの点で大きく異なっていたのです。
ひとつは「トップに対する信頼」の差です。
ヒットラーの場合は、世界大戦に敗れてどん底に落ちた
ドイツの救世主として、圧倒的多数の国民の支持を得て、
トップの座に就いています。
ルーズベルトは民主主義国家の選挙戦に勝利して
トップの座を射止めています。しかし、
ルーズベルトは民主党であり、反対派の共和党もいるのです。
国民全体がルーズベルトを支持したわけではないのです。
ヒットラーとは大きな差があります。
もうひとつは、「政策の徹底度」の差です。
米国の大統領は独裁主義者ではないのです。したがって、
政策の遂行は反対派の意見をできる限り汲み上げるので、
どうしても妥協の産物となるのです。

とくにケインズ的政策をとる場合、
どうしても政府債務の累積額が増大するので、
必ずといってよいほど財政均衡主義者の
ヒステリックな反対を呼び起こすのです。
いったん好転に転じた経済が再び暗転したのは、
この政策のぶれによるものです。
現在の日本も同じ状況に陥っています。

これに対してヒットラーの場合はドイツは完全な全体主義国家であり、
その徹底力はほぼ100%に近くなります。
こういう場合、政府債務は激増しますが、
反対する者はいないため、経済は急速に回復するのです。
それにしても、ルーズベルト大統領の場合、
その経済政策に関しては、
英国から送り込まれたケインズが直接指南をしたのに対し、
ヒットラーは自分の考えで、きちんと正しい手を打っているのです。
これは大変なことであると思います。
ヒットラーはユダヤ人を一種のスケープゴートにして、
資本家と労働者との19世紀的な階級的な対立を解消しています。
そのため、
ドイツ民族は一致団結して国家のために奉仕労働を行ったので、
ドイツの生産力は飛躍的に向上し、
それが経済を活性化させる原動力となったのです。
これに対して米国は民主主義であり、
ニューディール政策には賛否両論が多かったので、
一致団結にはほど遠いものがあったのです。

ニューディール政策が思うように効果が上がらないことに対して、
ルーズベルトはいささか焦ったようです。そして、考えたのです。

「国民を一致団結させるのは、国外に敵を作り、それ
を叩くというかたちをとるしかない」と。

そして、その格好のスケープゴートとして選ばれたのが日本なのです。

日本の悪行を暴き、米国民を激怒させる――そうして、
日本を敵として第2次世界大戦に参戦すると考えたのです。

戦争しか財政支出を急激に増やす方法はない。
そうしないと、ドイツに後れをとってしまうとルーズベルトは考えたのです。

ルーズベルトは、日本が三国同盟(日独伊)を宣言した直後に
知日派の海軍情報部極東課長アーサー・マッカラム少佐に密命を与えたのです。
その密命とは、日本を挑発し、米国を攻撃させる策略の遂行です。

マッカラム少佐は、いわゆるABCD包囲網と呼ばれる貿易制限網を形成し、
経済封鎖を行ったのです。ABCDとは次の国を指しています。

―――――――――――――――――――――――――――――
     1.A ・・・・・ アメリカ/America
     2.B ・・・・・ イギリス/Britain
     3.C ・・・・・ 中  国/China
     4.D ・・・・・ オランダ/Dutch
―――――――――――――――――――――――――――――

マッカラム少佐は、ハワイに潜入した日本のスパイを自由に動き回らせ、
ハワイを攻撃させようとしたのです。
日本がマライ半島やインドネシアという英国やオランダの植民地だけを攻撃し、
ハワイを攻撃しないことを最も恐れたのです。
そして自国の太平洋艦隊にも一切
日本が攻撃してくるという情報を伝えなかったのです。
それでいて、狡猾にもルーズベルトは
天皇に対して戦争をしないよう親書まで呈上しています。
攻めたのは日本を強調するためです。
― [金の戦争/15]


≪関連情報≫
 ◎マッカラム・メモに言及しているプログ
  ―――――――――――――――――――――――――――
  最近、平井修一氏の「マッカラム・メモ」翻訳で、その全容
  を知ることができた。「マッカラム・メモ」・・・昭和十五
  年十月七日に米海軍諜報部のアーサー・H・マッカラム少佐
  が海軍提督のウォルター・アンダーソンと提督ダドリー・ノ
  ックスに提出した戦略メモのことである。アンダーソンとノ
  ックスは、ルーズベルト米大統領が最も信頼を寄せた軍事顧
  問の一員。メモは機密扱いで私たちは知るよしもなかったが
  平成六年に五十年ぶりに機密扱いが解除されている。あらた
  めて読んでみるとルーズベルトは「マッカラム・メモ」のス
  テップ通りに政略を展開し、挑発された日本は無謀な日米戦
  争に突入した歴史が明らかにされた。
            http://blog.kajika.net/?eid=345841
  ―――――――――――――――――――――――――――


如何ですか?悪賢いでしょうw

昔からアメリカは変わっていませんよ。

で、あるならば、

◆http://www.magazine9.jp/morinaga/index.html
◎第25回 防衛費半減はなぜ必要か

<略>

日本の防衛費は4.8兆円、世界第6位の巨額に達している。
一般歳出の1割が防衛費に使われていることになる。

それだけの経費をかけて、本当にいまの自衛隊は
国防に役立っているのかというのが、私の最大の疑問だ。

例えば1400億円もかけてイージス艦を買っても、
北朝鮮や中国が日本に向かってミサイルを撃ってきたら、
ミサイルを迎撃して破壊することは、ほとんど不可能だ。
そもそも命中率が低いうえに、日本までの距離が短いため、
発射直後のミサイルを日本海上で打ち落とすことは間に合わない。
また、ミサイルは宇宙空間からまっすぐに近い形で落下してくるから、
もし地上から迎撃すると、破片が日本の国土に飛び散る。
弾頭に生物兵器や化学兵器が搭載されていたら、日本の被害は甚大だ。

それでは、なぜイージス艦が必要なのか。それは、
中国や北朝鮮からミサイルが発射されたときに、
米国に向かうミサイルを少しでも減らすためだろう。つまり、
アメリカを守るための盾の一つが、日本のイージス艦なのだ。

また、多くの国民が内心、仮想敵国を中国や北朝鮮だと考えているが、
本当にそれでよいのか。素直に振り返ってみれば、
ベトナム戦争にしろ、アフガニスタンの戦争にしろ、そしてイラク戦争にしろ、
すべてアメリカが仕掛けた戦争だ。また、
世界で唯一核兵器を戦争に使用した国もアメリカなのだ。
世界で最も凶暴で喧嘩っ早い国はアメリカなのだ。

そのアメリカが日本に攻めてきたら、自衛隊は日本を守れるのかといったら、
まったく無理だというのは誰が考えても明らかだろう。
最大の脅威に対して、なんら力を持っていないのだから、
そもそも莫大なコストをかける必要などないのだ。

私のこうした主張は「極論」として、排除されてしまう。
残念ながら、それがいまの日本の現状なのだ。



何度も申し上げておりますが、

「日米安全保障条約」は廃棄通告すべし。

「居座り強盗に追い銭」はもうやめましょう。

日本の真の脅威、「敵」は誰あろうアメリカなんですよ。

当面は支那、北鮮ですが、

憑いた「死神」はアメリカなんです。

お人好しにもほどがある。延命に手を貸すのは愚策中の愚策です。