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リタイアーのよもやま話

認知症の今

2011-05-24 23:26:16 | 健康

新聞にあった記事である。

 

以下、その内用。


認知症の今〈15〉


      須貝 佑一

 東京杉並区にある浴風会病院で物忘れの集団健診を始めて
8年たつ。

MMSEという簡易知能テストと頭部のコンピューター断層
撮影(CT)を組み合わせた健診である。

 受診者は延べで760人に達した。

平均年齢は1年ごとに少しずつ上がって8年目は78.6歳。

8年たつと受診者から認知症が見つかる。

発見されたのは受診者の約7.5%。ほとんどが初期状態の
認知症である。

 不思議な現象が見つかった。

頭部CTではっきりと脳萎縮があり、どう見てもアルツハイマ
ー病が発症していると思わせるのにテストで満点を取る高齢者
が相当数いたことである。

全員が「脳萎縮」に驚いて受診してきたので普段の生活を詳しく尋
ねた。

ほぼ全員が長く続ける趣味、運動、学習をしていたのである。

 その一端を紹介すると「山歩き月1、2回。植物観察しながら
散歩を20年来」 

「園芸、菊作り20年。ゲートボールを10年続けている」 

「糖尿病があるので速足歩行5年。毎日続けている」 

「社交ダンス、卓球週I回、9年間。最近男の料理教室に通って
いる」 

「筋トレ7年。インドネシア語を始めた」┄。

みな個性的である。

きのうきょう始めたものではない。

ほとんどの人が自分の生活習慣に取り込んでいた。偶然とは思えな
い。


以上。

この記事、大変興味深く、読めた。

大分前、読んだ本の中に、修道院の高齢の尼さんにも、このような
例があった。

心しなければならない。

 


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