2月下旬の土曜日のことです。前日のダメージを引きずりながら、午前中は家事を済ませてから自家用車で自宅を出立。2時間10分超で到着すると、外待ちはなかったので直ぐに入店して食券を購入すると、丁度席案内のタイミングと重なって、店内待ち5番目の席に移動。厨房内では、この曜日には珍しく店主さんが麺上げを行っており元越谷店助手さんは不在。そして、後続に2人が続いた16時07分にラストロット8人の最後に注文の品が配膳されました。なお、16時になると店主さんからの指示により閉店となりました。
大ラーメン、大蒜脂+ねぎ+辛みそ。券売機には、野菜の増量が出来ない旨の注意書きがありました。
食券提示時、店主さんから「大の量減っちゃったんだ、ごめんね。」とお声が。
麺。実際の重量は分かりませんが、これまでより、食後のお腹の具合に余裕があったのは事実です。
7分強を過ぎた頃に麺上げされ始め、渾身の湯切りを経て2分弱を要して8つの丼に振り分けられました。
短めの形状で、ぷつっと千切れる脆さに表われているように、なよやかな食感。
カウンター上に置かれた胡椒を。
キャベツも含んで張りを覚える位の茹で具合でピンとしたもやしは、固形脂との相性がよく増量出来なかったのが残念。
大きく厚い豚は、中心部が弾力に富んで肉々しさに溢れ、外周部は適度に脂身が混在して軟らかく。
見た目に反してサクッとした歯応えを伝えた後に、容易に裂けた豚。
どのように切り出されたのでしょう。
スープ。
サラッとした口当たりで、良い意味で乳化度合いが弱まった印象。その分、豚出汁と、変わらずの豊富な液体油の存在感が高まったことで、円やかさが強まっていたようにも。
破肉が混じった、濾されたようなペースト状の背脂はねっとりとした舌触り。
ちょこんと乗った大蒜は風味控えめで、そのカリッとした感触でその存在を確認した程度。
ねぎ。様々な切り方で。
辛みそと一緒に麺と。
辛みそ。今気が付きましたが、生卵用のお皿を使ってもよかったらしく。「辛」と言っても、嫌味のない甘さが先行していました。
スープに溶くとコクが深まって。
およそ12分で完食し、立ったまま賄いを食べ終えると、直ぐさま片付け作業に取り掛かった店主さんと、久し振りに二言三言言葉を交わしてから退店しました。