原発事故
菅前首相インタビュー
首都圏避難も想定
菅直人前首相は18日までに共同通信のインタビュー
に応じ、3月11日の東京電力福島第1原発事故発生を
受け、事故がどう進行するか予測するよう複数の機関
に求め、最悪のケースでは東京を含む首都圏の3千万
人も避難対象になるとの結果を得ていたことを明らか
にした。
発生直後には、現場の第1原発の担当者と意思疎通
できないなど対応が困難を極めたことを強調。
原因究明を進める第三者機関「事故調査・検証委員会」
(畑村洋太郎委員長)は菅氏から事情を聴く方針で、事故
対応をめぐる発言は、再発防止の鍵になりそうだ。
菅氏は複数の関係機関にシミュレーションを依頼。
最悪の場合は半径200~250キロは住民の避難が必
との結果になった。東京のかなりの地域も含まれ、対象
3千万人。
大混乱が起きるとの思いが頭をよぎり「国が国として成り
立つのかという瀬戸際だった」と述べた。
被害拡大については「地震と津波と原発事故が同時に
起きることを全く想定していなかった」と、用意され
ていた危機対応シナリオが役に立たなかったことを明
らかにした。
以上。
とんでもない裏話が語られたが、当時、首相が官邸で
パニックになっているという情報あったり、また、
首相が、マスコミの前にほとんど出てこないという話しが
あったが、これでは、だれも精神的に正常な状態でいること
は不可能だ。
東京から多くの外国人が逃げ出したが、知る人は知って
いたのかもしれない。
ところで、当時このようなことが、ネットで話題に
なった。
総理が壇上に立つシーンで、フジテレビまたはマスコミ
関係者と思われる男女の声が入っていたのです。
単なる雑談や業務上の連絡などの声ならばいいのですが、
その声の内容はあまりにもナンセンスなものだったのです。
「ふざけんなよぉ~。また原発の話なんだろぉ~!? どう
せ~」という男性の声と、 「だから、こっからあげられる
情報はないっつってんでしょう!」、
「アハハッ、笑えてきた」という女性の声が入っていたの
です。
これである。
これをしゃべった人間が誰か、おおいに話題になった。
わたしも、この手の話しに激怒したものだが。
今になって見れば、やはり、このしゃべった人たちの
方がもしかして、真実を知っていたのかもしれない。
ところで、菅前首相は、インタビューで、
「国が国として成り立つのかという瀬戸際だった」と述べ
た。
最近、気になるニュースがヤフーにあった。
1498年の東海地震、津波遡上36mの可能性
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市
では津波が約36メートルまで遡上(そじょう)した可能性が
あることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授らによる
調査で明らかになった。
新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表した。
国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグ
ニチュード8・2~8・4。
静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。
都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、
沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。
現地で測量を行い、海抜36・4メートルまで津波がさかのぼった
と考えられると結論づけた。
静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震を
もとに行われてきたが、都司准教授は「明応の津波は、安政の
3倍程度高い。
1000年に1度の津波でも人命を守るには、明応の津波を考慮
して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めている。
以上。
このニュースだが、千年に一度の東日本大震災が起きたとあっては、
充分にこの津波も、いずれ起きるとなると、その被害の規模につ
いては、絶望的な規模になりそうだ。
「国が国として成り立つのか」という不安が過ってならない。
これでは、日本のどこに済んでいても、絶望的である。