1月中旬の土曜日、事前告知されていた臨時営業の日のことです。午前中に所用を済ませてから訪れる予定も、起床時間はお昼近く。仕方なく、こちらへ直行することに。小雨降る凍える寒さ
の中、閉店間際の14時59分に到着し15人の行列の最後尾に。そして、15時01分に閉店となり、久し振りの宣告人を拝命しました。その後、15時23分に入店出来、15時36分に
なって、助手さんの賄い2杯を含む最終ロットとして、ラーメンが配膳されました。なお、閉店告知役の助手さんは、以前働いていた方で、宣告人通達時にご挨拶を頂きました。
大塩ラーメン、野菜大蒜脂カラメ。宗教上の理由で「増し」と「全部」は言えないので、一つずつ伝えました。
7分前後の茹で時間だった麺は、1分強を要して5つの丼に割り振られました。また、軟らかめを申請された分は、さらに1分強長く鍋の中を滞留していました。
ムチムチとした食感で弾力があり、全体的に、しなやかさという印象を持ちました。
時々、卓上の胡椒をフリフリ。塩と胡椒の親和性は高いですね。
限界まで火が通った野菜は、溶け出す一歩手前といった趣。ただ、そのことが、甘さを引き出していたように思いました。好みです。
やや薄く切られているも、後を引かない甘味を持った脂身と、歯切れ良い赤身。
プルプルとした舌触りの脂身を纏った赤身は、強い噛み応えを持っていました。
琥珀色に輝くスープ。
後味はサッパリとしつつも、重さのない豚出汁による奥行きを感じ塩気は丸みを帯びて。醤油ダレは使われていないように感じました。味の特色をハッキリ掴もうと、カラメをお願いしましたが、舌に残るしょっぱさが強く喉の奥がイガイガと。特に塩の場合、お店が提供する標準の濃さが一番です。
破肉がゴロゴロと入った固形脂。
カラッとした辛みを持った大蒜は、麺に添えるようにして。
汗びっしょりになりながら、およそ14分で完食。調理を終えリラックスムードの店主さんと賄いを食べる助手さんにご挨拶し、退店しました。