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スヨンは事故にあった時、人生を諦めました。
自由に動くと言うのは夢だと思っていました。
それを可能にしてくれたのが、マスターことチョン博士であり、彼の開発したウェアラブルでした。
スヨンが12年ぶりに立ち上がることが出来た時、2人は本当に感動しました。
スヨンを取り囲んだチョ部長と手下たち。
チョ部長はスヨンが再起不能な怪我をしたと承知していました。もしかしたら、あのまま死んでしまったかもしれないと思っていたくらいです。
それが、回復したどころか、手下をぼっこぼこにするほどの力を持っているというのが、信じられなかったのです。
だから、仕返しすることで試してみたいと思ったようです。
勿論、スヨンの人間離れした能力を持っているのは右腕と右足だけです。他は生身の普通の人間です。
殴られたら痛みも感じるし、ダメージも受けます。
でも、殴られて倒れても、スヨンは起き上がり、封印していた力を見せつけたのです。
あまりにも凄い力にチョ部長は恐怖を感じました。
手下たちもびびって近づきません。
トドメは、チョ部長の車に鉄パイプを突き刺して見せたこと。
こりゃぁ・・・本気でびびりますわ。
「今日は一緒にいてくれ。僕も君が必要だ。行くな。」
コ・ウンソプがヨルムの腕を取って言いました。
一瞬驚いたヨルムですが、とても冷静に真摯に向き合いました。
「どっちか選んで。友達でいるか男でいるか。」
男を選んだら?とウンソプが尋ねました。
「そしたら私はいい友達を失うことになる。」
僕じゃダメなのか?とウンソプ。
「ただ・・・私には男は彼一人だけなの。」
そう言われたら、ウンソプは友達でいる事を選ぶしかないですよね。気の毒に・・・
ホントにいい子なのにね。
ヨルムが家に向かっていると、スヨンが途中のベンチに一人で座り込んでいました。
嬉しそうに駆け寄ったヨルム。
怪我をしてることに気が付きました。
病院に行かなくちゃ・・・と立ち上がったヨルムを、スヨンが手を取って引き留めました。
「ヨルム。」
初めて呼び捨てにしました。大丈夫だ・・・と。
そういうスヨンを見ると、ヨルムは胸が締め付けられそうな感覚を覚えました。
ヨルムはスヨンの家で、手当をしてあげました。
喧嘩の相手は?何人くらい?とヨルム。
さっきはごめん・・・とスヨン。君は悪くないのに怒って帰ってしまって・・・と。
「付き合ってるんだし、怒ったり言い返したり出来る関係なんじゃないの?」
と、ヨルム。
2人の間の垣根が一つ取れた感じです。
「泊まっていく?」
突然のスヨンの言葉に、ヨルムは驚いてしまいました。
でもね、そそくさと持ち物をまとめると、最後にちゅっと頬にkissして帰って行きました。
スヨン、嬉しそうに愛おしそうに微笑みました。
スヨンの部屋から出てくるヨルムを、イヌが見ていました。
スヨンの部屋に明かりが点いているのも確認しました。
そしてほっとしました。
実はイヌ、スヨンの居場所を探していたんです。でもチョ部長は電話を切ってしまうし、見つけられずに不安に苛まれていたのです。
で、家に駆け付けたってわけですね。
その時、チョ部長から電話がかかって来ました。
「あいつは何なんだ」
でも、イヌはスヨンすら知らないフリをしました。あくまで弟ではないフリをしたのです。
ヨルムに泊まって行ってと言ったスヨン。
でもね・・・あの体を見たら、ヨルムはショックを受けると思いますよ、あたしゃ。
右腕だけじゃなく、もう右上半身に赤黒い内出血のような痣が広がっているんですもん。
「最悪の場合、死ぬかもしれない。」
と言ったマスターの言葉がスヨンの脳裏を過りました。
チョ保安チーム長がクォン本部長の部屋から出てくるのを目撃したヤンチーム長。
決済書類を置いてきただけだとチョ保安チーム長は言いました。
でも、何かあるとヤンチーム長は感じています。
で、本部長室に入り、書類をチェック。
チェ保安チーム長が抱えている問題を知りました。
顧客満足度をチェックされる時期となりました。で、空港の管理チームが事前調査を行うことになりました。
調査団は外部の人間で、顔や人数は公表されていません。
だからよりいっそうの注意をして仕事をしてくれと、本部長が言いました。
皆の緊張感が増しました。
スヨンはイヌに詰め寄りました。
スヨンはイヌが指示して自分を襲わせたと誤解しているんです。
「お前が出来る事は二つに一つだ。見つからないところに逃げるか、跪くかだ。」
どっちも嫌だ・・・とスヨン。
そして、イヌに聞きました。
「あの日・・・逃げ切れたの?」
逃げ切れなかったのです、イヌは。だから、跪くしかなかったのです。
あの日、イヌが襲われたのは、コサンの秘密の情報が入ったハードディスクを盗んで逃げたからでした。
ところが、イヌはそれを失くしてしまったのです。
でも、信じてもらえないばかりか、瀕死のスヨンを殺すとチョ部長に言われてね。スヨンを守るために、チョ部長に泣いて縋ったのです。
しかし、そのハードディスク、スヨンが持っていたのです。
あの日キツネ嫁の星で二人で食事をしたとき、イヌが忘れて行ったのは、携帯じゃなく、ハードディスクだったんです。私の勘違いでした
結局、それを返せないまま、事故に遭ったわけで。
で、今でもそれをスヨンは保管していたのです。
「暗号が複雑だった。僕がまだ中を見てないと思う?」
イヌは愕然としました。
クォン本部長が、チェ保安チーム長からの文書を読みました。
それはどうも秘密がばれてるぞという脅しだったようですね。差出人を書いてなかったので、本部長はこの部署にいる者が出したものだとイヌに知らせました。
ヤンチーム長が彼らを見つめていました。
本部長もイヌもヤンチーム長だと思いますわな。
で、話を聞くと、自分ではないが、内容は知っているとの答え。
彼らが計画していているのは、空港の民営化のようです。
ヤンチーム長は、以前にもこの案が持ち上がった時反対したようで、今もその考えは変わっていません。
スヨンの体調が一気に悪くなりました。
眩暈がして歩けません。
倒れそうになった時、ウンソプが支えてくれました。
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