力道妖精キム・ボクジュ OST (MBC水木ミニシリーズ) | |
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シホも自分がした事を決して良い事だとは思っていませんでした。
気になって仕方が無くて、やっぱり・・・と手帳を取り戻そうと重量挙げの練習場に向かったんだけど、その時既にチェコーチに拾われてしまってて・・・。もうどうしようもありませんでした。
自己嫌悪に陥ったシホでした。
いくら嫉妬とはいえ、八つ当たりのような事をしてしまったわけですから・・・。
ボクジュは、父から殴られそうになり、ユン監督やチェコーチに止めてもらい、逃げ出しました。
ユン監督とチェコーチは、理由を聞きました。
でも、ボクジュは決して言いません。
監督たちを裏切るような事をしてしまった事を、謝りましたが、決して理由は口にしませんでした。
ボクジュもまた、葛藤の中にいましたからね。
ソノクも、ボクジュの行動の理由が分からず、苛立ちました。
ナニだけはボクジュの気持ちを知っていますから、ボクジュを庇いました。それでも、この時点でナニの口からソノクにさえ、理由を話す事は出来なかったのです。
その日は、ジェイの誕生日でした。
ジュニョンは、プレゼント第二弾として、この情報をボクジュに知らせました。
ところが、何の返信もありません。
気になっていた時、ジェイから、ボクジュがクリニックに来ないし、連絡も取れないということを聞かされました。
心配になったジュニョンが連絡を取ろうとしても、電話にも出ません。
その時、ボクジュは、ユン監督からスクワット100回なんていう罰を与えられていたのです。
ジュニョンは、気になって、実家のチキン店に行ってみました。
そこで、叔父さんから聞いたのです。クリニックに通っていた事がばれて大騒動になった・・・と。
いっそう心配になりました。
その時から、ボクジュはずーっとチェコーチに監視されるようになり、つきっきりで指導を受ける羽目に。
その様子を見たジュニョンは、ボクジュが可哀相になりました。
ボクジュの父が、やけを起こして、人工透析に行くのを拒否。死んでも良いんだ・・・なんて叫びます。
ボクジュが必死に病院に行ってくれと頼むのに、それを拒んで争っているうちに、とうとう倒れてしまいましたよ。
大事には至らなかったけど、ボクジュはもっと落ち込みました。
想いを諦めなくてはいけないという現実と、自分の行動で、こんな事に波及してしまったことが。
チェコーチに、先に練習場に戻っているようにと言われ、大学に向かったボクジュ。
途中で思い出したのです。昨日がジェイの誕生日だったってことを。
小さな鉢植えを買って、クリニックに向かいました。でも、直接手渡す事は出来ず、そっと車のフロンドガラスのところに置いて行きました。
この日を最後に、ジェイへの想いを忘れる事にします・・・と心に誓いました。
練習場に戻る途中で、ジュニョンから電話が入りました。
やっと電話に出たボクジュ。
でも、途中で、切っちゃった。練習場からチェコーチやナニ、ソノクが飛び出して来たからです。
ジュニョン、もーっと心配になりました。
先に練習しているように言っておいたのに、帰って無かったボクジュに、チェコーチが激怒。
罰として、お尻を棒で叩いたのですが・・・。
ナニが見ていられなくなって、飛び込んで来ました。そして、全てをチェコーチに打ち明けたのです。
チェコーチ、納得しました。
女性ですもんね、気持ち、分かりますよ。重量挙げだけをやって来たボクジュにとって、これが初恋だったんですから。
ボクジュが責任感の強い人間だと言う事はコーチも分かっていました。
だから、何か理由があるに違いないと、その理由も決して自分たちの期待を裏切るようないい加減なモノじゃ無い筈・・・と思っていました。
ボクジュに自分の若い頃の話をして、慰めてあげました。
ボクジュも、初めて泣けて、気持ちが少しは軽くなったでしょうか。
ただね、ソノクはご機嫌斜めになっちゃった。
親友だと思ってきたボクジュとナニが、自分にだけ秘密を隠していたってわかりましたからね。
ま、これはそのうちどーにかなるでしょう。
叔父さんも、ボクジュの父に正直な話をしました。
愛する娘に酷くキツク怒ったことを、父も後悔しているのが見え見えでしたからね。
ボクジュだって20歳。同じ年頃の女の子たちが、楽しんでいるような浮ついたこともしないで、一生懸命重量挙げに打ちこんできたわけです。化粧っ気のない顔や、豆だらけの手のひらを見ると、胸が痛む・・・と叔父さんは言いました。
ボクジュ父も、改めてそう言う事に気づかされたのです。
翌日、やってきたボクジュに口紅の新商品をプレゼントしました。今までに無かったことです。親子の関係は完璧に修復できましたね。
ボクジュの事が心配でたまらないジュニョン。
うろうろしてたら、ボクジュとチェコーチの姿を見かけました。泣いてるボクジュも見ました。
で、彼なりの励まし方をするんですね。
食欲が無いと言うボクジュに、無理やり焼き肉を食べさせ、クラブに連れて行きました。
このクラブでのシーンがカットされていたのが、すっごく残念。動画サイトでは、派手に踊り狂うボクジュとジュニョンのシーンがあって、これが笑えたんですよ。
結局、徹夜で遊んだ二人でした。
お陰でボクジュの気も晴れました。
初めてジュニョンに心から感謝したボクジュでした。
ジュニョンは、ボクジュからこの一件を聞いて、気になってる事がありました。
事が発覚する発端となった、手帳の件です。
練習場に落ちていてばれた・・・とボクジュは言いました。しまっておいた筈なのに・・・と。
その時、ジュニョンは思い出したのです、シホが朝早く練習場に入って行く姿を見た事を。
まさか・・・と思いました。疑いたくはありませんでした。そんな卑劣なことをする筈がないと思いたかったのでしょう。
でも、やっぱり確かめずにはいられませんでした。
ジュニョンに呼び出されたシホは心浮き立つ思いで駆け付けました。
その日、シホは試合で久しぶりに良い成績を収める事ができていたのです。スランプ続きだったので、本当に嬉しかったのです。
そこにジュニョンからの電話・・・。全てが良い方向に向かいかけたと思ったでしょう。
でも、ジュニョンが口にしたのは、手帳の件。
一気に気持ちが冷えました。
しらばっくれることもせず、シホはあっさり認めました。自分がした事だ・・・と。
ジュニョンとボクジュが楽しそうにしていた事が気に入らなかった、ジュニョンが自分以外の女の子と一緒にいるのも、笑いかけるのも嫌だ・・・とシホ。
ジュニョンがいくら自分とボクジュは単なる幼馴染だと言っても、聞く耳持ちません。
自分の考えだけでいっぱいで、人の話なんぞ、全く耳に入らないんです。シホの言ってる事の真偽は別として、やった事は卑劣なことです。自分の嫉妬心で、関係ないボクジュを辛い目に合わせたわけですから。
今のシホには、こうやってジュニョンがボクジュの為に怒ることすら頭に来るのです。本当に自分勝手
その怒りを抱えたまま、シホは寮に戻りました。
その時、運悪く、またボクジュがジュニョンに電話してる時でしてね。
ボクジュの携帯を取り上げ、さっと電話を切り、携帯を投げ出しました。
ボクジュ、意味が分かりません。あっけに取られてしまいました。
シホは、ぶちまけました。
全て自分がした事だ・・・と。
ボクジュ、激怒です。当たり前ですよね。おまけに体育会系。じっと耐えるボクジュじゃありません。
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