3月中旬の土曜日のことです。お昼頃に自宅を出立し、14時57分に店頭へ到着。そのまま店前に形成された4人の列の最後尾に。15時頃後続に2人だけが続いた後、15時08分に入店
し、15時27分にラーメンが配膳されました。なお、15時32分になるとブラインドが下ろされ閉店となりました。また、15時22分頃に足元のおぼつかない高齢男性が来店し、専用出
口より空いた席へ。暫くして、食券を購入しなければならないことに自ら気付き、食券を購入。この方の分が、真のラストロットとして、店主さんの賄い分と一緒に調理されました。この間、
「ニンニクは?」まで、店主さんも助手さんも特に声をかけることなく見守るように。果たして、食べきることができたのでしょうか?
大豚入り(軟らかめ)、野菜大蒜脂。
硬めは茹で始めから5分を過ぎた頃、通常分はそれから約2分後、軟らかめはさらに3分強過ぎた時、鍋から丼へ。
私のは、一旦、通常分と一緒に丼へ。そして、あらかたが取り出された後、再び鍋の中へ。量を間違えない為の工程でしょうか?
明らかに軟らかくなった結果、表面はつるっとした触感に、そしてプリっもちっとした食感が現れてきました。厚く幅広の形状もあって、まるでうどんのよう。お願いしておいて申し訳ありませんが、もう二度と頼むことはないでしょう。不味いのではなく、生田駅前店の特長が消えてしまうからです。
卓上の黒胡椒と唐辛子を。
火の入りは浅く、パリッシャキとした歯応えの残っていた野菜は、キャベツ率高く。
豚。
ぽろっとした舌触りの赤身で占められた豚。
ほろっと崩れた赤身の裏側に、とろりとした脂身が存在していた豚。
ゴワっとした歯触りながら、解けるように砕けた豚は端の部分。
しっとりさのある白っぽいもの、カチッとした濃い茶色いもの、という異なる趣の赤身で構成されていた豚。
繊細な肉質の赤身の周囲には、ふかふかとした脂身。
盛付が終わって、店主さんが持ち上げると派手に決壊。すると、もう片方の手で丼天辺を抑えて、本店よろしくスープを捨ててから配膳されました。一連の作業中、片手で丼を持っていた店主さん、力持ちですね。
醤油のヒリッとした塩気が真っ先に飛び込んでくるも、時と共に、液体油や固形脂と馴染んだかのように、とろみと円やかさを帯びるも、後を引き過ぎることはなく。加えて、豚の力に因ると思う旨味に溢れていました。麺との相性が良いので、黒胡椒と唐辛子を振るのですが、どうしてもスープに混ざってしまうのが悩みどころ。この極上スープに余計な調味料は不要ですから。
フレッシュさのあった大蒜は、辛み強く。
アブラとお願いして乗せられた大きな背脂を、チュルっと吸い込むようにして。カラメは足されなかったようで、プレーンな味わいでした。
およそ15分で完食し、賄いを食べ始めようとする店主さんと片付け作業中の厨房内の助手さんにご挨拶し、退店しました。