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リタイアーのよもやま話

時には昔の話を (acoustic guitar solo, excerpt)

2018-05-19 23:40:24 | 音楽

時には昔の話を 河口恭吾  tokiniwa mukashi no hanashi wo

何週間前からか、腹痛がするように
なっていた。

夜、寝ている時はしない。

きっと、精神的なものかなと思って
いたところ、突然、血便が出た。

今までも、時折、そういうことがあっ
た。

結局、いろいろと考えたところ、やは
りストレス性だと自己判断した。

結局、自分の中にある「生き急ぎ」の
疲れが、出たのではと、最近あったダ
ウン気味の日々をふり返ると、年甲斐
もなく慌ただしいスケジュールに、酔
っているのではと、いうところに落ち
着いた。

そして、
とうとう、生活をセーブしなければな
らないと溜め息をついた。

実は、こういう気持ちになったのは、
二度目である。

退職前のとある日に、視界が奇怪しい
ので、眼科医に出かけた。すると、診
断は眼底出血ということであった。

その前にあった職場の健康診断では異
常はなかったのだが。

結局、何度か病院に通って、レーザー
治療を施してもらった。

あの当時、24時間、年中無休。と、嘯
いていたのだが、そういうわけにもい
かなくなったのかと、えも言われぬ思
いになった。

わたしは、能力の無い分、ありたっけの
時間と、ありったけの私財を放り込めば、
大抵のことはなんとかなる。

という信条でやってきた。

労組としては、不逞の輩と評するに違い
ない。

わたしは、不当人事の地から、戻ってく
るタイミングで組合を脱退したので、そ
の点は、とぼけることにした。

しかし、遠い昔、今の職場を逃げるよう
に転勤していった当時の同僚がいるので、
内心気が引けるものもあって、苦しいも
のがあったのだが。

かつて、今の職場から、遠い昔、管理職
と抗って、追い出されたのだが、わたし
は皮肉にも、組合を辞めて、退職前の職
場として、戻ってきた。

そして、最後の2年間は中間管理職まが
いのポジションにいた。

その時、今までの苦労はなんだったと自
問自答した。

わたしの若い頃、左翼思想に嵌まった。

その当時、労働者神聖論みたいのがあっ
て、わたしの中で、エスカレートして、
勤務時間を無視するような労働にエスカ
レートしてしまった。

しかし、それも、とうとう終わりかと、
微妙な気分になったのである。

という遠い昔のことである。

今回、思った。


もう、人生の表舞台から退場して舞台裏
にいるのに、いや舞台裏にさえいず、も
うそのホールからも出ているはずだ。

今だに、何を走り続けようとしているの
だと、問いかける自分に、ふと気づいた。

いかに心残りがあっても、次の世代の独
壇場ではないか。

と、なんかかんやと考えるゆとりが出た
ら、腹痛が納まった。

「時には昔の話を」で

今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走り続けているよね。どこかで。

と、ひげづらの男のことを歌っている。
(わたしの姉のことでもあるが)

しかし、夢は時代の産物だ。

時代が変われれば、新しい時代は、
新しい夢を生むものだ。

下手すると、見果てぬ夢は賞味期限が
きれているのに、走り続けているかも
しれない。

果てさて、

血便は今日あたりから、落ち着いてき
ている。

ほっとしている。

もしかすると、ストレスがたまると、
血便になる体質かもしれない。

人生100年時代を笑ったのだが、最近
テレビで、人口3千名ほどの村の高齢
女性が紹介された。

100歳の女性だ。見た目は80代半ば
に見える。

果てさて、残る日々をどう過ごしたら
いいのだろう。

暇つぶしてではなく。

血便をだすことなく。

 


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