レビュー一覧は、こちらから。
ドジェは手術前、一度セゲの家を訪ねていました。
ウミから、セゲが家に籠りきりだと聞いたからです。
でも、会う勇気はありませんでした。
セゲの泣き顔が見たくなかったし、別れの言葉を聞きたくなかったのです。
だから、手紙だけを置いて来ました。
あれ・・・普通だったら、風で飛ぶよね、絶対に
キンカンの鳴き声で外に出たセゲ。手紙を見つけました。
ある決心をしたと書いてありました。本当は怖いけど、セゲ無しの人生の方が怖いから・・・と。
『必ず戻る。その時まで君は僕だけを待って生きるんだ』
セゲは家を飛び出しました。
でも、もうドジェの姿はありませんでした。
ドジェの手術、10年前は5%ほどしか成功率が無かったのですが、今は20%ほどに上がっているんだとか。
まぁ、それでも低いですよね。
ドジェがラッキーだったということでしょうかね。
手術は成功し、日々のトレーニングも順調にこなし、帰国しました。
まず、母に会いに行きました。
前から来るドジェを見て、母は緊張した表情になりました。
ドジェ、一旦通り過ぎました。以前と同じ行動をとったのです。勿論、冗談です。
母が、やっぱり・・・とガックリしたのを見て、ドジェは立ち止まり、母を呼びました。
10年ぶりに会った感じです。
そして、サラは、お初に顔を見ることが出来ました。
事故の後、母が再婚したからですね。サラの顔を見る機会は無かったのです。
セゲは“本を読んでくれる人々”と言うサイトに朗読の投稿をしているようですね。
ハン・セゲに声が似ていると言うコメントが寄せられたりして、好評を博しているようです。
それを、ドジェも聞いていました。
ウミからのメールと合わせて、セゲの様子を把握してきたのですね。
満を持して・・・と言う感じで、ドジェはセゲを訪ねて行きました。
途中、書店の前にキンカンが繋がれているのを発見。
キンカンは、ドジェを見分けたのか、吠えませんでした。以前は吠えてたのに。
再会しました。
ドジェは緊張していました。拒まれるのではないかと思う気持ちもあったのでしょう。
が、セゲの反応は予想外でした。
ドジェの顔を見た途端、セゲは両手を広げてドジェの胸に飛び込んだのです。
何も言わずに・・・。
ドジェの手術の話を聞いて、セゲは怒りました。
「死ぬかもしれないのに私なんかのために、バカよ」
君は僕が2度も命を助けた人だ、一生責任を取ってくれ・・・とドジェは言いました。
「一生責任を取るわ。」
はいよりを戻した二人です
会いたくなる度に編んだセーター。やっとドジェに着てもらえました。
セゲはソウルに戻りました。
今度は、ドジェの元に自分が行くと決心したのです。
ドジェが逃げても、自分が探しに行くと。
ドジェは母にセゲとやり直すことを話しました。
ドジェ母は、何も言いませんでした。ドジェが幸せなら、それでよいと。
それにしても、この作品の主人公二人の周辺の人たちは、なんて出来た人ばかりなんでしょう。
ドジェ母も義父も、ウミとウノ、そしてサラも。
ここまで良い人がそろった作品も珍しいかも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます