5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

Oヘンリーと野見山朱鳥

2016-12-10 21:55:13 |  文化・芸術
昼夜の温度差が次第に大きくなって街路にたまる落ち葉の量がめっきりと多くなってきた。かさかさと足下で鳴る枯れ葉の乾いた音が好きだ。 路地の家壁には紅葉した蔦葉の数枚がまだ落ちずにへばりついている。こんな光景を見て、すぐに思い出すのが19世紀アメリカの短編小説家の一作「最後の一葉」である。 ベッドから見える窓外の蔦に残された最後の葉が落ちたら自分の命もなくなるのだと心を沈ませる病床の友を元気づけよ . . . 本文を読む