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リタイアーのよもやま話

ごみが北京を包囲する

2010-03-07 23:14:06 | 社会
今朝の新聞に、とんでもない記事があった。

「ごみが北京を包囲する」

無秩序埋め立て深刻 官民対立解決策見えず

急速な経済成長を続ける北京市で、ごみの急増が深刻な社会問題となっている。

ごみ処理の9割以上を占める埋め立て地は半ば無秩序状態。

市政府は焼却施設の増設を急ぐが、権利意識を高める住民と激しく対立し、解決策が見えない。

ごみ埋め立て地を記す黄色いマークが市の中心を取り囲む。

1年以上にわたって市内400ヵ所以上のごみ処理場を撮影してきたフリーカメラマン、正久奥さんが作った地図だ。

「99%は民間業者の非合法の埋め立て地」という。

ごみを食べあさる家畜の群れなど衝撃的な王さんの組み写

真「ごみが都市を包囲する」は昨年末の連州国際写真展

(広東省)で金賞を受賞、全国の関心を呼んだ。


こうした埋め立て地の近くには北京市民の食卓に上る野菜の畑や家畜の飼育場もある。

「食料だけでなく、地下水を汚染して飲料水にも悪影響が及ぶが、市民はごみを捨てた後に十分関心がない」と王さんは嘆く。


以上、新聞の記事より。


新聞には、北京市の航空写真が紹介されている。

その写真に、ごみ捨て場の位置をマーキングしてあったが、その数の膨大さにショックを覚えてしまった。

北京市をドーナツ状に、ごみ捨て場が取り囲んでいるのである。壮絶な写真であった。

北京市のごみは、年8%のペースで急増している。恐ろしいことだ。

北京市、毒の海に浮いているようなものだ。

わたしの感覚からすれば。

何時の日か、とんでもない結末が待っているような気もするが。





イタリアのパラサイト

2010-03-07 22:41:42 | 人生
ヤフーのニュースである。

イタリアの大臣が若者に親元からの独立を強制する法律制定を主張、波紋が広がっています。

3月7日18時47分配信 フジテレビ

日本では、いわゆる「ひきこもり」の若者が増え、社会問題となっていますが、イタリアでは、行政刷新担当相が、若者に親元からの独立を強制する法律の制定を主張し、波紋が広がっています。

イタリアでは、親離れできない若者の増加が社会問題になっている。

旅行代理店に勤務するマルゲリータさん(41)は、毎日8時間の勤務を終えると、母親が待つ自宅に帰る。

食事や洗濯など、41歳のマルゲリータさんの身の回りの世話は、69歳の母親の役目となっている。

経済的にも自立できておらず、マルゲリータさんは、母親のすねをかじって生活している。

母親は「娘が安定した高収入の仕事に就いて、独立することを願っているわ。

母親とまだ暮らしている40代の女性は、普通ではないわ」と話した。

マルゲリータさんは「わたしたちの年齢では、1人暮らしが普通。

でも、母親がすべて整え、帰りを待っている家庭に戻るのはいいものよ。

1人暮らしは望まないわ」と話した。

家族とのきずなを大切にするイタリアは、ヨーロッパ諸国で最も若者の親離れが遅いと言われている。

地元メディアの調査によると、18歳から34歳の人のうち59%が実家暮らしで、この割合は、ほかの国を大きく上回っている。

そんな中、イタリアのブルネッタ行政刷新担当相は、若者の親離れを後押しするため、18歳以上の若者は親と別居しなければならないとする法律の制定を訴えた。

しかし、若者が親離れできない背景には、イタリア社会が抱える経済問題もあるとみられる。

イタリアでは、25歳以下の雇用悪化が深刻で、若年層の失業率は25%を上回っている。

若者が親から独立したくても、なかなかそれをできる環境にないと指摘する声もある。

経済状況が好転しない限り、まだまだ先になりそうなイタリアの若者の親離れ、法律で強制的に独立させることはできるのだろうか。

最終更新:3月7日18時47分

以上、ヤフーのニュースである。


このようなニュースがあると、外国の様子が分かる。

わたしも、不当人事をくらって、地元を離れた4年間以外は、親と同居なので、このようなニュースがあると、複雑な気分になる。


よくパラサイトということが話題なった時も、やはり複雑な気分になったものだ。




不当人事期間が終了し、地元に戻ってくる時、いろいろと迷った。

わたしの両親の仲は、もともとあまり良くなかった。

わたしが、30代に入った頃から、それが顕著になり、わたしが不当人事を食らった期間は、家庭内別居みたいな感じになって最悪だった。その上、親族との裁判問題まで持ち上がってしまっていた。

私自身も情けない境遇にあるのに、なんとも言いようもない切ない気分になった。

ということもあって、両親の不仲にあって、もしものことがあったら、現実問題としてわたしが対処することになるということが十分想定されていたので、両親と別居をするという選択ができなかった

バラバラになった距離を縮める努力が必要だと思ったのだ。

両親が普通に仲が良かったら、不当人事から戻ってくる際に別居の生活が開始できたのにと思っている。

しかし、その同居という選択は、結果として正解だったと思っている。

それは、突然父親が脳卒中で、倒れたからだ。

90歳まで、現役だと思った父が、突然に倒れた。まったくの想定外だった。



あれから、7年目にはいった。

これまでのことを考えると、皮肉なことに、わたしが独身であったことが、幸いなことになった。

今まで、わたしがやってきたことは、所帯持ちでは不可能だったと思っているからである。

しかし、今後のことになると、やはり、独身でいることは、別な意味で、リスクの山であり、戸惑いと不安の毎日である。

病院を通いながら、独身で良かったような、まずかったような複雑な気分である。


戦災孤児

2010-03-07 12:03:48 | 人生

今朝、テレビを見ていた。

すると、戦災孤児の特集をしていた。

その中で、戦災孤児であった方の回想である。

同じ貧しさでも、里子にやられたりした子どもは、「欲しいということが言えない。」「我が儘が言えない。」ということを語っていた。

直接孤児であった方の話しを聞くと、その辛さ、悲しさが伝わってくる。

わたしの父は、正妻の子どもではなかった。だから、母親は、自分の子どもの先の閉ざされた運命に不憫さを感じたようだ。

なんとかしなくてはと、思い悩み、気苦労したようだ。

子どもの先の見えない人生をなんとかするために、戦前、親子は、サイパンに渡り、そして、父は、テニアンの学校に入学することができた。

母親にしても父にしても、どんなにか嬉しかったであろう。何しろ、本来は叶うはずのない学歴を身につけることができた。

そのまま、学業をおえることができたら、会社直属の学校だったので、会社の正社員として将来を約束されたであろう。

しかし、米軍の空襲を受け、母親は戦死、父は郷里に戻ってきた。

アメリカンドリームが実現するはずだったが、見果てぬ夢と消えたと言えよう。

父の父親は、父が7歳の時に亡くなったと聞いたから、結局父も戦災孤児として、人生をスタートすることになったと言えよう。

その父が、どんなにか苦労して、これまでの地位と財産を築いたかとも思うと、子どものわたしては、自分の人生のふがいなさに絶望しそうだ。

親達の生きてきた人生からすると、なんとエスカーター式の人生だったことかと、年を追うごとに思うようになった。

若い頃の親への反発には、大きなものがあったが、なんと愚かなことをしてきたのかと、失った膨大な時間を目の当たりにして、絶句してしまう。

それにしても、父の母が、不憫に思った子どもは、しっかりと財産を築き、地位も築くことができた。幼い父への母親の不憫な思いは、報われたようだ。

もっとも、父の母にしては、肝心の孫ができそこないになったのは、想定外だったのかも知れない。

そのことでは、今更気付いてもどうしようもない歳になってしまった。

父は、母親への孝行はできただろう。肝心の孫は、父へも父の母親へも取り返しのない不孝をしてしまったようだ。

まさかこのような人生の評価になるとは、想定外であった。

追記

わたしが30代前半に、アメリカで、児童虐待の話しがあった。

アメリカで起こることは、日本でも起こる。でも┄┄、と思った。

しかし、まさかが日常茶飯事になった。

わたしは児童虐待のニュースを聞いて、切ない思いになる。

わたしは、彼氏彼女ができ、結婚し、子どもができる人たちを正直言って、羨ましく思っている。本当に羨ましくてしようがない。

その人達が、児童虐待という悲しい事件を引き起こしているのに、なんとも言えない寂しさと悲しさを覚える。

これって、いったい何だろうね?





恐竜絶滅 1回の小惑星衝突が原因

2010-03-07 11:14:27 | 歴史
ヤフーのニュースである。

恐竜絶滅 1回の小惑星衝突が原因 直径10~15キロ
3月5日4時0分配信 毎日新聞

 恐竜など白亜紀末期の生物大量絶滅は、現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が原因とする論文を、日本など12カ国の国際チームが5日の米科学誌「サイエンス」に発表した。約6550万年前に地球環境を一変させた破壊的衝突の全容も明らかにした。

大量絶滅をめぐっては、複数の地球外天体衝突説、火山噴火説も出されているが、研究チームは「否定された」と結論付けた。【永山悦子】


 チームには、地質学、古生物学、地球物理学、惑星科学など専門家41人が結集。メキシコ・ユカタン半島の巨大クレーター「チチュルブ・クレーター」(直径約180キロ)が形成された時期の世界各地の地層などの最新データを、解析し直した。

 その結果、チチュルブ・クレーター形成と大量絶滅の時期は一致▽他の天体が前後に衝突した痕跡はない▽6550万年前ごろは火山活動が活発ではなかった--と判明。クレーター形成による環境変化は、大量絶滅に十分だったとした。

 チームによると、衝突した天体は直径10~15キロの小惑星、衝突速度は秒速約20キロ、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定された。

 衝突による放出物は世界約350地点で確認された。放出物は大量のちりとなり、太陽光がさえぎられて地球上が寒冷化。5~30度の気温低下が約10年続き、海のプランクトンや植物が死滅、食物連鎖の上位にいた恐竜などが絶滅したと考えられるという。

 この際、海底に生きる一部のプランクトンや、体が小さく食料が少なくてすんだ哺乳(ほにゅう)類は生き延び、後に多様化したとみられる。

以上、ヤフーのニュースである。

科学者というのは、とんでもないことを考えることができるものだとびっくりしている。

約6550万年前の頃の話しである。

こんな遠い昔の話しが本当であるということが論じられる。

なんとも理解しがたい次元の話しだ。


「チームによると、衝突した天体は直径10~15キロの小惑星、衝突速度は秒速約20キロ、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定された。

 衝突による放出物は世界約350地点で確認された。放出物は大量のちりとなり、太陽光がさえぎられて地球上が寒冷化。

5~30度の気温低下が約10年続き、海のプランクトンや植物が死滅、食物連鎖の上位にいた恐竜などが絶滅したと考えられるという。」ということだが、なんというスケールの大きな
話し。

5~30度の気温低下が約10年続き、 津波は高さ約300メートルと推定された。これでは、殆どの生物が死んでしまうではないか。

このような話しが科学として、成立するのだから、不思議でしようがない。