京成立石駅から千住大橋駅前に降り立ちました。その時目に飛び込んでいたのは7人の行列で、直ぐに券売機で食券を購入し列の最後尾に向かうと1人増えて8人に。そして、私が入店したのは後続に7人が並んだ約20分後で、ロットが乱れていたのか配膳までにはさらに20分を要しました。
なお、私が食券購入中に並び始めたその方は列が進んで入店順一番になっても食券を購入する気配はなく、券売機前に立ち尽くすのみ。店主さんから「入口を塞がないように」との注意でようやく食券を購入するもその場に留まり続け、再び店主さんから注意を受けていました。店前の案内板には「食券を買ってお待ちください。」とありますが、観察していると5~6番目になってから食券を購入する方が、並び始める前に購入する方よりも多い気がします。
小ラーメン、脂カラメ大蒜ラー油。
カラメふたたび。
鍋の中を約11分滞留していた麺。
ヌニュッとした触感で、自ら導き入れるように容易に歯を受け入れた、これぞデロという舌触り。
ほとんどが茹で置きされたものを温め直した野菜はシャキッとして、それが麺との食感の違いをくっきりと。
豚。
分厚くみっちりとしつつも外周部には適度に脂身も備えていましたので、1枚でも十分な満足感を得られました。
液体油の層がはっきりと可視できたスープ。
まずはとプレーンな状態をと啜ると、油膜を突き破るようなしょっぱさの極みと言える味わい。調理工程を観察していると、カラメをお願いした場合その分をお玉で追加していました。カラメを伝えない場合はそのお玉一杯分の醤油が注がれていましたので、少なくとも通常の1.5倍程度の量になっているのでは?
ラー油を溶いてみました。これだけでも塩味がかなり増しました。
粗めに刻まれシャリシャリとした大蒜。
プルプルとした固形脂。
それ単体ではあまり辛さを感じないラー油。
ある程度食べ進めたことで全てをぐちゃぐちゃと混ぜてみました。
麺上げ直前になって「麺3分の1。」との声が上がり、店主さんがシンク等に取り置きした形跡もなかったこともあって多めに感じました。
ラー油と固形脂を丁寧に攪拌した結果、さらに塩気が増幅され口に運ぶのが苦行とも表現したい程に。旨味もきちんと感じられるのでそれを堪えて2度3度と続けると、当然のように塩分も積み重なりました。今後は、ラー油とカラメはどちらか一択ですね。
約10分で完食。デロ麺そして千住大橋駅前店の特長を再確認し、都内での所用を済ます為徒歩でこの日の最終目的地へ向かいました。