3月上旬の土曜日のことです。夜からの天候悪化が予想される中、14時31分に到着して行列の46人目に。すると、その直後、遅番助手さんといつもの宣告役の方が現れて14時32分に閉店となりました。それから、17時37分に入店すると17時44分になって、17時30分頃来店した2名を含めた常連さん3人でのラストロットの1つ前で、1人ロットとしてラーメンが配膳されました。なお、この日は、店主さんのアルコールの回りが良く、一線を超えたとの助手さんの判断により、私の前2つのロットでは役割を入れ替えて、店主さんが列整理役を務めていましたが、私の分からは再び店主さんが麺上げを行ってくださいました。それにしても、助手さんの時、回転速かったなぁ。
大豚、大蒜脂。助手さんが店外で最終ロットの麺量を確認していたので、店主さんから直々に「ニンニクは?」と問われ、「大蒜脂」と答えると、「あれ、全部じゃなかったっけ?」と。
麺丼。
食券購入中、硬貨を券売機の下に落としてしまい諦めかけたところ、親切な助手さんが一緒に捜してくださり無事発見。そして、気が付くと店主さんが鍋前に。
シコシコとした感触の残る、これまでに比べると硬めに思う仕上がり。丼底から引き出したものも、時間の経過とともにややソフトには変化するも、基本的な特長は変わらず。入店前には麺が投入されていたように思い、それが正しければ7分弱の茹で時間のはずなのですが、にしては弾力があったなぁと。
唐辛子と胡椒をブレンドして。
とろとろとして、もう少しで液体化しそうな背脂に、醤油ダレが足された、固形脂。
野菜丼。
艶があり、シャキ感の残る野菜。キャベツもふんだんに含まれて。
みしみし感のある赤身のところどころに、まったりとした脂身。
ザラザラとした表面をした赤身には肉々しさがあり。
しっとりとした歯触りの赤身と、ねっとりとした脂身。
歯応えある赤身の周囲には、サシが入って軟らかな部分が。
滑らかな舌触りをした赤身は、ロースハムのように繊細な肉質で、プチュっと弾ける脂身を備えて。
スープ。
とろみを帯び、舌に纏わり付くような口当たり。過剰には感じない、豚出汁による厚みと脂の甘みが主張する穏やかな甘みが常に先行し、後味にほんのりと醤油を感じた位。とっても好みです。
フレッシュさを感じさせた大蒜。
野菜の上にも背脂がのっていました。
ネギ。麺を冷ますために器を避難所として使っている間にぐったりと。
出入口が閉じられた店内でのんびりと、およそ22分を要して完食し、ご機嫌な店主さんと、珍しく少しピリッとした雰囲気を漂わせる助手さんにご挨拶し、退店しました。