7月の晦日に訪れました。お昼過ぎに予約の上、柏の献血会場に向かうも、前回に引き続き血圧が基準値を外れて丁重にお断りされました。その時の数値は、収縮期174の拡張期114。参考までにその夜帰宅して測定すると、収縮期126の拡張期102。何故これが本番で出来ないのか?
ということで店頭への到着は予定より1時間以上早い15時31分となりました。この日も最高気温35度という陽気が影響してか、17時45分の時点でも行列は13人だけ。ただ、そこから一気に列が伸び、18時06分に開店する際には、30人に膨らんでいました。
ラーメン、ちょいヤサイ大蒜多め+大盛+ブタカスあぶら。
ラーメン。
およそ3分の間、鍋の中を泳いでいた麺。
盛り上がり具合はこんな具合です。
細い形状で、店主さんによってぎゅーっと揉みこまれてから投入されたので、強めにウェーブが掛かっておりゴワボソッとした食感でした。
卓上の白胡麻を。人生と同様、上手く擂ることが出来ませんでした。
黒胡椒や、
大蒜とラー油で。これ、個人的お気に入りです。
ぐったりとした富士丸らしさ全開の野菜には下味が付いていますのでそのままでも。油断すると一気に食べてしまうので、ブタカスあぶらのお椀に移して少しずつ。
野菜の食券を購入するか迷ったのですが、これ以上増やす余地はないように見えます。
タレが染みて、フワッとした舌触りの肉質の豚は端っこの部分でした。
へばりつくように添えられたおまけの豚。
スープ。
ベタっとした液体油の存在感と醤油の塩味は抑制され、甘さと共に私でも判別出来るくらいに生姜の風味を漂わせていた、あっさりめの仕上がり。
カリッとした大蒜。
別皿は豚や茹で卵の避難先として。
本体にも甘辛く味付けされたあぶら。
硬めに茹で上げられた玉子。
ブタカスあぶら。どんな食材にも合う魔法のアイテム。
少し残った分をスープに混ぜてみると、コクが増してさらに美味しく感じられました。
暑さの中で汗びっしょりになりながら約18分で完食。次回は豚入りも検討しようかと思いながら、店主さんにお礼を言い、配膳を待つ28人を横目に帰路に就きました。
この日以降、諸事情によりNさんと呼ばれる助手さん麺上げによる営業体制となったことで、足が遠のいていた中での吉田店主の訃報に加え、二人三脚で永らく厨房を支えてこられた岡部助手
までもが退職。これが最後の富士丸訪問になるとは、この時は、夢にも思いませんでした。