蒼穹のぺうげおっと

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機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 2ndシーズン 第22話 「未来のために」 感想

2009-03-10 11:42:53 | ガンダム00(ダブルオー)2ndシーズン
イノベイターとの最終決戦へ向けて物語の方向性も終局へと舵が切られてきた第22話「未来のために」。


リボンズ的にはアロウズも手駒のひとつに過ぎず、またイノベイターさえも(ブリングの量産を見ても分かるけれども)駒にすぎない、という感じがあり、ひょっとしたら自分の体自体もどうでもよくて(量産していて)、上位種として自分が選ばれるか、それともイオリアの遺志を継いだ刹那(人類の革新の可能性)が選ばれるか、というラストは一騎打ちみたいな感じになっていくのかもしれないですね。

ただ物語的には、人工的な上位種と人類からの革新種との対決、というミクロ対決も世界を左右するかもしれないけれど、アロウズ的なやりかた(世間的にはイノベイターの存在は公表されていないと思うから)に対しておかしいと思う人たち、平和を求める人たちが結集してきてラストはそれが最終的な世界のあり方を方向付ける、というマクロ的な形になっていって欲しいとも思いますね。

ファーストガンダムが、ニュータイプ同士の戦いになって、人類は変わっていくべきだ!と一部のエスカレートしたイデオロギー対決になるのだけれども、戦争の大勢は数に勝る地球連邦軍に軍配が上がった、というマクロ対決で終わったように。

ファーストガンダムは数の理論で地球連邦が勝利するという形で終わったけれども、ダブルオーでは数の理論というか、普通の人たちの平和を求める気持ちが徐々に結集して大きな輪を作っていく、というそういう意味での数の理論の勝利というか可能性を期待したいところ。

今回マネキン大佐やコーラサワーが参加してきたように、ミスター・ブシドーが自分の武士道を見つけて参集したり、ソーマ・ピーリスも怨恨で戦うという感じではなくなってきているわけで、後はアンドレイあたりがどう動くか、というのもひとつの楽しみではあるんですけど、刹那が語ったように、明日を掴む戦いをするんだ、というメンバーが続々参集するという展開を期待したいですね。

あとはヴェーダが直径15kmという非常に大きな物体であり、かつ月に近い位置にあるということは、コロニー落としならぬ、ヴェーダ落としみたいなのも可能性として考えられて、そこが表のサイドでの最大クライマックスになるんじゃないかと予想。

アフリカタワーの崩壊時にソレスタルビーイング、カタロン、反乱軍、アロウズが手に手を取ったように、最大のクライマックスとして明日を望む気持ちの結集というのが見られると燃えるなぁ。

第1段階では1stシーズンの第5話で低軌道ステーションの落下を食い止め、第2段階では2ndシーズンの第17話でアフリカタワー崩壊時のピラー落下を食い止め、第3段階としてヴェーダ落としを食い止める、というのはスケールアップの順序を考えても、物語の積み重ね的にも燃えるものがあると思うんですよね。


裏サイドでの最大クライマックスは、やはりルイスの奪還だと思うわけで、行き着くところまで行ってしまいそうなルイス、ほぼ奪還不可能?と思うような状況に陥ってなお、刹那の言葉に自分の気持ちで応えた沙慈が、その気持ちをルイスに届けて彼女(の心)を取り戻すことができるか?というのが、裏面での最大のクライマックスだと思っています。

刹那とリボンズ(たぶん今回死んでないでしょう)との次代を担うのは誰か?という対決と並行して、沙慈がリボンズの支配下に置かれているルイスを解放できるか、というある意味精神対決というのがダブル主人公である刹那と沙慈のダブルクライマックスだと思うんですよね。


あとガンダムシリーズは伝統的にラスト出撃時にはヒロインから主人公へと何らかの見せ場シーンがあるはずで、今回のフェルトが刹那を見送るのは一つの戦いの前の見せ場であり、まだ不完全燃焼感があるところだから、フェルトには申し訳ないけど、もう1回マリナ姫絡みで最終出撃クライマックス演出が待ってるような気がしますね。


何気に感動したのが、スサノオのサングラスが吹っ飛んで素顔が見えた瞬間、ああフラッグだ!と素直に驚いた&喜んでしまいました。
うーむ、これでオーバーフラッグのガンプラが欲しくなってしまいましたよ。

フラッグ魂がここに生きていたかと思うと何気に嬉しくなってしまいました。

あと次回予告のオーガンダム登場も実は結構楽しみだったりして。


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