10月下旬の土曜日のことです。14時30分までの到着を目指して自宅を出立し、順調に目的地へ近づくも、最後になって逆方向の電車に乗車してしまうというミスを犯し、到着は14時41分に。丁度外に居た助手さんと「まだ大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ。」とのやり取りをして47人の行列の最後尾に。すると、その直後、助手さんが再び現れ、付近で待機する、毎週土曜日の宣告人を自らかって出ている方を呼んで、結局、その方を含めて後続に2人が続いた14時41分に閉店となりました。この時間での宣告でしたので、確認出来ただけでも27人が肩を落として帰っていきました。なお、話を聞くと、早番助手さんが15時にXにポストして閉店とする予定だったのが、店主さんからの指示で早まったよう。それから、3人が列から離脱する等し、ラストロットとして17時13分に入店し、17時28分にラーメンが配膳されました。
大豚、大蒜脂+ネギ。
麺丼。
1分間隔で2回に分けて投入された麺は、最長7分弱茹でられた後、3分強を要して4つの丼に盛付けられていました。
瑞々しさ満点で、ぷにゅんっとした食感を持っており、軟らかめと言えます。
卓上の胡椒と粗挽き唐辛子を。相性で言えば、胡椒に軍配が挙がるかと。
野菜丼。
ぐったりとした茹で加減で、自身の持つ甘さが最大限引き出されていたよう。
小振りな端豚にはタレがよく染みて。
サックリとした歯応えの赤身とトロンっとした脂身で構成された豚も端の部分。
ほぼしっとりとした赤身の豚は分厚くカットされて、まるでステーキのよう。
脂身が入り混じった赤身は軟らかく。
パサつきを警戒させる見た目も、噛み応えが強いと言える肉質でした。
繊維質に沿って容易に裂けた豚。
パラッとした大蒜は、他の食材の存在感の前に埋没してしまっていました。
スープ。
高い乳化度を想像させるビジュアルどおり、ポタポタとした舌触り。ただ、味の面では醤油の風味とアブラや豚による深みのどちらかが先行し過ぎない、バランスが取れた仕上がりでした。
スープからお玉で掬われた後、平ざるで濾された背脂に醤油ダレが注がれた固形脂。
野菜丼の上にも。
ネギ。
終盤、清涼感を与える役割を担っていただきました。
およそ20分を要して完食。調理を終え、店奥でへたり込むようにして休憩中の店主さんと、厨房内で片付け作業中の遅番助手さんにお礼を言い、退店しました。
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