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誰に復讐するつもりなのかと、ク・ドハンは聞きました。
ノ・サンチョンは、キム・ソンデの名を出しました。自分が逃亡生活を強いられているのに、自分の金でなに不自由なく暮らして来たからと。
「殺人犯を捕まえたら、後ろ楯の証拠をやる。」
自分は復讐を遂げ、ク・ドハンはスター警官なるぞと。
そんな話にク・ドハンが乗る筈ありません。
ただ、そう言う理由は、殺人犯を知っているからだと察しました。
誰だ!と、ク・ドハンが聞きましたが、大事な駒を易々と教えたりはしませんよね。
被害者の事を一度でも考えた事は無いのか!と、ク・ドハンは叫びました。
が、ノ・サンチョンには通じませんでした。
自分の事しか大切じゃないノ・サンチョンにとって、被害者は自分の事なんです。
絶対に相容れない考え方の持ち主なんです。
キム・ソンデたちは、ク・ドハンがどう出るか、図りかねていました。
何より、ノ・サンチョンが帰国してしまった事が不安の元凶でした。何せ、悪事の全てを知っていますからね。
いつか、タイミングを見て、中国で殺してしまおうとキム・ソンデなんぞは考えていたくらいですから。
そして、被害者たちも、まだク・ドハンたちを信じられないでいました。これまで、散々失望させられてきたからです。
しかし、ナヨンだけは、信じかけています。ク・ドハン自身の考え方、見方が変わってきた事に気づいたからです。
怒涛の夜、キム・ソンデたちは、庁長室でまんじりともせずに待機したままでした。
やっと現れたク・ドハンに、ノ・サンチョンの居場所を聞きました。
ついさっき、ただの中国人だと言い張ったにもかかわらず。
ク・ドハンが、ノ・サンチョンを保護していると聞くと、途端に猫なで声を出した庁長。
懐柔しようというのが、見え見えです。
結局、ク・ドハンを動かすことは無理と察し、ノ・サンチョンの生存と自分たちの関りについて、口を閉ざさせるだけでした。
特に、マスコミと被害者たちには黙っているよう、命じました。
「開き直った皆さんを見てると、妙な気分です。」
と、ク・ドハンは言いました。
だよね
ク・ドハンは、ノ・サンチョンをまた別の場所に移しました。
その途中、敢えて休憩を挟みました。
ナヨンにノ・サンチョンの姿を見せるためです。
キム・ソンデたちには止められましたが、やはり被害者たちの推測が当たっていたことを知らせるのが道理だと思ったのです。
ナヨンは、遠く離れた場所から、確かにノ・サンチョンを確認しました。
そして、ノ・サンチョンもまた、自分を食い入るように見つめる女性の姿を確認しました。
被害者会の中でも、意見は様々です。
過激派とも言えるのが、サンボンで、彼は中国でノ・サンチョンに返り討ちに遭っていることもあり、殺したいと常々言い続けています。
いくらナヨンが、ク・ドハンのように信じられる警察官もいると言っても、全く聞く耳を持ちません。
殺人犯は2人組でした。
まだ正体は分かりませんが、彼らが金塊を狙っているのは確か。
そして、ジェファンのリスト通りに殺人を行う事で、キム・ソンデたちを脅したのです。
キム・ソンデと“執事様”がどうも首謀者のようですね。
パク・サンドはノ・サンチョンが生存していることすら聞かされていなかったようです。
だから、リスト通りに殺人が行われていると知ると、恐怖に震えました。
カン次長も、ジェファンも、彼らに殺されました。
ノ・サンチョンを移送中、殺人犯からノ・サンチョンに電話が入りました。
ク・ドハンたちが付いているのも知っています。
携帯を持たせて、ノ・サンチョンを車から降ろせと殺人犯が言いました。
従わないと、殺人を再開すると言いました。
ク・ドハン、ノ・サンチョンを道端に降ろしました。
ノ・サンチョンは殺されるから嫌だと拒否しました。
しかし、ク・ドハンはあっさりと指示に従い、ノ・サンチョンを降ろしました。GPSを持たせて。
部下のパク刑事は、これで良いのかと不安げでした。
しかし、ク・ドハンは言いました。ノ・サンチョンを信じるな、全て嘘だと。
ノ・サンチョンは殺人犯に拉致されました。
その直後、ク・ドハンたちの車にサンボンの運転する車が突っ込んで来ました。
ノ・サンチョンが乗っていると思って、襲撃したのです。
が、ノ・サンチョンはいません。呆然とするサンボンでした。
金塊はどこだと、殺人犯がノ・サンチョンに聞きました。
教えるから、一緒に行こうと、ノ・サンチョン。
この時、それまでよろよろとした老人の動きをしていたノ・サンチョンが急にしゃんとした立ち方になりました。
老いさらばえた老人の姿も、芝居だったのです。
ク・ドハンは、ノ・サンチョンの言動全てが嘘だと思っています。
だから、殺人犯ともグルだと。
まだ生きてるGPSを頼りに、ノ・サンチョンを追いました。
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