まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ブラームスは好きですか?』7話まで

2021-12-22 14:56:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジュニョンはユ教授のレッスンを受けることにしました。

ジュニョンを見出したのはユ教授のようです。しかし、その後、どうも意見の違いから疎遠になっていたようですね。

今回、ジュニョンが再度ユ教授に師事しようと考えたのは、チャイコフスキーコンクールに出場しようと決めたからです。

今のままでは、先細るだけだと思ったのでしょう。

既にソン・ジミンに人気では上を行かれてしまっていますから。

公演をしても、おそらく満席にはならないだろうとチャチーム長も言いましたし。

だから、考え方が違っても、コンクール入賞のテクニックを得るためにユ教授に頭を下げたのです。

 

そんな時の、突然のソンアの告白でした。

ジュニョンは驚きながらも、ソンアの想いを受け止めてくれました。

そして自分のピアノ、恋、友達について、正直に打ち明けたのです。

あまりにも正直でソンアには辛い話だったかもしれません。

今、ソンアの想いを受け入れる余裕は無いけれど、待ってほしいとジュニョンは言いました。

ソンアは、待つと言いました。それだけで満足だったようですね、ソンアは。

 

ソンアはイ教授の指導を受けているのですが、イ教授はイマイチやる気の無い様子を見せています。

優しく接してはくれますが、ただ聞いているだけで特に指導的なことはしてくれていないようです。

ただ、大学院の試験の曲のピアノ伴奏は重要なパートナーなんだからと、知り合いの優秀な人を紹介してくれました。

 

一方、ユ教授の指導を受けているジュニョン。

全ての審査員からもれなく7~9点取るようにと言われました。数人から10点貰ったとしても、絶対に入賞出来ないと。これは、ナ理事長とは正反対の意見です。

ジュニョンの演奏は、ユ教授の意見に近いものがあるようです。つまり、万人受けするということ。

それを変えたいとジュニョンは思っているのかもしれません。だから、ユ教授が指摘したのです。

 

ジュニョンとソンアは友人として少しずつ親しくなっていきました。

2人とも人の気持ちを優先するところがあるので、見ていてとっても気持ちが良いです。

ソンアは一緒に歩いたりアイスを食べたりするだけで、満足でした。

ジュニョンも、ソンアの言動で心が温まりました。

 

ジョンギョンは大学の教授候補試験の説明会でヒョノと会いました。

思いがけないことでしたが、気分を害することは無かったようです。

ヒョノがライバルになるのに、腹は立たないのかとジョンギョンに問いました。

お互いもう無関係だから怒る資格は無いとジョンギョン。自分の道を進んでくれて、却って気持ちが楽になったと。

その言葉に、ヒョノは押さえて来た怒りが爆発してしまいました。

「俺に何か不満があるのか理由がどう考えても分からない、この10年君に一途だった。それが煩わしかったのか

「言ったじゃない、揺れてると。気持ちが揺れているから捕まえてと。でも何もしなかった。」

と、ジョンギョン。おいおい・・・人のせいにしちゃいかんと思うよ、あたしゃ

ヒョノが何もしなかったのは、揺れてる相手が親友のジュニョンだと分かっているからでした。

「そうよ。私が好きなのは、ジュニョンなの。」

酷いよ、ジョンギョン

そこに、ジュニョンが飛び込んで来ました。

 

偶然、部屋の外で会話を聞いてしまったのです。ソンアが洗面所に行ったので、バイオリンを持って待っていたところでした。

で、黙っていられなくなって割って入ったと言うわけです。

「お前も好きなのか?」

と、ヒョノがジュニョンに聞きました。

ジュニョンは答えませんでした。答えられなかったと言うのが正直なところでしょう。

ジュニョンを責めるヒョノを、ジョンギョンが庇いました。その態度がヒョノの気持ちを更に硬化させました。

「ニューヨークで何があった

と、ヒョノが一番気になっていたことを聞きました。2人が嘘をついていた事です。

そしたらなんと、ジョンギョンが“寝た”なんて、嘘を言っちゃったよ

ジョンギョンの嘘を、すぐにジュニョンが訂正すればよいのに、口ごもっちゃったから、事態は混乱。

おまけに、そこにソンアまで・・・。

人の気持ちを思いやるのも、時と場合によるよね。ジュニョンがもう少し早く、そしてもう少し冷淡になれていたら、こんなに混乱しなかったかもしれません。

 

ソンアはバイオリンを持って何も言わずに出て行きました。

ジュニョンは引き留めるジョンギョンの手を振りほどいてソンアを追いました。

「信じてほしい。そんな事は無かった。」

と、ジュニョン。

信じます・・・とソンア。

「だけど、ジョンギョンさんと過ごして来た時間に私の割り込む隙がありますか?」

待つつもりだけど、それだけは知っておきたくて・・・と。

ジュニョン、答えられませんでした。

正直すぎるよね、ジュニョン。確かに、まだジョンギョンのことが消えたわけじゃないでしょう。でも、消えつつあるのは事実でしょ。消さないといけないと思ってるのも事実でしょうに。

 

皆が辛い夜でした。

 

ナ理事長が回復しました。

お見舞いに行ったチャチーム長は、ジュニョンのマネジメント権をキョンフ財団は失う結果となってしまったと報告しました。

この一件にはパク課長が関わっていますが、この時点ではチャチーム長も知りません。

そして、ジュニョン本人にもまだ話してはいません。

ナ理事長は、残念そうではありましたが、特にチャチーム長を責めるようなことはありませんでした。

この時、ナ理事長の以前の言動の理由が分かりました。

ジュニョンにもヒョノにもかなり厳しい言葉をぶつけ、傷つけたのは、愛だけで生きて行けるほど人生は甘くないと言う事を分からせたかったからでした。

言ったナ理事長本人も、心が重くなるような言葉でした。

 

ソンアは父親似のようですね。

弁護士の姉は母親似で、思ったことをビシバシと言葉に出すタイプです。そしてソンアのようにじっと待ってるようなお人よしでのんき者を見下していました。

ソンアは姉に八つ当たりされて気分を害しました。

そんな時、父が言ってくれたのです。

「お父さんもよく待つ方だ。バスも待つし、食堂でも待つ。ソンアや、父さんは、お前が幸せを掴むのを待ってる。どんな道であれ、一番幸せになれる道を自分で見つける筈だ。」

ソンアは幸せですね。

こういう言葉を、私も子供たちに言えたら良かったと今更ながら思いました。

 

もう一人、不愛想ですが、娘のことをちゃんと見ている父親がいます。ジョンギョンの父親です。

ピアノ伴奏者が気に入らないと追い帰したジョンギョンを見ても何も言いませんでした。

しかし、ヒョノと別れたと聞くと、

「自分が傷つくより人を傷つけた事の方が長く心に残るモノだ。だからお前もあまり人を傷つけるな。」

と、静かに言ったのです。

 

ヒョノは両親にジョンギョンと別れたことを話せていません。

ヒョノ母は、ジョンギョンに気後れするところがあるようです。

しかし、両親揃ってヒョノのことを本当に愛しているのが分かります。

 

この作品では、主人公たちの家族がそれぞれに違った形で子供を愛しているのが描かれています。

ほっとします。

 

ヒョノの帰りをジョンギョンが待っていました。

ごめん・・・とジョンギョン。ジュニョンとの事は嘘だと言いました。

ヒョノは精一杯虚勢を張りました。今更いいよ・・・と。

そして、教授に志願した理由を打ち明けました。

一つは、自分くらいの実力のチェリストは世の中にたくさんいるから、頑張らないといけないということ。

もう一つは・・・と言った時、泣きそうになるのを必死に堪えたヒョノ。

それは意地でも口にしたくなかったことだったのです。

ジョンギョンと肩を並べたかったし、恥ずかしくない男になりたかったからだ・・・と言いました。

「それが俺の愛だったんだ。」

ジョンギョンも涙があふれて来ました。

じゃぁな、もう会いに来るな・・・とヒョノは背を向けました。

 

部屋に入って、ヒョノは初めて泣きました。声に出して泣きました。

我慢しても我慢してもダメでした。

泣けたわ・・・

 

ジュニョンは突然ユ教授からソンアとの交際を聞かれました。

ソンアが強引に迫ったと言う噂があるようで。

音楽の世界は狭いから、付き合っても分かれてもすぐに噂になるし、尾を引くから気を付けるようにとユ教授は言いました。

直後に、偶然ソンアとイ教授が一緒のところに行き合わせたジュニョン。

イ教授が、2人の交際について聞いたので、ジュニョンもソンアも否定。

ジュニョンは、ユ教授から聞いた噂を否定したいがため、より真剣に否定。

ソンアは事情を知らないので、そんなジュニョンの必死さに傷つきました。そして、傷つく自分が嫌でした。

 

イ教授は、ソンアにマスタークラスに出てはどうかと聞きました。出る予定だったヘナが急遽欠席すると言って来たので、穴を埋めようと思ったのでしょう。

おそらく、レベルが上の人対象のクラスなんでしょうね。

教えてくれるのが、ジョンギョンだと聞き、躊躇したソンア。

でも、やると答えました。

ジュニョンが気まずくないかと聞きました。

「あなたへの気持ちも重要ですが、バイオリンももっと上手になりたいんです。今大事なのは大学院の入試です。」

と、ソンアは答えました。

 

ジョンギョンがジュニョンに伴奏を依頼しに来ました。ソンアの存在など見えないような言い方です。

「嫌だ。君の伴奏はしない。」

即答しました。


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