




4月中旬の土曜日のことです。前日の越谷店のが後を引いていたこともあって、少し迷いましたが予定通り。14時13分に到着すると夏日に迫る気候であったことも影響したのか、行列は41人のみ。それから、前方で1人が離脱した後、後続に14人が続いた14時55分に閉店となりました。その後、17時09分にロット先頭の入店が始まり、17時25分になってラーメンが配膳されました。なお、店主さんは、その原因がアルコールなのか疲労なのか、かなりお疲れの様子で何度も独り言を。そして、もう限界っという感じで、途中奥で休憩している間、湯で鍋の様子を管理する助手さんに対し「出来んじゃん、やってよ。」と言うと何事かを返され「あっ、そっか」と納得して、再び調理作業に取り掛かっていました。参考までに、新しい券売機は、5,000円札と10,000円札は利用不可も、1,000円札は複数枚使用可とのこと。
大豚、大蒜脂+ネギ。
麺丼。
大体2分、1分、3分間隔で4回に分けて投入された麺は、初めからだと6分を過ぎた頃から麺上げされ始め、3分強を要して4つの丼に割り振られました。軟らかめリクエスト分は、新たに麺が追加されたかどうかは確認出来ませんでしたが、通常分が取り出されてから、約8分後に盛付けが始まりました。
平ざるから丼に移す際に調理台にこぼれた麺を整形し、グルエースを舞わせてから提供されました。
表面はツルっとして水分を弾くようで、シコシコとした食感強く、ボソッとした感触も備えて。まるで硬めをお願いしたかのよう。まぁ、最短1分程の茹で時間だった麺が混じっている可能性もありますからね。
アブラ感強めの、しつこさと尖りの無い甘みを伝える、舌に纏わり付くようなとろみを持った、分厚い旨味ある味わい。時折、フレッシュな醤油感も感じ取れて。
小さな豚が丼底に沈んでいました。
寸胴から取り出されたものが平ざるの上でお玉によって濾された背脂と、ペラっとした大きな背脂に、カラメが足された固形脂。
野菜丼。
少しだけシャキッとした歯応えの残る、しんなりとした火の入り具合で、たっぷりと盛られたキャベツ率高めの野菜。
タレの染みたトロンっとした軟めの脂身と、ボロっと崩れた赤身。
みっしりとしてコンビーフに似た肉質の、ゴツゴツとした赤身肉。
艶やかな表面の、しなやかな口当たりの赤身としっとりとした脂身。
細かく崩れた、噛み応えある赤身。
荒々しい触感の、強靭さを持った豚。全体的に脂身の比率が高かったように思いました。
ガリガリとして、噛み締めると辛みが一気に広がった大蒜。
青い部分の多いネギは、口の中をサッパリとさせてくれました。
およそ20分で完食し、次ロット分の配膳を終えようとする店主さんにご挨拶し、未だ店外で待つ、ついさっき訪れたばかりの常連さんを含む1人を含んだ6人を横目に退店しました。
この日も、19時30分頃に再び店前を通りかかると、数人が食事中でした。
4月中旬の金曜日、仕事終わりのことです。この日だけは、連日のサービス残業から自身を解放することに事前に決めて、向かいました。途中、腹痛に襲われトイレに駆け込む等したせいで、到着は閉店間際の20時29分となり、行列の21人目に。結局、その後に来店した方はおらず、21時01分に入口前まで辿り着くと店主さんによって照明が消され閉店となると共に周囲の暗闇に包まれることに。少し戸惑いましたが、前の方が食券購入中だったのでそのまま待っていると、店主さんから手招きされ入店して少しの間待って食券を購入。そして、21時14分になってラーメンが配膳されました。なお、厨房内では、初めて見かける女性助手さんだけがサポート役を担っていましたので、食券確認から盛付までの作業は店主さんが一人で行っていました。
小ラーメン(塩変更)、野菜大蒜脂+生卵。大ラーメンと塩汁なしがメニューから姿を消してから初めての訪問でした。
小ラーメン。
麺。小のみですし、最終ロットは通常6人+2人+賄い1で運用されましたので、6人分が確認された段階で全員分の麺が茹で始められ、その後の私のは塩か否かだけを。
約8分間の茹で時間だった麺は、2分弱を要して9つの丼に割り振られました。そして、麺上げが終わっても席が空かなかったので、少し待って店内待ち席から移動して「ニンニクは?」と問われました。
表面はふっくらとした口当たりも、その直下には、ぎっしりと詰まったような食感を覚え、箸を伝ってずっしりとした感触が。
卓上の白胡椒を何度も。
ぐったりとした茹で加減で、火が通り過ぎると臭みが出てくる気がするのですがその一歩手前という具合、甘さを覚えたこんもりと盛られた野菜の姿は、三田本店で修行中に食べたラーメンを思い出しました。また、その味から、以前助手さんに聞いた、グルエースを入れたお湯で茹でている、という話を思い出しました。
大きく、厚くカットされた豚。
ムチムチとした歯応えで弾むような肉質の赤身肉は、
端っこで、タレが良く染みた箇所はカチッと。
サクッとした脂身に囲まれた、サシの入った弾力ある赤身。越谷店の豚には、「若い」「新鮮」というイメージがあります。
スープ。
最初だけは塩感が舌に突き刺さるも、それからは最後まで丸みを帯びてしょっぱくは思わない塩梅。それは、塩加減に加えて豚の旨味と脂のコクが生きているからなのだろうと。
少しの辛さを持ち、スッキリとした後味を演出してくれた大蒜。
ぷるぷると揺れる背脂に、大きな破肉が混じった固形脂。
ラーメンの配膳後、店主さんから黙って差し出されましたので、ありがたく頂戴しました。
およそ11分で完食し、一人片付け作業に忙しい店主さんにご挨拶し退店しました。
4月中旬の日曜日、都内で月一恒例の所用を済ませた後のことです。上野公園で遅れ気味の花見をしてから向かうつもりだったのですが、傘の手放せない天候だったこともあり直行することに。13時09分に到着すると、列の最後尾に15人目として。それから、後続に16人が続いた13時34分に入店すると、13時51分になってラーメンが配膳されました。
大豚入り、野菜大蒜脂+生卵+ごま玉。
7分強の茹で時間だった麺は、2分弱を要して7つの丼に割り振られました。
平べったい形状もあって、ほおの内側に激しくぶつかるような、ごわごわとした食感が強く。総じて硬めだと。
艶やかな野菜は、キャベツが豊富で僅かに歯応えが残っていました。量自体は、麺に押し出される格好で場所がなくなったのか、控えめでした。
豚。
塩気が先行するタレの染みを感じた豚。
ぽろぽろと崩れる肉質の豚。
脂身はトロトロ、赤身はドライな食感でした。
表面が薄い脂身に覆われた歯応えある赤身。
スープ。
常に醤油感漂い、非乳化寄りでも、豚と脂に起因すると思われる厚みある旨味を感じられました。
ごま玉をスープに溶くと、味噌ラーメンを期待すると肩透かしをくらってしまうかも?、最終盤に卵黄とも合わせるとごまが一面に広まったこともあってか、その風味が立って、芳醇な旨味を感じられるように。もっと早い段階で使用した方が良かったかな?と少し後悔。
爽やかさを演出してくれた大蒜。
背脂に破肉も混じった、プレーンな味付けの固形脂。
売切れ御免の新メニュー、ごま玉。注文するには、カウンターに食券と共に現金200円を添えた上で「ニンニク入れますか?」の時に、ごま玉と伝える必要があります。私は、現金を添えるだけで、店主さんからの問いに対して、野菜大蒜脂としか返答しなかったので、当初は提供されず。盛付途中の店主さんにお詫びして、追加していただきました。
少しだけ大蒜も入っているのですが、私はそれを感知できず。それよりも、青唐辛子の存在を強く感じて、エスニック風という印象。味噌は入っていないとの事前情報も得ていたのですが、私でも含まれていないと確信出来ました。
生卵。丼が嬉しいです。
およそ12分で完食し、次々ロットの麺を茹で始めた厨房内に向けてご挨拶し、小雨降る中12人の行列を横目に退店しました。
日本堤を後にして柏駅へ。19時01分に到着し食券を購入すると、列の5番目に。それから、19時21分に店主さんから呼び込まれて着席し、19時22分になってラーメンが配膳されました。
なお、19時14分に、柏の葉時代からのベテラン女性助手さんによって券売機が操作され、味玉が売切れとなりました。新メニュー登場に気が付いたのはこの時で、知っていれば購入したかったなぁ。
ラーメン大+限定③、脂。大蒜は翌日の予定を考慮し、泣く泣く自重。
8分弱の茹で時間だった麺は、1分強を要して6つの丼に振り分けられました。
収縮力としなやかさを兼ね備えた、瑞々しさ溢れる食感。お気に入りの黒胡椒と粗目の唐辛子を添えて。
シャキッとした感触の残る野菜。
豚。
ほろりと微細に崩れる赤身肉は、この店ならではのもの。
みっしり感の強い豚は、少しの間スープに沈めてから。
スープ。
普段の円やかな味わいに、過剰に感じることの無い程度に味噌の風味が加わって。結果、とろみが増して、味噌と脂と豚のそれぞれの特長が打ち消されることなく共存していました。常設化希望です。
爽快感を与えてくれたネギ。味噌には必須だと。
甘じょっぱく味付けされた背脂に負けない位の、パラパラと降られた白胡麻が効いて。
およそ11分で完食し、次ロットの盛付中の店主さんと女性助手さんにご挨拶し退店しました。