ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

尾瀬のマイナーコースを歩いて来ました――3日目

2013年05月15日 | 雪山/尾瀬

2013/5/5  今日は下山の日、前日、前々日以上に気楽な朝。

005
▲テントの中から日の出が眺められます。テントの前には大清水平の純白の広がり。風もなく暖かく、雪山なのにほっとする朝です。5:15ころ。

008
▲朝日が昇って来ました。見えている足跡はみんな僕の足跡です。5:17ころ。

010
▲雪原の雪の結晶に朝日が当たってキラキラと輝いています。よ~く見ると、七色に輝いているのです。5:18ころ。

014
▲朝使う水を汲みに来ました。水場を手前にして僕たちのテントを写しました。5:57ころ。

015
▲水汲みついでにS子も大清水平を散策。S子は登山靴ではなくてテントシューズ(象足)のまま。6:03ころ。
写真を見て初めて気付きましたが、影の幅がまるで違いますね?

016
▲湿原の北側のダケカンバ(?)林。6:04ころ。

017
▲この凹部ももっと融けていたら水場になっていたでしょう。でも、柔らかくて優しげなカーブです。6:06ころ。

020
▲時間もたっぷりありますし、風もあまり吹いていませんから、テントを乾かしました。湿っているだけでも、ずいぶんと重くなりますから。7:57ころ。
朝食は簡単に済ませました。残り物の豚汁とフリーズドライのお粥です。今日はあまり歩かないので、お粥のカロリーはお握り半分と同じくらいです。二日間持って歩くので、軽量化を優先させてもらいました。でも、味は良かったですね。

025
▲テントを乾かし始めてから約1時間後に出発と言うのも、不思議なパーティーですね。徹底的にのんびりパーティーです。
歩き初め、大清水平の反対側(東側)からの風景です。こちらからは燧ケ岳がよく見えるのですね。8:56ころ。
まだ僕たちが天場にいるころ、6人前後のパーティーが反対側から清水平を横切って行きました。これから皿伏山~白尾山~アヤメ平~鳩待峠を歩くツアーなのだそうです。空身だと1日で踏破可能なコースですね。でも、今回のようにのんびり歩くのもいいものです。

027
▲大清水平から尾瀬沼までのコースタイムは無雪期で15分です。僕たちは倍の30分ほどかかりました。気温が高く、雪も腐れ始めて、歩きにくかったせいもあります。でも、尾瀬沼まですぐ近くとは言え、どこを歩いても同じような地形で、ルートが分かりにくかったのが大きな理由でしょう。途中、コンパスを出して、尾瀬沼への方角だけは間違えないようにと歩きました。
写真は、前方に尾瀬沼が見え始めた時です。9:20ころ。

031a
▲尾瀬沼湖畔に佇むふたり。S子とK嶋さん。今年は沼の中央部分もまだ氷が融けていません。9:30ころ。

033
▲それでも岸に近い部分では少し融けかかっているところも。9:35ころ。

037
▲登山者が休憩しているあたりが三平峠。10:16ころ。

038
▲写真中央に見える山はおそらく白尾山だと思います。その左の笠のような山が荷鞍山でしょう。昨日、白尾山の右の稜線を歩いていたのですね。10:32ころ。

042
▲途中の水場に降りて来ました。写真の左外に水場はあるのですが、冷たくて美味しい水でした。10:54ころ。
ここまでの登山道は雪の消え具合が中途半端でなかなかに嫌らしい下りでした。バランスを崩して少しでも滑落すると大変な事態になりそうでした。

045
▲この三平橋で登山道は終了です。ここからは林道を歩きます。安心ですが、つまらなくて意外と肉体にこたえるのが林道歩き。11:24ころ。

046
▲もくもくと林道を歩く二人。11:54ころ。

047
▲やっと大清水に到着しました。12:35ころ。

048
▲大清水でバスに乗り、戸倉で降りてお風呂に入りました。2009年4月にオープンした「尾瀬ぷらり館」です。料金は500円。無色透明のアルカリ泉でちょっとヌルヌルしていますから「美人の湯」系でしょうね。加温することはあるかもしれないと記されていましたが、加水や循環はしていないそうです。13:19ころ。
鎌田の温泉にも入ったことがあるのですが、周辺の食堂がいまいちでした。沼田駅周辺は食堂はあるのですが、温泉が遠い。それで結局、戸倉で早めに汗を流す方がいいということに落ち着いたのです。
もうひとつ先のバス停で下車しても、「かもしか村」という名のところがあって、一ヶ所で温泉にも入れ、食事も出来ます。

050
▲温泉で汗を流したら、食事です! 一昨年この「健太」さんに初めて入ったのですが、気に入りました。その時はバスの切符売り場の人から「気が向かないと店を開ける人じゃぁないよ」と聞かされていました。今年も「つい先日までは店を開けるつもりじゃぁなかった」そうですから、開いていたのはラッキー! 旦那さんの母親の介護で大変な最中なんだそうです。
あれやこれやで、出せる料理は書かれてあるメニューのごく一部。蕎麦は出来るけれど、ご飯ものは無理。それでも、山野から摘んで来たばかりの山菜てんぷら盛り合わせをはじめ、カツ丼のご飯抜き(カツレツの玉子とじ)等も出して下さり、地酒をぐびぐびやりながら大満足!
打ち上げを終え、戸倉発16:02のバスで沼田駅へ向かいました。写真も16:02ころ。

今年のGW山行は終了しました。僕が膝を痛めていたりしたので、力を出し切った山行からは程遠いものがありますが、こういうレベルでも楽しさは十分にあります。
尾瀬周辺の春山では、赤倉岳のリベンジをしたいと思いますし、平ヶ岳への途中、大白沢池でテントを張りたいとも思っています。燧ケ岳にもこの季節に登頂したいと思っていますしね。何回も通った地なので、愛着も湧いて来ているのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 尾瀬のマイナーコースを歩い... | トップ | まったく岩登り初めてのS村... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雪山/尾瀬」カテゴリの最新記事