12月中旬の日曜日、ラーメン二郎42番目の店舗が新規開店した日のことです。12時過ぎに到着すると39人の行列。臨時営業だったので、周知が生き渡らず「空いているのでは?」という希望は脆くも崩れ去りました。結局、入店までには80分を要することになり、その時点でも後続には38人が続いていました。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
豚の準備等他の作業を平行して行っていたせいか、時々水道水を注ぎながら11分間鍋の中を滞留していた麺。
表面にはややねっとりした部分があり、軟らかく感じました。
ただ、全体としては滑らかな舌触りで、もちもちさを持ち合わせていました。
そして、食べ進めていくとやわさは感じ難くなっていきました。
しょっぱさを抑えようと意識的に野菜とともに口に運ぶようにしましたが、この日のスープには必要なかったかも?
もやしの細さが高密度の盛付を実現されている野菜は序盤で食べ過ぎず、味のバランスを整える効果を期待して最後まで残るよう気を付けながら。
豚。
本当に腕肉?と言いたくなる位に全体にサシが入ってしっとりとした赤身が絶品だった豚。
こちらのも脂身が豊富に備えられたこともあって、旨味たっぷり。
明るく色付いたスープ。私のロットの調理が終了した後、脂コールに応える背脂を取り出す鍋に、大量のラードと思える固形物が投入されていました。
凶暴な塩気は抑えられた代わりに、厚みのある円やかさを口の中に広げます。
終盤になっても醤油の存在感は薄く、豚脂をそのまま味わっているかのようにこってりしつつも、しつこさはありませんでした。
大蒜は既に溶け込んでいたので成すがままに。
背脂よりも解し豚の比率が高い固形脂は、丁寧に端っこに移して他の食材と混ざらないようにしてから野菜やスープに添えて。
約13分で完食。そのクオリティを証明するかのような、閉店間際でも32人に及ぶ列を横目に次の目的地へ向かいました。