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気が変わった理由は?と、スがフンに聞きました。
借りを返したいからとフンは言いました。仲立ち人としての責任を果たせなかったからだと。
あなたが王だと知ってもケトンはそばにいるでしょうか、自信はありますか?と、フンが問うと、スはやはり即答はできませんでした。
ケトン次第です。そして、スはケトンの性格を知っていますから、この地位を受け入れてくれるかどうか、確信は持てなかったのでしょう。
スの口からケトンに話し、説得してくれとフンは言いました。
スは、今はまだ自分すら守れない王だから、ケトンを守れる準備が整ったら、自分から話すと言いました。それまでは秘密にしていてくれと。
あぁ、切ない。
帰り際、フンは、領議政に気をつけるよう、スに言いました。
この時点で、スはまだフンの素性を知らないのね。
フンは、両班の令嬢にしてやると言いました。そして、スのところへ連れて行ってやると。
ケトンは、それで、フンが誤解していると知りました。
でも、兄のためだとは言えませんでした。自分を送り出そうとしているフンに、スのところに行きたいわけじゃないとは言えません。
コッパダンメンバーで、ケトンを両班の令嬢に仕立てるための教育プログラムが始まりました。
ジュンは、それでよいのかとフンに聞きました。フンの心を一番察してるのはジュンかもしれません。
王についても、フンに尋ねました。
勿論、フンはしらばっくれました。
スは、チャン内官が自分を探っていることに気づいていました。
でも、決してチャン内官を責めませんでした。その理由が分かるからです。
数少ない自分の味方だと思っているからね。
そして、大妃にも優しく接しています。
ケトンを迎えるためにも、この場所で生き残らなければいけませんし、ケトンが自分のところに来るための道を切り開かなくてはならないからです。
地道ではありますが、スは自分ができる方法を、一人で必死に見つけているのです。
う~っ、やっぱり切ない。
ヨンスはケトンを磨きあげました。
文字通り、お風呂に入れ、顔にパックし、服を選びました。
ジュンは、フン伯母を密かに妓房に匿っていました。
コッパダンでは、危ないですからね、もう。
でも、フン伯母に対する反感が消えたわけではありません。家も子供も捨てて、自分だけが幸せになろうとしているとしか思えないのです、自分を捨てた母と同じように。
フンは令嬢としての作法を教えました。
食事の仕方、言葉等々です。
ケトンは慣れない作法に四苦八苦。
私がケトンをイマイチ好きになれないのは、あれほど令嬢にしてくれとしつこく頼んだのに、レッスンが厳しくてなかなか上手くいかないと文句ばかり言って怠けようとするところ。
自分が望んだ事でしょ!と、言いたい。
ある日、一人の青年が手紙を持ってコッパダンにやって来ました。
フンの従姉妹ファジョンから母親、つまりフン伯母に当てた手紙です。詳細は話しませんでしたが、フンには見当がついたようです。
すぐにフン伯母を訪ね、全て知ったと話しました。だから縁談の件は断ると。
自分は再婚する気など無く、結婚させたいのは娘のファジョンで、相手は手紙を届けに来た青年だろうと。
烈女として表彰されてしまったらファジョンは中殿候補とされてしまうので、自分が再婚すると言って表彰を逃れようとしたんだろうと、フン。
「はい。」
フン伯母は認めました。
家門の栄光のために娘の幸せを奪うような事が無いよう、力を貸してくださいと。
この話を、ジュンが聞いていました。
自分は誤解していたと気づきました。
フンはある日、ユン・ドンソクを訪ねました。
その日は、彼の娘スヨンの命日でした。
世間は皆、スヨンが生きていると思っていますが、フンは最初から死んでいると知っていました。
その理由が分かりました。
病気だったスヨンは、死ぬ前に結婚式をしたいと言っていました。
誰もそんな事に協力してくれる者はいませんでした。唯一、フンだけが協力してくれたのです。それも、花婿の役割を。
ユン・ドンソクは感謝しました。
この恩はいつか必ず返すと約束していました。
その約束を果たしてほしいとフンは言いました。スヨンの戸籍です。
まだ戸籍が生きていたのです。
そろそろきちんと届けようとしていたユン・ドンソク。
スヨンの名前で世の中を楽しめるよう機会を与えてください・・・と、フンは言いました。
そして、ユン・ドンソクは納得したのです。
フンの伯母にファジョンからの手紙が届きました。
困った事が起こったので、家にきてくださいと言うもの。
でもね、これは偽の手紙でした。領議政が筆跡を似せて別人に書かせたものだったのです。
王との約束の日は目前なのに、フン伯母を捉えられていませんからね。
ジファはジュンに惹かれながらも、流されないように必死に踏みとどまっているように見えます。
父左議政には、結婚の相手は自分が決めると言いました。
でも、ジュンには冷たい態度をとっているのです。
ジュンは、頼まれていた王の情報を伝えました。元は鍛冶屋だったということを。
ジュンは、ジファが王妃の座を望んでいる理由が分かりませんでした。プライドの高い彼女が夫選びに奔走する理由が。
「一番高い所にいるからよ。」
と、ジファ。
要するに、女性の人生は男性によって決まるという父の教えが染み付いているということです。でも、敢えて、それを言うのは、何も持っていないジュンに惹かれ始めている自分を律しようと思っているからじゃないでしょうか。
ジュンはやはりショックでした。
科挙も受けられない自分にしてしまった母への憎しみが込み上げても仕方がないですね。
フン伯母は手紙が偽物で、罠だと察していました。
フンたちに相談しに来ました。
フンは、ケトンに“ユン・スヨン”の名前を与えました。
事情を話しました。
親からきちんと名前をつけてもらえず、ただ道端の犬のフンという意味のケトンと呼ばれ育って来た彼女にとって、初めての名前です。
感動してフンに思わず抱きついてしまいました。
期限の日が来てしまい、領議政は妓房に押し入ってでもフン伯母を捕まえろとヒョンに命令。
しかし、見つかりません。
宮殿でスや重臣たちを待たせたままの領議政は、いらいらしていましたが、どうしようもありません。
その時、フン伯母が姿を現したのです。
ジュンも、今回の一連の事件の真相に行き当たっていました。
矢じりから考えていくと、フン父に行き当たり、王の情報を得て、それがスだと言うことにも気がつきました。
ケトンを父から守るために、スと結婚させようとしているのでは?とジュンが聞きました。
フンが口ごもっていると、そこに突然ジファがやって来たとヨンスが知らせて来ました。
ジュンは慌てて隠れました。
「私と結婚しませんか。」
と、ジファ。
立ち聞きしていたジュン、ヨンス、そしてケトン、驚いて声も出ません。
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