本編共々、レビュー一覧は、こちらから。
思い出の名場面、珍場面を見返しながら、出演者であけすけに語り合う番組。
出演者は、シン・へソンさん、キム・ジョンヒョンssi、ぺ・ジョンオクさん、ソル・イナさん、ナ・イヌssi、チャ・チョンファさん、チェ・ソウンさん、キム・イングォンssi、イ・ジェウォンssi、ユ・ミンギュssi、ユ・ヨンジェssiの11人。
最初から最後までかなりリラックスした雰囲気の番組となってます。
それだけ撮影中から雰囲気が良かったということでしょうね。
最年長はぺ・ジョンオクさんで57歳。最年少はチェ・ソウンさんで23歳。
チェ・ソウンさんは、この作品がデビュー作だそうです。
そして、ナ・イヌssiとユ・ヨンジェssiが同い年。役柄では、かなりビョンイン=ナ・イヌssiの方が年上に見えましたので、意外でした。
でも、扮装を解いて、普通の姿になると、やはり年相応の若さが感じられましたね。
年と言うと、シン・へソンさんが、キム・ジョンヒョンssiを名前で呼んでいたので調べてみると、へソンさんの方が1歳年上なんですね。
こういうところ、韓国ではきちんと分けてますよね。
コロナの影響で、一度も会食の機会が持てなかったので、この時が撮影終了後初めて集まったんだとか。
とても楽しいと皆が喜ぶ顔が良かったです。
エピソードがあまりにも多くて、話があっちに飛んだりこっちに来たりで、本当に飲み会の雰囲気なので、まとめるのは至難の業です。
よって、話の繋がりは無視し、細かいエピソードを挙げていくことにします。
この作品は、何と言っても設定が面白い
皆さんが口を揃えて言っていたのは、台本を貰った時、一気に読んでしまったということ。それくらい面白くて、ヒットの予感がしたとか。
それと、衣装の色味が美しいということも仰ってましたね。
確かに、綺麗でした。淡い色合いの重ね方も綺麗でしたし、セットも綺麗でした。
シン・へソンさんの男性が憑依した演技も見事だし、哲宗との掛け合いも漫才のようでもあり、シリアスでもあり。
歴史上は評価の低い哲宗を、全く別のキャラクターで描いています。それでも立場や環境は史実に近づけているので、切なく、じれったく、歯がゆく、情けない王なんですね。
演じたキム・ジョンヒョンssiは、ちょっと見にはハンサムに見えないのですが、見ているうちにステキに見えてくる俳優さんだと思います。
「逆賊 民の英雄ホン・ギルドン」でギルドンの敵役を演じていた時も、話が進むにつれて素敵に見えて来ました。
シリアスとコメディのどちらも上手い俳優さんです。無表情に見えるのですが、細かい目の動きとか口元の動きで十分感情を読み取ることができます。
チェ・ソウンさんは、初めてのラブシーンがシン・へソンさんだったとか。
緊張して汗をかいて、とにかく恥ずかしかったと仰ってました。
最終話で、哲宗がキム氏一族とチェ氏一族の悪行に対して罰を宣言するシーン。
本来は、
「お前たちはただの盗賊だ。」
と言うセリフだけだったようなのですが、それだけじゃ悔しくて、キム・ジョンヒョンssiが脚本家に代案を示し、修正してもらって本番に臨んだんだとか。アドリブに近いものだったとへソンさんがおっしゃってました。
そう言うアドリブのせいで時間が足りなくなって、自分のシーンがカットされたと、ホン別監役のイ・ジェウォンssiが不満を漏らしてました。
キスシーンで印象に残ってるのは、ソヨンの実家でのあの濃厚なシーンだと、へソンさん。
歯が当たって痛かったとか
台本のト書きには、“飢えたようにキスをする”とあったんだとジョンヒョンssiが説明していました。
それを聞いていたユ・ミンギュssiの顔が赤くなっているのが笑えました。
ムードメーカーは、チェ尚宮のチャ・チョンファさんとホン別監役のイ・ジェウォンssi。
この作品では、特にチェ尚宮の存在がとても大きかったですね。
ソヨンの教育係でもあり、心強い同志でもありました。
尚宮という感情を表に出すのを禁じられている立場ですが、徐々にソヨンの影響を受けて泣いたり笑ったり怒ったりするようになります。
泣く演技一つとっても、シーンによって爆笑させられたり、ほろりとさせられたりしました。
控室でも、皆をリラックスさせてくれたようです。
でも本当はとても内向的な性格だそうで、人見知りするんだそうです。それが現場になると、明るくなれると仰ってました。
新人のチェ・ソウンさんは、常にチョンファさんの傍で助言をもらっていたそうです。
一方、イ・ジェウォンssiも、辛いシーンを撮りながらも、悲しさの中にくすっと笑える演技を挟めたりして、和ませてくれたと、ユ・ミンギュssiが話していました。
ナ・イヌssiは、殺陣やアクションを相当練習したそうです。
それを軽々とやってのけるキム・ジョンヒョンssiが羨ましかったとか。
ジョンヒョンssiは、「逆賊~」でアクションをやったのが、役に立ったと仰ってましたね。
そして、ビョンインがソヨンに片思いしている役だったので、ずっと辛かったと話していました。
近づく事すらできない立場なので、ソヨンを見るだけで辛かったと。見るだけで涙が出て来そうなのを、必死に堪えて演技したと仰ってました。
へソンさんも、それに気づいていましたね。
ビョンインが死んだ後、ソヨンが哲宗と再会し、子供の様に泣いたシーン。哲宗がソヨンをしっかりと抱きしめていたのを見て、自分が代わりたいと思ったとか。
同じような立場だった永平君を演じたユ・ミンギュssiも、同じ感情を抱いたと仰ってましたね。
ひたすらファジンを想っているのに、ファジンは弟の側室だと言う現実。
なのに、哲宗はソヨンに惹かれて行くわけで。ファジンが苦しむのを見ているのが辛かったと。
そして、やっぱりぺ・ジョンオクさん演じる大王大妃のエステシーンは、スタッフも含めて大うけだったとか。笑いを堪えるので必死だったみたいです。
私は思わず吹き出してしまいましたもん
顔を引っ張り上げて、目が吊り上がったあのシーン。ぺ・ジョンオクさんが提案したらしいです。
ト書きにはあったものの、どうやって表現するか、監督も悩んでいたんだとか。
で、手でやればいいと、ジョンオクさんが言ったようです。
ベテラン女優さんにすれば、なかなか思い切った事ですよ。美しくはないシーンですからね。
側近のチョン尚宮との関係がとても良かったとジョンオクさんがおっしゃってました。
大王大妃が西宮に幽閉されるシーンは、ジョンオクさんの悲鳴のようなセリフと演技に皆鳥肌がたったとおっしゃってましたね。
スッキリするかと思ったけど、悲しくなったとシン・へソンさんも仰ってました。
こういうコメディ演技は初めてだったとぺ・ジョンオクさんがおっしゃってました。
すごく悩んだけど、楽しかったと。チョン尚宮にも助言を求めたそうです。
ナ・イヌssiも、ジョンオクさんのシーンで、口元に米粒をつけてるのに気が付かずに澄ました表情をするのが印象に残ってると仰ってました。同感
もう一つ、大王大妃が大妃を問い詰めるシーンでは、後ろに立っていたイヌssiにも気迫が伝わってきて、いつも以上の芝居が出来たと感動していました。
イ・ジェウォンssiが、ジョンオクさんの声のトーンが独特だと指摘しました。新しいトーンが誕生した気がすると。
これ、鋭い指摘だったようです。
「時代劇によくあるトーンは嫌だったから、あなたたちのセリフを注意深く聞いていたの。私は皆と比べると必然的に古い表現方法になるから。バランスを合わせるために話し方をよく聞いたわ。」
凄い~っ
と皆立ち上がって拍手しましたよ、これには。
ホント、素晴らしいです。ベテラン風を吹かせることなく、若手からも学ぼうと言う意識が素晴らしいです。
気付いた自分も褒めてほしいと、イ・ジェウォンssiがこそっとキム・ジョンヒョンssiに言ってました
一番息が会った後輩は?と聞かれ、ジョンオクさんは、キム・ジョンヒョンssiだと答えました。
相手の呼吸に合わせられる人だからと言うのが、その理由です。
ジョンヒョンssiは、その言葉を貰えただけで、今日はもう帰っても良いと大喜びでした。
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