4月中旬の日曜日、都内で月一恒例の所用を済ませた後のことです。上野公園で遅れ気味の花見をしてから向かうつもりだったのですが、傘の手放せない天候だったこともあり直行することに。13時09分に到着すると、列の最後尾に15人目として。それから、後続に16人が続いた13時34分に入店すると、13時51分になってラーメンが配膳されました。
大豚入り、野菜大蒜脂+生卵+ごま玉。
7分強の茹で時間だった麺は、2分弱を要して7つの丼に割り振られました。
平べったい形状もあって、ほおの内側に激しくぶつかるような、ごわごわとした食感が強く。総じて硬めだと。
艶やかな野菜は、キャベツが豊富で僅かに歯応えが残っていました。量自体は、麺に押し出される格好で場所がなくなったのか、控えめでした。
豚。
塩気が先行するタレの染みを感じた豚。
ぽろぽろと崩れる肉質の豚。
脂身はトロトロ、赤身はドライな食感でした。
表面が薄い脂身に覆われた歯応えある赤身。
スープ。
常に醤油感漂い、非乳化寄りでも、豚と脂に起因すると思われる厚みある旨味を感じられました。
ごま玉をスープに溶くと、味噌ラーメンを期待すると肩透かしをくらってしまうかも?、最終盤に卵黄とも合わせるとごまが一面に広まったこともあってか、その風味が立って、芳醇な旨味を感じられるように。もっと早い段階で使用した方が良かったかな?と少し後悔。
爽やかさを演出してくれた大蒜。
背脂に破肉も混じった、プレーンな味付けの固形脂。
売切れ御免の新メニュー、ごま玉。注文するには、カウンターに食券と共に現金200円を添えた上で「ニンニク入れますか?」の時に、ごま玉と伝える必要があります。私は、現金を添えるだけで、店主さんからの問いに対して、野菜大蒜脂としか返答しなかったので、当初は提供されず。盛付途中の店主さんにお詫びして、追加していただきました。
少しだけ大蒜も入っているのですが、私はそれを感知できず。それよりも、青唐辛子の存在を強く感じて、エスニック風という印象。味噌は入っていないとの事前情報も得ていたのですが、私でも含まれていないと確信出来ました。
生卵。丼が嬉しいです。
およそ12分で完食し、次々ロットの麺を茹で始めた厨房内に向けてご挨拶し、小雨降る中12人の行列を横目に退店しました。