リフレはヤバい
小幡積著
ディスカバー携書
最近、読み終えた。言い本だと思う。
本書の帯には、次のようにある。
アベノミクスで雰囲気は変わった。
株価は急騰した。円安で大企業経営者は喜ぶ。
高級輸入品が売れる。これは日本経済復活の
始まりなのだろうか。人々はそうであること
を願っている。
その願いを打ち砕き、気分に水を差すのは申
し訳ない気もするが、同時に、真実を語る必
要も強く感じている。
株価は日本だけでなく、世界中で上がってい
る。
本質は世界金融市場の過熱化だ。株価上昇、
不動産高騰で潤った富裕層と異なり、地方中
小企業や低所得者層は円安によるコスト増に
苦しむ。
真の日本経済復活をもたらすものは何か。
本書では、インフレを起こすリフレ政策の誤
りを示すと同時に、長期的な日本経済発展の
ための処方箋も提示したい。
とある。
そして、本の表紙の裏には、次のようにある。
そして、本書の予言が実現せず、小幡の言
うことは当たらなかったと、私が批判を受け
るというシナリオ。そちらのほうのシナリオ
が実現すること。それを強く願って、本書を、
安倍首相とかれの愛する日本に捧げることに
したい。
とある。
彼は、今回のリフレでは、インフレは起こら
ないと語っている。
もし、まだ読まれてない方がいましたら、本
屋に立ち寄った際、拾い読みでもしてもらえ
たらと思っている。
良い本だという感想をもった。