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リタイアーのよもやま話

心地よさそのものが贅沢である

2014-01-06 22:55:29 | 読書

最近、何かの本で読んだ「贅沢」について
の名言である。

〇贅沢
贅沢に価格は必要ではない。心地よさ
そのものが贅沢である。
─ジェフリー・ビーン
(米国のファッションデザイナー、1924~2004)

以上。

贅沢についての、簡潔明瞭な定義には、
爽快な気分になる。

普段、贅沢というと値段が高いものが、
想定されている。しかし、ここでは、値段
は不問にしている。そこのところが、面白
い。

彼が、ファッションデザイナーであるだけ
に信ずるにたる名言だろうと、嬉しいもの
がある。

似たようなことを言った人がいて、前に
ブログでとりあげた。

 

その話は、川北義則氏の
著書

60歳から下手な生き方はしたくない
老いを愉しめる人、愉しめない人

「真の贅沢に慣れておく」

にあったシャネルの言葉であった。

 

以下のその本の抜粋である。



誰にでも「贅沢したい」という気持ちがある。
この気持ちを大切にしたい。
年を重ねるにつれて、年齢相応の贅沢を身に
つけていくことは、その人の評価や信頼につ
ながる。

とかく日本人は、贅沢を「いけないこと」の
ように扱うが、贅沢も必要なときがあるのだ。

 贅沢とは、モノでも人間関係でも、あるいは
行動においても、「分を超える」ことを意味す
る。

それがなければ進歩もない。喜びもない。贅沢
願望こそが、人を成長させる原動力ともいえる
のだ。

 ただ、近頃は本当の贅沢の意味がわからずに、
他人との比較で「贅沢ごっこ」をしているよう
なところがある。贅沢の尺度をすぐお金に換算
するのは、あまりよい趣味とはいえない。だが
現実に、そういう人は少なくない。

「贅沢とは、居心地がよくなることです。そう
でなければ贅沢とはいえません」

 これは、フランスのデザイナー、ココ・シャ
ネルの言葉だ。

ただ、ココ・シャネルはこうもいっている。

 「贅沢は貧しさの反対語と考えている人もいる
けど、それは間違い。下品さの逆です」


 下品さの逆なら、上品ということだ。贅沢願望
は「上品でありたい」ということにほかならない。

上品と下品を並べて、「下品でありたい」と思う
人はいない。


 身の丈に合った贅沢願望は、いくつになっても
持ち続けていたい。

とくに年を重ねたら、「上品」を身にまといたい
ものだ。


以上。

「心地よさ」「居心地がよくなること」
言い言葉ではないか、それに、上品さが
伴わなければならないわけだが。

 



ところで、ビートたけしの本にあった内容であ
る。

無理なものは欲しがるなとか、おふくろによく
言われたね。
金もねえくせに金持ちのフリをする奴が一番
下品だとか言われたからね。

学のない母親の言葉だが 、あまりにも重たい
ものがあって説得力を感じてならない。

この言葉だって、名言だろう。

見栄をはって、着飾っても、身の丈を超えす
ぎると、本人が気負っているわりには、下品
になってしまう。

ここんところが、凡人になかなかできない
ことだと思う。

贅沢に価格は必要ではない。心地よさ
そのものが贅沢である。

こんな贅沢だったら、探しようもある
ような気がして、喜ばしい思いで、一杯
だ。言い言葉ではなかろうか。

 


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