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リタイアーのよもやま話

35歳過ぎると結婚はほぼ不可能

2012-01-08 23:04:27 | 人生

ヤフーにあった記事である。

 

35歳過ぎると結婚はほぼ不可能 できたのは
「男性で3% 女性で2%」


 「35歳過ぎて結婚できた男性はわずか3%」。

2010年の国勢調査でこんな衝撃的な結果が出た。ネット上では
「身を持って感じている俺…」「昔ほど結婚生活にメリットが
なくなっているんだから当然」など、さまざまな意見が飛び
交っているが、なぜこうも「結婚できない(しない)大人」が
増えてしまったのか。

「みんな自分の相場が分かっていない」

   2010年の国勢調査によると、2005年に35~39歳だった男性
の未婚率は30.9%、5年後、40~44歳になったときの未婚率は
27.9%で、未婚男性の9.7%しか結婚に至らなかった。

5年間で「3%」でしかないということになる。

   女性も同様で、05年に35~39歳だった人の5年後の結婚率
は、未婚女性の10.8%、2%しかゴールインできなかった計算
だ。

40歳を超えると、状況はますます悪化する。男性は全体の0.4
%、女性は0.5%で、45歳以上では、男女とも全体の0.1%しか
配偶者を見つけられなかった。

晩婚化というより、35歳を過ぎてからの結婚は、男女ともに
不可能に近いことが分かる。

   結婚コンサルタントの大橋清朗氏は、結婚氷河期に至った
理由について「昔に比べて独りでいることに世間も寛容になっ
たなど、時代の影響も大きい」としたうえで、最近の35歳
以上の未婚男女には大きな特徴があると話す。

「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも
趣味や仕事に没頭した方です。

いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない方が
非常に多い。

男性なら、若くてかわいい女性を、女性なら、年収が高くて
イケメンなど、自分よりスペックの高い方を求める傾向に
あります。

結局は『自分の相場が分かっていない』のです」

   彼らの多くは自分を過大評価する傾向にあり、なかなか
「妥協」をしない。うまく交際に発展するときは、お互い
釣り合いが取れている場合が多いが、「この人と結婚する
くらいなら1人でいい」と、せっかくのチャンスを放棄する
そうだ。

   すべては、趣味など個での楽しみに時間を費やした経験
不足が招く「勘違い」だが、自分の価値に気付き焦って婚活
をスタートしても、男性の場合、こんどは「年収」がネック
になる。

男性で「収入が平均以下」はかなり厳しい

   結婚相手を見つける場合、お見合いや婚活パーティーが近道
だが、そもそも「知らない人の中から相手を選ぶ」システムな
ので、どうしてもスペック(年収など)が重要視されてしまう。

「35歳以上&平均年収以下」となると、条件的にかなり厳しい。

   反対に、ハートや人間性で勝負しようとした場合は、それ
こそコミュニケーション力がモノを言うので、経験が少ないと、
どうアプローチしていいか分からず結局最初でつまずいてしま
うのだ。

「いつか結婚できるんじゃないかというのはもはや幻想です。

データを見ても分かるように、35歳を過ぎて結婚するのは超
難関大学に入るより狭き門だと早く気付くべき。

夢のない言い方ですが『就活』と一緒なんです」

   大橋氏のご託宣はにべもない。

   ネットでは「そもそも結婚なんてしたくない」という意見
もたくさん出ているが、2010年の「結婚と出産に関する全国
調査」によれば「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、男
とも86%を越えている。

「したい」と思っている人は多いのだから、35歳を越えたら、
一刻も早く動き出すことが結婚への近道のようだ。


以上。


興味深い数字がでた。独身のわたしとしては、納得でも
あるが、辛い数字でもある。

「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも
趣味や仕事に没頭した方です。

いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない方が
非常に多い。~」

ということであるが、

「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも
趣味や仕事に没頭した方です。」の方は、賛同できるが、

「~いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない
方が非常に多い。~」こちらの方は、ちょっと首を傾げる。

 あくまでも、このコメントは、結婚コンサルタントの大橋
清朗氏の見解である。

なぜ、このことに拘ったかというと、独身者がすべて、結婚
コンサルタントに相談しているわけではないからである。

だから、独身者の事情のすべてを説明できているとは思えない
ということである。

「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも
趣味や仕事に没頭した方です。

いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない方が
非常に多い。~」

とのことだが。

男女共学の時代に、そのようなことが根拠になるのは、理解しが
たい。趣味や仕事に没頭しすぎて、自分を見つめることが少なく
なるのは理解できるが。

わたしの世代からすると、若い世代においては、男女は仲良し
過ぎたと思っているからである。

ところで、より若い世代になればなるほど、個人の趣向を最優先
する価値観になってきている。その結果、お互いの共通項が
見当たらなくなってくるのではなかろうか。

行き着いたところは、最近テレビでも取り上げられている
「お一人様商売」である。

ただ、こちらの方は、商売をやる方にすれば、デフレの行き着いた
ところに、このような商売を考えだしたのではと思っている。

なにしろ、立ち食い、立ち飲みである。賃貸料が安くあがる。

とはいうものの、それだけ、人間の個人主義がエスカレート
したこともその原因ではなかろうか。

人間が、群れなくなったのである。

結局、種の存続みたいな概念は、薄く、いかに、自己を
肥大させていくかということの方に、ウェートが置かれた
生き方をしているように思える。(もしかして、自己防衛?)

自己肥大した人格どうしにおいて、お互いを受け入れざる
を得ない結婚なんて、厳しいことになるのではなかろうか。

若ければ若いほど、人となりは、いくらでも変わりようが
あるが、生きて入れば、人生経験が豊富になって、個人の
趣向や価値観に確固とたるものができると、生き方に柔軟性
を欠くようになる。仕事や趣味に没頭すればなおのこと。

これら、積み上げたものは、膨大な時間と金を投資してきた
結果であり、これらを否定することは、自分の人格の否定に
もつながることであり、この、現実から飛翔することは、
かなり、困難ことである。

高度情報化時代にあって、そういう意味では、わたしたちは
ビッグバンで、離ればなれになっていく宇宙のように、猛烈
なスピードで個性化すると同時に、お互いの接点を無くし、
やはり、猛烈なスピードで孤独になっていく。


いや、もしかすると、自分を見つめることが「辛い」ために、
趣味や仕事に没頭する人が、いるかもしれない。

もしそのようなことが原因であれば、自分と折り合えない人が、
他人を本質的に受け入れることは不可能だし、ましてや、プライ
ぺートな部分をオーパーラップさせざるを得ない結婚なんて、
躊躇してしまうだろう。

また、現実問題として、「趣味や仕事に没頭した」という生活
習慣が、そのような人達の生活にとって、異性のパートナーの
割り込む比重を軽くさせているのではなかろうか。また、結婚も、
そのような没頭できるほどの「のめり込み」をするものであると
いう、ある意味での勘違い、もしくは、強迫観念があるのでは
なかろうか?

それにしても、毎日の生活、そして、人生において、結婚・所帯を
持つということへの、積極的・肯定的な意識そのものを育むことが
なかった者にとって、結婚は大きな壁になりうると思うのだが。

話しは、かなり飛ぶのだが。

児童虐待やネグレストで、新聞に話題になることが多くなった。

独身でいるわたしは、いつも、思うのだが。

彼氏・彼女もでき、結婚に至り、子どももできた人が、どうして。

ここまで、辿り着けた人が、わたしは羨ましいのだが。

よく、つれ子がそのような凄惨な目にあっているのが、多かっ
たが、実の子どもにも、そのような仕打ちをする事件が多く
なったような気がする。

このような記事を読んで思うに、結局、親になるだけの資質が
涵養されていないように思われてならない。

ということは、結婚そのものは、家庭生活を営む能力がなくて
も、意欲さえあれば、できてしまうものでもあるのだということ
である。

そのことが、幸せになることを約束しなくても。である。

いずにせよ。

この世の中に存在する家庭、ピンからキリまであるはずだ。
家庭を持つことに肯定的な心情を育める人もいれば、否定的
な心情を育まざるを得ない人もあろう。

だから、経済的な理由はなくても、精神的な理由で独身を
通す人もいるはずでは。もしかして、自覚がないかもしれ
ない。いや、そのことを自分でも知りたくないかもしれない。

ということで、結婚可能な人を分母にしたとしても、100%の
人間が結婚するとは限らないはずだ。

それにしても、世代が下るにつれ、契約社員、フリーター、
パート従業員の数が増える一方の時代において、この
統計が、この厳しい現実を表していないのは、見落とし
てはならない。


大橋氏は、

「したい」と思っている人は多いのだから、35歳を越えたら、
一刻も早く動き出すことが結婚への近道のようだ。

と言っているが、

わたしの現役時代の職場は、女性が多い職場だったが、残念
ながら、35歳もこえたら、人間に灰汁が出てくるようになり、
相手に溶け込むのではなく、相手を溶かしてしまう。

大方の人間は、お互いの個性を調整してまで、結婚生活を
営むほどの覚悟は、なかなか念頭におくことはできない
ものだ。

それにしても、35歳にもなったら、その職場集団での
キーマンになっている頃である。

早々と結婚して、子育てに忙しい同僚のフォローする
ような役割を担うようになる。

惚れた晴れたどころではない日々にあるはずだ。

ひとに助言する意味においては、「35歳を越えたら、」では
残念ながら、遅すぎると思う。

大事なことは、結婚を望まれる人柄とは、どういうものかと
いうことに対する真摯な問いかけをしてなくては、始まらない
話しだが。

なんとなく、取り止めもなく、書きつらねてしまった。

35歳過ぎると結婚はほぼ不可能 できたのは
「男性で3% 女性で2%」

このような数値は、早めに知らしむべきである。
高校生では、知っていた方が、よいのでは
ないか。

35歳を越えたら、一刻も早く動き出すことが結婚への近道の
ようだ。

これでは、遅すぎるのである。