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タク・スホは、試してみただけだと言いました。
本当に目が見えないのか、芝居をしているのか・・・。
でも、テギョンにはそうは思えません。スホの異常さを見た気がしました。
事務長にスホについて調べてもらっていたのですが、スキャンダル一つ出て来ず、全く怪しい事は無いと言いました。
彼の父タク会長は、既に亡くなっているようです。もうすぐ2周忌を迎えるそうです。
と言う事は後継者として指名を受けるためにも、スホには小さなダメージとなる事もあってはならないって事でしょうか。
スホは、唯一の後継者ということで厳しく育てられたそうだと事務長は言いました。
でも、唯一、妙な出来事が・・・と事務長。
スホが小学生の頃の事。報道はされなかったけど、ネットで騒ぎになった事があると言いました。
運転手の頭をレンガで殴ったと言うのです。運転手は脳死状態になってしまったらしいと。なのに、報道されなかったんだそうです、故意じゃ無かったと言う理由で。
実は、この一件、担当したのが、ソ元検事総長だったのです。当時はまだ検事でした。
父のタク会長は、刑務所に入れてくれと言いました。
それを宥め、ソ元検事総長は本人から事情を聞きました。
確かめてみたかったとスホは言いました。レンガで頭を殴ったら、人は死ぬのか・・・ということを。
死んだらどうするのかと聞くと、
「何故死ななかったんだ?強く殴ったのに。」
そう言ってスホは微笑んだのです。
ソ元検事総長は、その時の事を、今でも忘れていません。
タク会長から託されたスホを、如何に導くか、悩んで来たのかもしれません。
タク・スホは訴訟を取り下げるようテギョンに言いました。
でも、テギョンにその気はありません。
被害者と接するうちに、所謂普通の貧しい人たちが、如何に一生懸命人生を生きようとしているか、誠実であろうとしているかに改めて気づいたのです。
対するタク・スホは、そういう人たちを蔑視し、信用ならない存在だと決めつけています。
大金さえちらつかせば、彼らは皆言うことを聞き、和解するだろうと言いました。
被害者がお金より真実を知りたいと言っていると、テギョンが言っても、信じません。
その言い方に、テギョンはムカつきました。ソン会長も、いい気分じゃありません。
「金のない惨めさを乗り越えると人は器がデカくなる。金では動かない程。」
と、テギョンは言いました。
そうじゃないですか?とソン会長の方を見ましたが、ソン会長は何も答えませんでした。
その態度が、テギョンには気になりました。
弱みでも握られているのか?とソン会長に聞きました。
チャン・ヨンミはチャンエンタから性接待を要求されていました。
嫌だと言うと、契約書を盾に、莫大な違約金等を請求するぞと脅され、仕方なく指示に従おうとしました。
でも、逃げ出してしまったようです。
入院していた被害者のソニが退院しました。
何か、無理やりって感じです。手術をしないのなら、治療することは無いと言われたそうです。
退院の日に、チョンジン側の弁護士が来て、入院費は会社で負担し、和解金を5億支払うので、訴訟を取り下げろと言ったようです。
ソニは受け取ろうかとも思ったようです。家族に負担をかけたくなかったのでしょう。
でも、ソニの兄グァンヒはそれを断りました。
真実が永遠に葬り去られるから・・・と。
テギョンは、彼らの気持ちが分かるだけに、訴訟を取り下げる事は出来ないと思ったのでしょうね。ますますタク・スホと関わることになってしまうのが、本当にウザイと感じたのかも。
その帰り、テギョンはチャン・ヨンミと偶然会いました。
無視して行こうとしたヨンミに、テギョンが言いました。宅配業者は俺の弟だ・・・と。
テジュは兄テギョンの司法試験の学費を稼ごうとアルバイトに精を出していたのです。兄の合格の後、自分が・・・と考えていたようです。
「あのUSBのせいで、死んだ。」
私には関係無い・・・とヨンミ。
真実を知るのは諦めた・・・とテギョンが言いました。
「一番大切なものを諦めると、多くのモノが手に入る。それを捨てる勇気が無くてさ。」
俺の様になるな、自分に反吐が出る・・・。テギョンが言いました。
テギョンはチャンジン側の弁護士に会いに行きました。
彼の研修所時代の同期だそうで。
テギョンは、少し前の自分を見ている気がしました。
2000億出さないなら、和解は無い・・・とテギョン。
弁護士からテギョンに和解の意思は無いと報告を受けたタク・スホ。
テギョンに対する憎しみが増して来たのか、或いは、興味なのか・・・。
すぐさま、ソン会長を呼び出しました。
そして、テギョンを説得し、訴訟を取り下げさせるよう再度指示したのです。
「イ・テギョンを管理し切れていませんね。」
と、タク・スホ。
まったく・・・柔らかい口調で吐く言葉ではありますが、相手を十分傷つけています。
解決するとソン会長が言うと、その方法は?と聞いたタク・スホ。
「我々をつなぐのは150階のビルだけじゃない。」
どういう意味
ソン会長の顔が強張りました。
テギョンは思い出しました。
以前、ソ検事から聞いたことがありました。
チョンジンが以前からポムジュンに資金援助をしていると。
ソン会長は、タク・スホと取引したのは今回が初めてだと言いました。
本当かどうか、イマイチ信じることが出来ないでいたのですが、ソ検事の話が本当なら、ソン会長とタク・スホの関係は、かなり長いと言う事になります。
ソン会長がタク・スホのところから真っ直ぐ、テギョンに事務所にやって来ました。
和解しない理由を聞いたソン会長。
テギョンは、徹底的に闘おうと言いました。
「勝つ自信はある。」
反撃されるぞ・・・とソン会長。将来のためにも闘わない方が良いと。
でも、テギョンは折れません。
話し合いが平行線をたどり、行き詰ってしまった時、テジンが入って来ました。
テジンはテギョンの事務所に正式に採用される前に、今扱っている事件の事を勉強しておきたいと、今回の一件の資料を読んでいるのです。
で、別の資料を取りにやってきたというわけです。
どう思った?とテギョンが聞きました。
「明らかに会社の過失です。被害者が出続け、会社は問題を認知しながらも取り合わなかった。」
即答したテジン。
その通りだとテギョンは嬉しそうに言いました。
そして、息子は立派な弁護士だ・・・とソン会長に言ったのです。
皮肉と受けとったかな?
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