3月最初の土曜日のことです。令和7年最初の散髪を済ませると、都内某所で所用を終えてから向かいました。東京駅周辺滞在中、松戸駅で発生した人身事故の影響で到着予定時刻からの大幅な遅延を覚悟するも、幸運にも運転再開が早かったこともあって、15時39分には駅に辿り着き15時45分に店頭へ。そして、5人目として列最後尾に。それから、17時時点で16人、17時33分に開店した時点で34人がそれぞれ後続に続いた後、17時35分に入店し17時46分に注文の品が配膳されました。
大豚、野菜大蒜脂。
麺。
6分強を過ぎた頃から麺上げされ始め、2分弱を要して6つの丼に振り分けられました。
薄く平たい、表面が凸凹としてうねりのある形状で、舌の上でひらひらと踊るよう。ソフトとの感想で、切刃が変わってから、これまでのもちっとした感触は抑えられているように。
唐辛子と、降り過ぎてしまって堆積した胡椒。
提供時点ではしんなり気味だった野菜は、固形脂を添えたりスープに浸したりしているうちに、ぐったりとした歯触りに変化。
ほぼ赤身ながら、予想を裏切るふわふわとした舌触りで極上の軟らかさ。
筋繊維の存在感が強くコンビーフのような肉質の赤身に、とろとろとした脂身。
軽い口当たりで容易に崩れた豚。このビジュアルでどうしてこんな仕上がりに、と不思議に思いました。
赤身主体ながら、沢山の空気を含んだようにふんわりとした食感だった豚。
スープ。
表面は濃い茶色も、味の面での醤油の主張は控えめでしょっぱいと感じることはなく。豚と脂によって、厚みある旨味の層が形成されており、甘くすら感じました。そして、食後にはグルエースの影響か、僅かにヒリヒリと。
カリカリとして、爽快さを醸し出していた大蒜。
背脂が従に、ザラザラとした舌触りを生み出すほぐし豚が主となってた固形脂。
およそ14分で完食し、次々ロットの調理中の店主さんと助手さんにご挨拶し、33人の行列を横目に退店しました。