4月中旬の金曜日、仕事終わりのことです。この日だけは、連日のサービス残業から自身を解放することに事前に決めて、向かいました。途中、腹痛に襲われトイレに駆け込む等したせいで、到着は閉店間際の20時29分となり、行列の21人目に。結局、その後に来店した方はおらず、21時01分に入口前まで辿り着くと店主さんによって照明が消され閉店となると共に周囲の暗闇に包まれることに。少し戸惑いましたが、前の方が食券購入中だったのでそのまま待っていると、店主さんから手招きされ入店して少しの間待って食券を購入。そして、21時14分になってラーメンが配膳されました。なお、厨房内では、初めて見かける女性助手さんだけがサポート役を担っていましたので、食券確認から盛付までの作業は店主さんが一人で行っていました。
小ラーメン(塩変更)、野菜大蒜脂+生卵。大ラーメンと塩汁なしがメニューから姿を消してから初めての訪問でした。
小ラーメン。
麺。小のみですし、最終ロットは通常6人+2人+賄い1で運用されましたので、6人分が確認された段階で全員分の麺が茹で始められ、その後の私のは塩か否かだけを。
約8分間の茹で時間だった麺は、2分弱を要して9つの丼に割り振られました。そして、麺上げが終わっても席が空かなかったので、少し待って店内待ち席から移動して「ニンニクは?」と問われました。
表面はふっくらとした口当たりも、その直下には、ぎっしりと詰まったような食感を覚え、箸を伝ってずっしりとした感触が。
卓上の白胡椒を何度も。
ぐったりとした茹で加減で、火が通り過ぎると臭みが出てくる気がするのですがその一歩手前という具合、甘さを覚えたこんもりと盛られた野菜の姿は、三田本店で修行中に食べたラーメンを思い出しました。また、その味から、以前助手さんに聞いた、グルエースを入れたお湯で茹でている、という話を思い出しました。
大きく、厚くカットされた豚。
ムチムチとした歯応えで弾むような肉質の赤身肉は、
端っこで、タレが良く染みた箇所はカチッと。
サクッとした脂身に囲まれた、サシの入った弾力ある赤身。越谷店の豚には、「若い」「新鮮」というイメージがあります。
スープ。
最初だけは塩感が舌に突き刺さるも、それからは最後まで丸みを帯びてしょっぱくは思わない塩梅。それは、塩加減に加えて豚の旨味と脂のコクが生きているからなのだろうと。
少しの辛さを持ち、スッキリとした後味を演出してくれた大蒜。
ぷるぷると揺れる背脂に、大きな破肉が混じった固形脂。
ラーメンの配膳後、店主さんから黙って差し出されましたので、ありがたく頂戴しました。
およそ11分で完食し、一人片付け作業に忙しい店主さんにご挨拶し退店しました。
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