5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

鼻の先だけ

2016-12-13 21:44:58 | ことば
今日はみぞれが降って寒い一日だった。鼻水がでそうになる。 帰りの電車の前の席に座った若い男がポケットから小箱を出し、そこから左手の上に振り出した黒い粉を片方の鼻の孔から啜りこんだ。怪しげな薬かと思ったが嗅ぎたばこだろう。若いものにはこういう古い煙草の飲み方が流行っているのだろうか。 鼻水や鼻孔ということから、芥川龍之介のこんな俳句を頭に浮かべた。 「水洟や鼻の先だけ暮れ残る」 いろいろ考え . . . 本文を読む