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リタイアーのよもやま話

テロから10年、米兵の間で増える自殺

2011-09-17 12:11:34 | 戦争

ヤフーのニュースである。

その1

テロから10年、米兵の間で増える自殺
TBS系(JNN) 9月13日(火)19時37分配信

 同時多発テロから10年。テロとの戦いを続けるアメリカは、
アフガニスタンとイラクにこれまで220万人もの兵士を送っ
てきました。

今、その兵士たちの間に深刻な問題が広がっています。

 家族とともに笑顔を見せるジェレード・ヘグマンさん。彼が
陸軍に入隊したのは、同時多発テロ事件がきっかけでした。
 「夫は、自分が信じるもののために立ち上がれるということ
を誇りに思っていました」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 精鋭部隊に選ばれたジェレードさんは、繰り返しアフガニス
タンとイラクに派遣されました。その間、彼の様子は少しずつ
変わっていったと妻・アシュリーさんは話します。
 「戦場で見たものや、自分のしたことの悪夢に苦しんでいま
した。

症状がどんどんひどくなって、軍に助けを求めましたが、助け
てはもらえませんでした。『お前は大丈夫だ、頑張れ』。そう
言われていました」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 2人の息子と遊ぶのが、何よりも好きだったジェレードさん。

そんな彼を特に悩ませたのは、戦場で目にする子供の姿でした。
 「武器を持った子供を見たら、『自分が殺される前に射殺しろ』
と教えられていました。

夫は、目に涙をためて、震えながら『そんなことしたら自分を
許して生きていくことはできない』と言っていました」(妻の
アシュリー・ヘグマンさん)

 8度目の派兵から自宅に戻った今年6月、ジェレードさんは
自ら銃で頭を撃ち、命を絶ちました。

 対テロ戦争開始から10年が経つ今、深刻な問題となっている
のが兵士たちの間で自殺が増していることです。それも、戦争
前線の話ではありません。無事に帰還した兵士のはずが次々に
自ら命を絶っているのです。

シアトル郊外にある基地では、今年7月だけで実に5人の兵士が
自ら命を絶ちました。

 アフガニスタンへの軍事作戦を開始して10年、兵士の自殺
は増加する一方です。現役兵士の自殺は、2年連続で150人を
超えました。

今年は、それを上回る過去最悪のペースとなっています。そして、
退役した兵士の自殺は、推定で6500人にのぼるとみられて
います。

 「兵士の多くは、2回、3回、4回、時には5回以上も戦場へ
送られます。その回数が増えれば増えるほど、PTSDに苦し
危険は高まるのです」(退役問題に詳しい精神科医)

 テロとの戦いで戦地に赴いた兵士は延べ220万人。その2割
近くがPTSDに苦しんでいるといいます。

 「今日は、とても大事な話をしようと思う。自殺についてだ」
(俳優のローレンス・フィッシュバーンさん)

 軍では、俳優を使って自殺防止を呼びかけるビデオを作成しま
した。
また、退役兵士向けに開設した自殺ホットラインには、40万件
の相談が寄せられます。問題の根深さが改めて浮き彫りとなりま
した。

 「戦場でそれぞれ違う(精神的な)インパクトを受けて帰って
きた兵士たちが、3年後に再び戦場に送られているんですね」
(マレー上院議員)

 「そう、いつ爆発するか分からない。時限爆弾を抱えたまま行く
んです 」(マレン統合参謀本部議長)

 急増する兵士の自殺に、議会でも議論が始まりました。ゲーツ
前国防長官は、こんな言葉をもらしました。

 「私は兵を出すことに慎重になった気がします。どんな結果を
もたらすか見てきましたから」(ゲーツ国防長官〔当時〕)

 状況は悪化する一方ですが、財政難に苦しむアメリカには、兵士
たちのケアに金をかけられない事情があります。

 「意味のない2つの戦争に4兆ドル(320兆円)もつぎ込んで、
その戦争で傷ついた兵士を助ける金はないというわけですよ」(退
役兵士問題に詳しい弁護士)

 「銃を頭に突きつけながら、夫は叫んでいました」(妻のアシュ
リー・ヘグマンさん)

 「軍は何もしてくれない」。自殺したジェレードさんの妻・アシ
リーさんは、自らの経験を多くの人に伝えることで、現状を少し
変えたいと願っています。

 「夫は『俺が死ねばみんな幸せになれるのか?』。そう言ったん
です」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 アメリカの対テロ戦争の前線には、今も10万人以上の兵士達が
います。戦いの終わりは、まだ見えていません。(13日23:17)

 

 

その2

国産テロリスト増加 米国人として母国に聖戦 

米中枢同時テロから10年、米国は新たな形態を伴うテロの
危機にさらされている。

過激なイスラム思想の洗脳を受け、米国人として母国にジハード
(聖戦)を仕掛ける「国産テロリスト」の増加である。
(産経新聞)

 

以上。


9・11から、10年経った。

わたしはその日の朝、珍しく早めに起きていたので、テレビを
見ていた。すると、とんでもないニュースが飛び込んできた。

あのビルが、焼け落ちていく映像だ。

まさか、あのアメリカ本国が、攻撃されるとは?

わたしの周囲にも、アメリカの基地がある。

県民感情として多くの反発があるが、高校時代、教壇の教師は
語った。

下手に、楯突くと、CIAにマークされるぞ。である。

だから、どんなに不条理の思いがしても、それを忍従するしか
ないのかと。

アメリカの存在は、絶対であった。

おそらく、ローマ帝国に支配されたイエス・キリストの生きた
時代も同じようなものであったのでは?


ところで、後日、このビルの倒壊には、いろいろと疑惑が
あがった。

はたして、飛行機の衝突であのような倒壊の仕方をするのか?

衝突と同時に事前に仕掛けた爆弾を、爆発させたのではと?

10年経ったあの映像を見ても、ビルの爆発処理で、倒壊する
ビルの様子とそっくりなのは、不思議でしようがない。

そのへんの疑惑が、あったが、いつのまにか、うやむやに
った。


ネットにもこのような記事がある。


疑惑 : 事前の不思議な動き
ユダヤ人の死亡者数が時間と共に著しく減り、最終的に3人と
公表。

事前に知らされていた可能性あり。ちなみに日本人で犠牲に
なった方々は24人。

911 の前週、AA(American Airlines) とUA(United Airlines)
の株取引が12倍にも増えている。
CIA 関連会社が事前に UA などの株を空売り。一番儲けたのは
モルガン・スタンレー。

9/11の数日前にあった株式市場での大量のオプション買いがイン
サイダー取引である疑いがあるにも関わらず、米政府は問題なし
している。
 
事件数日前に、多数の荷物が運び出されている。
飛行機が突入しないのになぜか崩壊した世界貿易センタービル
(WTC)第7ビルを含め、WTCを7週間前に買い取ったオーナーが、
事件前に多額の保険金を掛けている。 

 

http://rose.eek.jp/911/を参照されたし。

 

10年たった今日、いろいろとセレモニーが催しされた。

亡くなった方々には、残念だが、根本的なことが抜け落ちて
いる。

なぜ、あのビルが攻撃されたのかということである。

そのことの追求が抜け落ちている。

わたしの県のアメリカによる蹂躙は、いつまで、続くの
かと思っている。

だから、心情的には、テロまで追い詰められた、自爆者
の気持というのは理解できる。

まだ、中東のように過酷な現実ではないのが、救いだが。


おそらく、アメリカには「窮鼠猫を噛む」という諺は、
ないかも知れない。

なぜ、彼らは、自分の命を投げ打ってまで、この遠い
アメリカにテロをしかけたのかという自問である。

この素朴な質問が、彼にはできない。

今、中東の民主化で、アメリカのこれまでの独裁者との
蜜月が壊れて、うろたえていることが何を象徴しているか、
アメリカ国民は、考えているのだろうか。

最近のニュースであるが。

リビアで、2004年にアメリカのCIA=中央情報局が、
テロ組織の幹部をカダフィ政権に引き渡し、過酷な尋問を
させていた疑いを示す文書が、首都トリポリの治安機関の
建物から見つかり、アメリカがカダフィ大佐と協力して
テロとの戦いを進めていたとして、批判の声が上がって
います。

文書は、カダフィ政権の崩壊後の今月2日、トリポリに
ある治安機関の建物から、国際的な人権団体「ヒューマン・
ライツ・ウォッチ」などによって発見されました。

文書はアメリカのブッシュ政権当時の2004年のもので、
アフガニスタンで活動していたリビア人のテロ組織の幹部
について、リビアへの引き渡しを巡る、カダフィ政権と
CIAとの詳細なやり取りが記録されています。

また、リビア当局に尋問を要請する、89項目に及ぶ質問
リストも含まれているということです。

カダフィ政権は、拷問など、アメリカ国内ではできない
過酷な尋問を行っていたとされており、人権団体は「リビア
側に引き渡すことで、拷問を可能にした」として、アメリカ
の対応を批判しています。

一方、リビアでは3日、カダフィ政権を崩壊に追い込んだ
国民評議会の部隊が、カダフィ支持派が抵抗を続けている
中部のシルトやトリポリ南部のバニワリードを包囲し、投降
するよう説得を続けるとともに、軍事的な圧力を強めていま
す。

以上。

アメリカは、9・11の犠牲者の数以上に、理由もなく、
国家利益(石油資本)のためとして、多くの中東の人の運命
を弄んできている。

だから、アメリカ国民は、テロリストに怒りを持つ前に、
そのようなテロリストを生んだ自らの国家に対して、憤り
を持たねばならない。

そう、国益の名において、私腹を肥やす石油資本への怒り
を。

アメリカ国民の幸福が、アメリカ国家を通しての「自由・
平等・民主主義」の大義名分のもとによる他国の収奪に
よって、成り立っていることに、畏怖しなければならない。

でなければ、本質的にテロから解放されることはない。

そこのところが、本質的なテロからの恐怖を克服する道
である。が、容易ではないようだ。

アメリカが、いかに、ビンラディインやアフガニスタン
人の国と人生を自国の利益のために、弄んだかに視線が
向かなくては、何も本質的な解決にはたどり着かない。

9・11で悲しみに打ちひしがれる人々に対して、厳し
いことを言うのは、つらいがことの本質を見つめなけれ
ぱならない。

アメリカが、日本での普天間基地撤去を求める声に耳を
傾けることのないことが、本質的にテロの温床でもある。

 それにしても、不条理な話しである。

「テロから10年、米兵の間で増える自殺」

中東へのアメリカのちょかいは、中東の石油の利権
がらみだといわれている。

そのために、「9・11」は、アメリカの口実を設ける
ための自作自演だという話しがある。

自国の資本の権益のために、国民の命も運命も担保して
しまうという残酷さは、前にもあったことだ。

厭世気分のある国民を戦争に誘導するために、事前に
知っていた「真珠湾攻撃」を放置し、ハワイを犠牲に
して、国民を戦争に駆り立てた。


また、1835年、当時メキシコ領だったテキサス
に移住したアメリカ人たちは、合衆国の支援を受けて
独立運動を起こした。


だが圧倒的に数が多いメキシコ軍によって彼らはアラモ砦
に追い詰められ、何度も戦況を合衆国軍に伝えて援軍を頼
んだ。

だが合衆国側はこれを無視、メキシコ軍が義勇軍をみな殺し
にするまで待ち、惨殺された義勇兵の姿を国内で大々的に
宣伝した。

政府は国民の怒りがメキシコ軍に向かうよう世論を煽り、
その勢いでメキシコに宣戦布告、その結果テキサス、
ニューメキシコ、カリフォルニアを制圧、メキシコの領土の
5割を手中に収めている。

である。


「同時多発テロから10年。テロとの戦いを続ける
アメリカは、アフガニスタンとイラクにこれまで220
万人もの兵士を送ってきました」ということだが、もとは
と言えば、ブッシュの欲望の犠牲である。

忘れてはならない。


米貧困者4600万人=過去最多、人口比15%―2010年 
【ワシントン時事】

米国勢調査局は13日、2010年の米国の貧困者が4618万人(前年は
4356万9000人)と、統計を初めて公表した1959年以降最多になっ
たと発表した。

これで4年連続の増加。金融・経済危機の影響は依然消えておらず、
オバマ政権や議会に一段の景気対策を求める声が強まりそうだ。

(時事通信)

というニュースもあった。

アメリカの大資本は、他国の人の命も食らい、自国民の命も食
らって生きている。

このことに、気づかなければならない。

9・11の追悼だけでは、真の意味での追悼にはならない。


「テロから10年、米兵の間で増える自殺」アメリカは、自国の
国民も食らっている。


さて、次のようなニュースを飛び込んできた。


国産テロリスト増加 米国人として母国に聖戦 

米中枢同時テロから10年、米国は新たな形態を伴うテロの危機に
さらされている。過激なイスラム思想の洗脳を受け、米国人として
母国にジハード(聖戦)を仕掛ける「国産テロリスト」の増加である。
(産経新聞)


わたしたが、少年のころ、あんなに強大だったアメリカが、自ら
滅びようとしているのか。

9・11の追悼だけでは、真の意味での追悼にはならない。


加藤茶や堺正章らと「年の差婚」する女性 目的はカネではない

2011-09-17 06:50:37 | 人生

加藤茶や堺正章らと「年の差婚」する女性 目的は
カネではない
NEWS ポストセブン 9月16日(金)7時5分配信

 加藤茶(68)と23才女性の45才差婚を始め“年の差婚”が
続出している。ほかにも、堺正章(65)が22才下の一般女性
(43)、小林薫(60)は22才下のモデル兼女優の小梅(38)
とデキ再婚。

なぜ女性たちは、親子ほど年の離れた“アラ還”オヤジを
選ぶのか。

その心理について、駒沢女子大学教授で心理学者の富田
隆氏に分析してもらった。

 * * *
 これほど年の離れた有名芸能人との結婚というと「お金が
目当てではないか」といわれがちですが、心理学的にみたとき
に、そうではないと思います。

 理性で考えたときに、うんと年上の男性と子供が作れるの
だろうか?などとマイナス面も考えてしまいますよね。

でも、そうしたことよりも、彼女たちの場合は、相手への
「情熱」が上回ったといえると思います。

ちなみに、不倫もこのパターンといえます。恋愛では、性的
部分の情熱を優先して恋愛する人と、周囲の状況を考えた
社会的な関係を望んで恋愛する人と大きくふたつに分かれる
のですが、年の差婚をする人は、前者です。


 米国の心理学者スタンバーグは、恋愛に不可欠な3つの要素が
あるといっています。

ひとつは、いま挙げた「情熱」、

ふたつめは共通の体験や慣れなどの「親しさ」、

3つめは「コミットメント」で、この人の為なら多少の犠牲も
いとわないと思えるかどうかです。

 コミットメントには、「積極的に参加する」「宣言する」
という意味があり、最たるものが結婚ですね。

この3つがそろうと長続きしていい恋愛になります。

年の差婚をした女性は、こうした3つの要素の中で情熱の占める
ウエートが高かったということがいえるでしょうね。

 こうした年の差の恋愛・結婚が増えてきた社会背景には、
タブー意識がなくなったということが挙げられるでしょう。

恋愛はこうでなければ、結婚はこうでなければという発想で
考える人が少なくなってきた、ということです。

 家族のあり方、結婚のあり方、恋愛のあり方など、大きな
流れでいうと世の中の多様化が進んでいますよね。

少なくとも若い人たちはこうした多様化を受け入れ、許容して
います。

これまではちょっとタブーと考えられてきたことが崩れて
いっています。

こうしたことも、女性が年上男性と結婚する背景にはあるの
ではないでしょうか。


以上。


ちょっと、ミーハーであるが、興味深く思った。


 米国の心理学者スタンバーグは、恋愛に不可欠な3つの要素が
あるといっています。

ひとつは、いま挙げた「情熱」、

ふたつめは共通の体験や慣れなどの「親しさ」、

3つめは「コミットメント」で、この人の為なら多少の犠牲も
いとわないと思えるかどうかです。

 コミットメントには、「積極的に参加する」「宣言する」
という意味があり、最たるものが結婚ですね。

この3つがそろうと長続きしていい恋愛になります。


ということだが、


3つめは「コミットメント」で、この人の為なら多少の犠牲も
いとわないと思えるかどうかです。

この点が、特に興味深かった。

つい、最近、週刊誌を立ち読みしたが、とにかく可愛い女性が
婚活に夢中で、好条件で紹介されたのが、禿げ頭で、とても
じゃないが、ということを書いていた。

いい男は、引く手あまただから、そう誰にでも手に入るという
ものではないという考えはなさそうだ。

何しろ、パレートの法則が働くなら、2割しかいい男は、
いない。

だから、いい女も2割だ。

となると、己が、その2割にはいるものかが、大きな
問題だ。

はいらないとなると、そこそこで折り合わないといけない。

勿論、その2割が順風満帆な人生かどうかは、分からない。

いい男に、疾風怒濤の人生が転回されるかもしれないし、
この人生の展開に、やたら、いい男を探す女が、是とでき
るものかどうかも、微妙な問題だ。

自他とも認める可愛くて見栄えがすることが、「いい女」で
あるという保証はないはずだが。

そこんところについては、思いが至らないようだ。

十人並みの器量でも、大概の若い女の子は、ファッション
雑誌の見よう見まねで、その若さでもって、綺麗に
見えたりするものだから、若さの持つ眩しさ、罪だ。

そして、本人も周囲も幻惑されてしまう。

ちょっと、厳しい話しをするが、本当にいい女だったら、
合コンや婚活をする必要もないはずだ。

見栄えだけでなく、本当にいい男は、いわゆるあげまんの
いい女しか、探さないはずだし、なかなかいい男にめぐり
合えないということは、当人が、自分自身の自己評価を
誤っているということに気づかないようだ。

「類は友を呼ぶ」という話しがあったではないか。

いい男と同じ次元に、自分がいないということである。

昔、職場で、転勤した女子職員が、いい男がいないとか
言って挨拶したことがあった。これには、聞いていた
わたしもびっくりした。

この発言が、自分の目の前にいる男性職員への侮辱にあたると
いうことには、気づかないようだ。

また、ある時、職場の盆踊り大会で、いい男がいないと言って
騒いでいたが、当の本人がいい女でなかったのは、なんとも
皮肉であった。

いい女は、そういうようなことを言う境遇には、ならないと
いうことに気づかないのは、なんとも微妙な気分になるものだ。

いい女は、未婚も許婚も男性から、アプローチされるので、
どちらかというと、男に辟易しているということを知らない
ようだ。

いい女は、男に不足しないから、「いい男がいない」なんて
いう発言はしないのである。

と言うことで、いい男がいないとむやみに言って憚らないのは、
自らがいい女でないことを公言しているようなものだ。

時折、婚活のことについて、話しを聞くが、思うに、そのよう
ことに夢中になっている人々の話しに、

「この人の為なら多少の犠牲もいとわないと思えるかどうか」
というポイントが抜け落ちているような気がした。

自分は、わりと美人でいい女だから、男性が貢のが当たり前と
いう発想というか、安売りはしないというか、なんだが、自分
が見栄えがするだけで、すばらしい結婚生活が保証されて
当たり前というような驕りが感じられてしようがない。

本人は、大和撫子のつもりで、そう悪い人でもないが、自分が、
どれだけ男にたかることができるかと、日がな一日考えている
ことに、意外と気づいていないことがある。

資本主義も、その強欲さのあまりに、金融資本主義とかいう
化け物に化して、世界中をガタガタにしてしまったが、個人
主義も金融資本主義の時代に即応して、魑魅魍魎と化して
しまった。

等々、なんともミーハーな話題になってしまったが、

 

「この人の為なら多少の犠牲もいとわないと思える」存在という
のが自分の身の回りにいるということは、幸せな話しである。

必ずしも、恋愛だけのことではないのでは。

いかなる人間が、そのような存在であるのか、それが問題だ。

このような自問自答は、長らく忘れられているのではないか。

自己実現という名の己が欲望の充足が、最優先する時代に
なって、久しい。

日夜、誰もが自己充足に飢えた貪婪な魑魅魍魎と化し、己が
欲望に苛まれている。

この人の為なら多少の犠牲もいとわないと思われる存在、
これも、パレートの法則が働くものかな?


思い出したことがある。あの有名な清水の次郎長の話である。

あなたの子分で、貴方のために死ねる人がいるかと、清水の
次郎長にとある人が聞いた。

次郎長は、そのような子分はいないと答えた後、自分は
自分の子分のためなら、命を投げ出すことができる。

と答えたそうな。