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リタイアーのよもやま話

Somewhere in Time

2011-05-02 23:35:48 | 音楽

Somewhere in Time

ここ最近、「Somewhere in Time」を聴き込んでいる。

曲も心の中に、染み込んで来てやまないが、どうも、一緒に
流れてくる映像にも、おおいに影響されているようでならない。

この曲を聴いて感ずる以上に、この映像が心に語りかけてくる
ように思われてならない。

セピア調の色彩と高齢なる婦人の映像が何かを訴えてやまない。

いつしか、わたしの心は、遥か彼方の世界の住人となり、辺りは愛お
しさに包まれる。

実際の映画を観てはいないので、どのようなストーリーなのか、
そして、その内容が今の私の「想い」と一致するのか自信が
ないのだが。

もしかして、元の作品を知らず、この映像から受けるイメージを
一つの作品として大事にしたほうが、いいのかも知れない。

Somewhere in Time
ある日どこかで

素敵な言葉だ。

そう、わたしたちは、いつも、「ここではないどこか」を探して
いる。

そして、「ある日どこかで」┄┄と。旅をしている。

しかし「ここではないどこか」は、いつまでも見つからないし、
「ある日どこかで」の期待がかなうこともないままに、時は、
黄昏てとまどう。

記憶に残る何気ないことが、今となって、何と愛おしく語りか
けてくるであろうことよ。

私の脳裏に蘇ってくるものたちは、「Somewhere in Time」の
調べにのせて、なんとも親しげに、饒舌であることよ。

人は、「ある日どこかで」と旅をする。

人生の時も、僅かになり、その「ある日」がこないことに気づく。

そして、とある日、自分がおいてきた「ここ」が、遥か彼方で、
眩しく輝いているのに、気づく。


しばし、至福の時間を。

 


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