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テス母のお葬式が執り行われました。
同僚たちは仕事の合間に駆け付けました。
テスに何と言ってよいか、皆言葉に詰まりました。
ソッカンの選択、これが良かったのか、悪かったのか、皆結論は出ません。
ただ、記者会見だけは納得できないと、イ麻酔科教授は言いました。
行うにしても、今じゃないだろうと。テス母の手術が終わってからするべきだったんじゃ?と。手柄が欲しかったのか?・・・とね。
とにかく、堂々巡りの会話にしかなりませんでした。
ソッカンも、お葬式に来ました。
でも、入れませんでした。
カン看護師が声をかけましたが、ソッカンは結局そのまま帰って行きました。
ソッカンはヒョニルに呼ばれていたのです。
ヒョニルは、ヒョンモクと理事長を争っていた時の手術に疑念を抱いていました。ヒョンモクの手が震えるのを知っていた彼は、手術が成功したのが信じられなかったのです。
その時初めてソッカンの存在を知ったようですね。
そして、ソッカンがヒョンモクの代わりに執刀したのではないかと疑ったわけです。
だから、ヒョンモクとソッカンは手を組んでいると思ってきました。
なのに、救急センターでのソッカンの言葉。
それを知らされた時、二人の間に何かあると気付いたのです。それは、ユビンの死と関係があるのでは?と。
でも、ソッカンはそれを否定しました。
スヨンの方が、その時も今回も緊急だっただけだと。
ヒョニルはこの機会にソッカンをテサン病院から追い出そうと考えていました。
でも、ソッカンは言いました。
「理事長は絶対私を追い出せません。私が必要になる筈です。」
自信満々な言い方です。
ソッカンが変わっていきます。
スヨンの意識が戻りました。
ソッカンは周囲にヒョンモクの死は当分教えないよう言っていましたが、アン・ジナが話してしまいました。ま、口留めを知らなかったのかな?いえ、親友に嘘はつけないと思ったのかもね。
スヨンも薄々勘づいていたようですし。あの事故の状態、自分の状態を考えると・・・って。
こうなると、スヨンの治療をどの科が受け持つかでちょっとした争いになってしまうんです。
と言うのは、今現在院長の座が空いてるわけで。
それを狙って、ク・ヒドンとイ企画調整室長とで小競り合いが起こりましてね。
スヨンをきちんと回復させることも、自分を有利にしてくれる条件の一つだと考えたわけです。
ク・ヒドンは、ドンジュンに絶対に胸部外科から出すなと命令し、イ企画調整室長はアン・ジナに胸部内科に転科させろと命令したわけです。
結局、間を取って、手術をした胸部外科の病棟に入れたままで、胸部内科が薬等の処方をするという案で手を撃ちました。
スヨンは、心臓移植したことにも気づきました。
心臓の鼓動が以前とは違うと感じたのです。処方される薬も、それ用のものでしたし。
となると、その心臓はどこから?と思いますよね。
スヨンはすぐに察しました。テス母の待ってた心臓だと。
アン・ジナを問いただし、全てを知りました。
泣きました。また誰かの命を奪ってしまい、自分だけが生き延びてしまったと。
ソッカンが、ジナからその報告を受け、病室に来ました。
スヨンは尋ねました。何故移殖をしたんですか?何故助けたんですか?何故また私を?
「君を助けたかったわけじゃない。医者だからだ。ユビンを失っても君を見殺しに出来なかった。だから優先したんだ。」
「私を恨むなり自分を責めるなり好きにしろ。だが今回が最後だ。二度と君を助けることはない。」
ヒョニルがスヨンの病室に来ました。
表面的には、スヨンが生き残った事を喜んで見せました。
でも、探るように、何があったんだと聞きました。スヨンが何かをヒョンモクから聞いていないか、何かに気づいていないか、不安だったのです。
でも、スヨンは何も知らないと言いました。
嘘です。
何かを決心してるようですね、スヨン。父の仇を討とうとしてるのかしら?
そのため、何も知らないフリをしているのです。
1年が経ちました。
スヨンはすっかり回復し、バリバリ働いています。
ホント、バリバリ。
まるでパク・テスだと周囲は噂しています。
でも、父を失った悲しみ、テス母から心臓を奪ってしまった罪悪感を抱いていることを周囲は気づいています。
忘れるために、気を紛らわせるために、必死に仕事をしているんだと思っていました。
ソッカンは急患を診なくなっていました。
やっぱり変わってしまったと周囲は噂しています。
ソッカンは、今、胎児の心臓手術を行おうとしていました。
産婦人科と小児科と協力して。
流石に困難な手術で、国内初ということになります。
初と言う事で、ヒョニルは乗り気になりますが、スヨンやク・ヒドンは反対しました。
危険すぎると。
互いに意見が対立する中、ヒョニルはライブ手術をしようと言い出しました。
そして、スヨンに助手に入れと言ったのです。
話題性があるからと。
おいおい・・・
流石に万が一の事が起こった時、どーするんだと、会議の席上、どよめきました。
ヒョニルは、もう決定事項ととらえています。
それは、失敗した場合の責任はテサン病院ではなく、ソッカンが負うと考えているからです。
ソッカンもそのつもりのようで。
そして、成功した暁にはお願いがあると言いました。ヒョニルはその条件をのみました。
テスの消息はつかめないままでした。
スヨンをはじめ、同僚たちは、皆テスとウジンの行方を探していましたが。
理事長のヒョニルの意見なので、ほぼ決定事項として、詳細な会議が持たれました。
その途中、急患の知らせが飛び込んで来ました。
が、ソッカンは会議中と言う理由で断るよう指示したのです。
私が行きます・・・と、スヨンが立ち上がりました。
でも、その時、すでに別の病院に搬送されたと分かりました。
テスとウジンがいる病院でした。
二人は、ただひたすら患者の治療に当たっていました。
睡眠時間を削ってでも、目の前に患者がいる限り、対処していたのです。
また新しい患者が運ばれて来ました。
ところが、その患者の血液型はRhマイナス。その病院にはその型の血液の在庫はありませんでした。
周辺の病院にもありませんでした。
遠くの病院から取り寄せるには時間がかかりすぎます。
手術が必要なのに、血液が無いのです。血液無しで手術は困難でした。
でも、テスは踏み切ったのです。
母一人子一人の家族で、母親が患者、幼い少年が保護者でした。
まるで自分と同じように見えたのでしょうね、テスには。
手術は困難を極めました。
途中で、動脈瘤が破裂。大出血が起こってしまいました。
必死に対処するテスとウジン。
やっぱり輸血は必要でした。
患者が心停止になってしまいました。
もうダメだと思った時、救世主が。
スヨンです。
Rhマイナスの血液を持って来たのです。
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